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1/16【DRAGON GATE】シュンが若手トーナメント制覇 同期・Ben-Kに一騎打ち要求

 『OPEN THE NEW YEAR GATE 2019』後楽園ホール大会が16日、行われ、若手トーナメントをシュン・スカイウォーカーが制覇。自信をつけたシュンはすでにタイトル戦線で活躍する同期・Ben-Kに一騎打ちを要求し、2・5後楽園での対戦が決定した。

 第5試合では、若手の現時点における格付けを決めるべく組まれたトーナメント戦の決勝が行われた。ドラゴン・ダイヤ、吉岡勇紀を破って勝ち上がってきたシュンと、シード枠から準決勝でU-Tを下した石田凱士が激突した。

 序盤から激しいシーソーゲームに。シュンはロープ上を歩いてからのケブラーダを見舞って流れを掴むと、「俺が行くぞ!」と絶叫する。エプロンでの打撃戦は石田が制し、場外に転落したシュンは強烈なランニングローキックをもらってしまったが、続くトペスイシーダをキャッチすると、アシュラ(変型エメラルドフロウジョン)を場外でズバリ。決定機を掴んだ。

 粘る石田も雪崩式ハイクラッチジャーマンで逆襲。シュンが丸め込みを連発しても何とか切り抜けると、ジャーマンスープレックス、ハイキック、タイガースープレックスの波状攻撃で勝負に出た。シュンはこれをギリギリでキックアウト。ジャンピングハイキックに被弾しても、すぐさま二段蹴りを突き刺して押し返す。続くアシュラは石田がカウント1でキックアウトしたものの、シュンは間髪入れずにもう一発アシュラを繰り出すと、最後はスカイウォーカームーンサルトで勝負あり。シュンが若手トーナメントを制した。

 試合後、シュンは「この大会を通して、自分だけじゃなく、若手全員が皆様から注目していただける試合ができたことを嬉しく思います。でも、俺は、俺だけはここがゴールじゃない。俺には実績の飛び抜けた同期がいます。そいつを倒さないと、俺はこれ以上、前に進めない」とすでにタイトル戦線で活躍しているBen-Kをリングに呼び出し、「Ben-K、俺はずっとお前を追いかけてたよ。はっきり言うぞ。来月の後楽園で俺とシングルマッチやれ!」と要求。Ben-Kも承諾し、2・5後楽園での対戦が決定的となった。

 また、第3試合では吉岡とU-Tによる3位決定戦も行われた。得意のジャベで右腕、脇腹に集中攻撃を見舞ったU-Tは、反撃に転じた吉岡のダイビングボディプレスにヒザを突き立てて、さらに脇腹へのダメージを蓄積させる。そして、総仕上げとばかりにビエンジャベへ。しかし、耐え抜いた吉岡は、なおもビエンジャベにこだわるU-Tを巧みに丸め込んで3カウントを奪取。3位に入賞した。

 休憩前の第4試合では、勢いに乗るREDとMaxiMuMの全面対決が組まれた。ドリームゲート王者のPAC、ツインゲート王者のビッグR清水&Ben-K、トライアングルゲート王者のKAZMA SAKAMOTO(パートナーは吉田隆司&神田裕之)とREDはタイトルホルダーが勢揃い。MaxiMuMの吉野正人&土井成樹&ドラゴン・キッド&ジェイソン・リーは後手に回る。それでも何度かチャンスを掴んだものの、最後はジェイソンが清水の砲丸投げスラムに沈んだ。

 勢いをまざまざと見せつけたREDだったが、試合中に清水のショルダータックルとラリアットがBen-Kに誤爆。試合後、清水だけをリングに残し、ぶ然とした表情のBen-Kをはじめ、他のメンバーは先にバックステージへと消えていき、不穏な空気が立ちこめた。

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