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1/28【新日本】タイチが内藤を場外葬「三つ指ついて謝る準備しておけ」

『Road to THE NEW BEGINNING』東京・後楽園ホール(2019年1月28日)
イリミネーションマッチ=○タイチ&鈴木みのる&ザック・セイバーJr.&金丸義信&エル・デスペラードvsEVIL&SANADA&BUSHI&鷹木信悟&内藤哲也×

 タイチが急所蹴りからのジャンピングハイキックで内藤を場外葬。イリミネーションマッチを制した。試合後、タイチは内藤のみならず、ロス・インゴ軍のファンにも舌鋒を向け、「てめえらよ、内藤と一緒に『今までタイチさん、ガタガタ言ってすいませんでした』って三つ指ついて、俺に謝る準備しておけよ」と言い放った。

 2・3札幌ではIWGPインターコンチネンタル選手権試合「(王者)内藤vsタイチ(挑戦者)」、IWGPタッグ選手権試合「(王者)EVIL&SANADAvs鈴木&ザック(挑戦者)」、IWGPジュニアタッグ選手権試合「(王者)BUSHI&鷹木vs金丸&デスペラード(挑戦者)」と、ロス・インゴ軍vs鈴木軍の図式で3つのタイトル戦が組まれている。今宵のメインイベントはそのトリプル前哨戦として5対5のイリミネーションマッチ(オーバー・ザ・トップロープあり)が行われた。

 1・5後楽園でタイチは内藤をIC王座のベルトで殴り飛ばし、ブラックメフィストでKO。王者から3カウントを奪い取って、実力行使でIC王座挑戦に繋げた。1・21後楽園でもタイチは金丸&デスペラードとともに無法乱入。ロス・インゴ軍の試合をぶち壊しにすると、ベルト攻撃からのブラックメフィストでまたも内藤をKOした。

 ここまで鈴木軍の暴走ばかりが目立つ中、迎えたトリプル前哨戦。またも鈴木軍の勢いが際立つ展開に。内藤にも集中砲火。鈴木とザックは両手両足の関節を次々と極めていくと、タイチは寝そべってそれを見物した。

 それでも内藤が反攻すると、代わったSANADAが奮戦。SANADAのSkull End狙いと鈴木のスリーパー狙いが激しく交錯する。SANADAはゴッチ式パイルドライバーを担ぎ上げて切り抜け、戦いはロープ際に移行。激しい競り合いの末、2人は同時に場外に転落して脱落に。その後もSANADAと鈴木は場外乱闘でやり合った。

 ジュニアタッグ戦を控える4選手も火花を散らす。連係攻撃に手を焼いた鷹木がパンピングボンバーをぶち込んで、デスペラードをオーバー・ザ・トップロープに追いやる。だが、脱落したデスペラードが介入すると、金丸がエプロンの鷹木にBUSHIの体を投げつけてお返し。鷹木も敗退となった。負けじとBUSHIはブシロールで金丸から3カウントを奪い取ったものの、ザックの関節技に捕まってあえなくギブアップ。ジュニア勢は姿を消し、残るはタイチ&ザックと、内藤&EVILとなる。

 ここでアクセルを踏んだEVILは串刺しラリアット、フィッシャーマンバスター、ダークネスフォールズとザック相手にラッシュ。必殺のEVILの構えに。これを読んだザックは卍固めに捕獲。粘るEVILはザックをエプロンに投げつけたものの、左腕を絡め取られて自分もエプロンに連れ出されてしまう。その後も執拗な腕攻めにもん絶したEVILだったが、サミングで強引に脱出。場外に飛び降りながら捨て身のEVILを繰り出してザックをエプロンに叩きつけ、2人は同時にオーバー・ザ・トップロープとなった。

 ここから内藤とタイチの一騎打ち状態に。内藤はエルボー、タイチはローキックで打撃戦を繰り広げた。丸め込み合戦から、内藤がスパインバスターやジャンピングエルボーでリズムを掴む。そして、ランニング式デスティーノを狙って飛びつくも、踏ん張ったタイチはここから暴走。海野レフェリーを内藤に投げつけて無法地帯を作り上げると、これまでの試合と同様にIC王座のベルトを奪い取り、内藤に向かって突進した。

 これを延髄斬りで振り払った内藤は、自らもベルトを掴むが、意識を取り戻した海野レフェリーがそれを奪い取る。ベルトをセコンドに渡そうと海野レフェリーの注意が離れた瞬間、タイチは内藤に急所蹴りをズバリ。内藤をエプロンに追い詰めると、ジャンピングハイキックを2連続でぶち込み、場外に蹴落とした。

 タイチの1人残りでイリミネーションマッチは鈴木軍に凱歌。意気揚々とマイクを持ったタイチは、股間を押さえて場外で倒れる内藤に対し、「おい、内藤。どうした? そんなところ押さえたりしてよ。大してデカくもねえくせに痛がっちゃってよ。お前は札幌までちゃんと生かしといてやるから安心しろよ」とせせら笑った。

 そして、客席に視線を移したタイチは「その代わり、札幌の試合後はよ、内藤、そして世界一マナーの悪いクソハポンファンども。てめえらよ、内藤と一緒に『今までタイチさん、ガタガタ言ってすいませんでした』って三つ指ついて、俺に謝る準備しておけよ」と内藤だけでなくロス・インゴ軍ファンもこき下ろす。

 「お前ら、ハポンファンはバカだからもう1回言ってやろうか? 何回言ってもわからねえもんな。お前らはバカだから。あとでもう1回ちゃんと見直して、俺がなんと言ったか勉強してくれ。じゃあな、アディオス」と締めくくったタイチは、バックステージでも「冬の札幌…。いつだったかの藤原喜明以来、何も起きてねえな。これといったものは。何年ぶりだ? 調べたのか? 何年ぶりにあれ以上のことが起こるかもな。楽しみにしとけよ」とニヤリ。さらなる暴挙を予告した。

【タイチの話】「弱くなっちゃったな。内藤はじめハポンファン、ハポン軍。お前らどうした? 俺が怖くて、今までどうした? 俺に言ってた『死ね』とか『殺すぞ』とか『消えろ』って言ってた勢いどこにいったんだよ? 連日連日、俺の前にハポン軍が敗れ去るのを見て、言えなくなってきたか、いよいよ。札幌の試合はもっと言えなくなるんじゃねえの? 謝るなら今のうちだぞ。許してやるよ。俺は優しいからよ。いつだって許してやるよ。まずは誰だ? (スポーツ新聞の記者に対して)お前からか? お前、内藤と仲いいだろ。いっつもファミレスで飯食ってよ。てめえからか、まず。謝れよ、コノヤロー。いいよ、2・3のあとでいいよ。それまで生かしといてやるよ。冬の札幌…。いつだったかの藤原喜明以来、何も起きてねえな。これといったものは。何年ぶりだ? 調べたのか? 何年ぶりにあれ以上のことが起こるかもな。楽しみにしとけよ。アディオス、カブロン」

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