2/3【新日本】因縁の金丸&デスペラード返り討ち BUSHI&鷹木がジュニアタッグ王座V1

『THE NEW BEGINNING in SAPPORO〜雪の札幌2連戦〜』北海道立総合体育センター・北海きたえーる(2019年2月3日)
IWGPジュニアタッグ選手権試合=○鷹木信悟&BUSHIvsエル・デスペラード&金丸義信×

　因縁の金丸&デスペラード組を返り討ちにして、BUSHI&鷹木がジュニアタッグ王座初防衛を果たした。

　1・4東京ドームで両チームと“RPG 3K"SHO&YOHがIWGPジュニアタッグ王座を懸けた3WAY戦で激突。鷹木がSHOを短期決戦で下し、ロス・インゴ軍にベルトが移った。しかし、直接勝敗に関わらなかった前王者の金丸&デスペラード組が決着戦を要求。そこで札幌2連戦・2日目でのタイトル戦が決定した。

　前哨戦では連日火花を散らし、遺恨も激化。1・30仙台ではBUSHIとデスペラードがマスクを奪い合うまで感情的になっていた。今日のタイトル戦でも、序盤から2人はマスク剥ぎを狙っていく。キレたBUSHIがドロップキックでアゴを射貫き、王者組がデスペラードに集中砲火を浴びせた。

　場外戦から鈴木軍が得意の混戦に持ち込むも、鷹木は規格外のパワーで試合を立て直す。序盤戦で攻め込まれた左ヒザを攻撃されると動きが鈍るが、それでもパンピングボンバーをデスペラードに振り抜くと、代わったBUSHIがミサイルキックをぶち込み、合体バッククラッカーもさく裂。王者組が先にチャンスを掴んだ。

　一気にリベリオン(合体コードブレイカー)の構えに入るが、金丸が飛び込んで阻止。逆に挑戦者組がバックドロップ&ドロップキックで鷹木を排除すると、BUSHIには金丸の串刺しラリアット、デスペラードのスパインバスター、金丸の顔面低空ドロップキック、デスペラードのギター・ラ・デ・ムエルタが立て続けに火を噴き、ベルト奪還の好機に持ち込んだ。試合を決するべくデスペラードはピンチェ・ロコの構え。こらえられると、激しいビンタの打ち合いに。デスペラードはナックルパートを突き刺したが、BUSHIはネックスクリューで何とか窮地から脱した。

　代わってリングに飛び込んだ鷹木だが、足のダメージを引きずり、やはり動きが鈍い。そこを金丸の低空ドロップキックで攻められて倒れ込んでしまう。鷹木は強引にパンピングボンバーを狙うが、金丸は浅見レフェリーを盾にして阻止。トルネードDDT、ムーンサルトプレスで追い詰め、ディープインパクトへ。

　鷹木はこれをキャッチし、水車落としでぶん投げる。さらに、ハイクラッチ式ジャーマンもお見舞い。力技で活路を開くと、デスバレーボム、熨斗紙と猛攻に出た。そして、パンピングボンバーをフルスイングで叩き込む。

　勝負あったかと思われたが、デスペラードが浅見レフェリーを場外に引きずり落としてカウントを妨害。無法地帯になったところでパイプイスを持ち込み、鷹木を痛打する。しかし、BUSHIがそのイスを奪い取って、デスペラードを殴り飛ばすと、楯代わりにして金丸のウイスキー噴射をガードし、黒い毒霧でお返し。トペスイシーダでデスペラードを場外に分断する。毒霧で視界を失った金丸に鷹木がパンピングボンバーを連発。金丸はフォールを返して執念を見せたものの、最後はBUSHIとの合体技・リベリオンが火を噴いて、鷹木が3カウントを奪い去った。

　収まらないデスペラードが初防衛を果たした王者組に襲いかかるも、BUSHIはコードブレイカーで黙らせる。さらに、デスペラードのマスクを剥ぎ取って憂さを晴らした。