2/3【新日本】棚橋が連日の屈辱…ジェイがブレードランナーでKO

『THE NEW BEGINNING in SAPPORO 〜雪の札幌2連戦〜』北海道立総合体育センター・北海きたえーる(2019年2月3日)
○ジェイ・ホワイト&バッドラック・ファレ&チェーズ・オーエンズvs棚橋弘至&オカダ・カズチカ&YOSHI-HASHI×

　ジェイがブレードランナーで棚橋をKO。逸材に連日の屈辱を味わわせた。

　2・11大阪でIWGPヘビー級選手権試合「(王者)棚橋vsジェイ(挑戦者)」、スペシャルシングルマッチ「オカダvsファレ」が控えており、両軍は連日前哨戦で激突している。ここまでジェイたちBULLET CLUBの勢いばかりが目立ち、昨日(2日)の札幌大会では棚橋が右ヒザを攻められ、ジェイの変型裏足4の字固めに屈辱のギブアップ負け。ジェイはこの技をTTO(タナハシ・タップ・アウトの略)と名付けてあざ笑った。

　この日はオカダ&YOSHI-HASHIと組んで、ジェイ&ファレ&オーエンズ組と対戦。前日の雪辱を果たそうと、まずは棚橋&オカダ組がアグレッシブに動いた。オカダはファレの攻撃を連続してオーエンズに誤爆させると、棚橋もジェイを強烈なビンタで張り倒す。

　しかし、棚橋がジェイに右ヒザを攻められると、流れはBULLET CLUBに傾く。ファレやオーエンズもヒザに集中攻撃。棚橋は何度も苦もんの表情を浮かべた。それでも闘志は消えず、控えに回ったジェイに何度も飛びかかると、ドラゴンスクリューでやり返して北海道のファンを沸かせた。

　オカダもファレの巨体をボディスラムで投げ飛ばすなどして奮戦。それに続こうと、YOSHI-HASHIもジェイにヘッドハンター、バンカーバスターなど得意技を連発したが、BULLET CLUBのセコンド・外道の介入を受けると、一転してピンチに。棚橋とオカダが救出に駆けつけると、YOSHI-HASHIはカチ上げ式ラリアット、変型フィッシャーマンバスターとジェイに畳みかけてあわやの場面を生み出した。場内が沸騰したものの、しのいだジェイはスリーパースープレックスをズバリ。グラウンドドラゴンスクリューからYTO(ヨシハシ・タップ・アウトの略。TTOと同型)に捕獲し、棚橋の眼前でギブアップを奪い取った。

　試合が決しても手を離さずに絞め続けたジェイは、救出に飛び込んできた棚橋をブレードランナーでKO。連日の屈辱を味わわせると、奪い取ったIWGPヘビー級王座のベルトを肩にかけて、自分が王者だと言わんばかりに勝ち誇った。