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2/4【全日本】岩本とTAJIRIが対戦拒否? 初出場・吉岡と力は世界ジュニアに照準 『2019 Jr.BATTLE OF GLORY』直前会見

 『2019 Jr.BATTLE OF GLORY』(2月7日開幕)へ向けた会見が4日、神奈川・横浜市の全日本事務所で行われ、出場11選手(未来日のフランシスコ・アキラのみ欠席)が出席。同じAブロックとなった世界ジュニアヘビー級王者・岩本煌史とTAJIRIが対戦拒否の構えをみせ、吉岡世起はリーグ戦優勝の先に世界ジュニア獲りを描いた。また、リーグ戦初体験となる力もかつて父・百田光雄が巻いた世界ジュニアのベルトを見据えて「全勝優勝」を誓った。

 今年もジュニアの季節がやってきた。ジュニアヘビー級の頂点を争うリーグ戦が2・7後楽園大会で開幕する。3日前となったこの日、欠席となったアキラを除く出場11選手が出席しての直前会見が行われ、リーグ戦へ向けた意気込みを語った。

 Aブロックにエントリーした世界ジュニア王者・岩本は2年ぶり2度目の優勝、そして王者としての優勝を狙う。そこで目指すのは確固たる全日ジュニアの頂点の座。「挑戦表明してくる選手っていうのがたぶん優勝するとなくなる。自分から指名してどんどんやりたい選手とやっていこうかなというのがありますね」と優勝後の防衛ロードを描いている。

 その中でネックとなるのが終盤の2・17博多大会で組まれているTAJIRIとの対戦だ。昨年のジュニアリーグ戦でも同ブロックとなった両者はこれをきっかけに意気投合。ひと夏のかげろうを結成し、8月のジュニアタッグリーグ戦に優勝した。と同時に解散したものの二人の絆は不変だ。岩本が「一番戦うのが嫌だなというか戦いたくない」と拒絶反応を示せば、TAJIRIも同じ思いで「今、おんなじこと先に言われちゃったんですけど、岩本君とやりたくないです正直言って」とキッパリ。二人は「触れたくない。もしかしたら触れずに試合するかもしれない」(岩本)、「触れないで終わりたい」(TAJIRI)と口を揃えた。

 唯一2度の優勝経験を持ち、しかも連覇を達成(2014年、2015年)している鈴木鼓太郎は壮大なプランを描いて4年ぶり3度目の優勝を狙っている。それは全日本とノア両団体でジュニアの頂点を極めることだ。開幕戦の2・7後楽園大会では世界ジュニア王者・岩本と対決。ジュニアリーグ優勝戦が行われる2・24横浜文体と同日となるノア後楽園大会では小川良成と組んでGHCジュニアタッグ王者・大原はじめ&熊野準への挑戦が決まっている。鼓太郎は「7日でチャンピオンに勝って、そのまま決勝に上がる。24日の午前中にノアでGHCジュニア(タッグ)を獲って、午後の全日本でリーグ戦を優勝する。そのまま世界ジュニアに挑戦してベルトを獲る」と自信満々に青写真を披露した。

 Bブロックは初出場となる二人の外敵が注目される。WRESTLE-1から参戦する吉岡はすでに[#STRONG HEARTSとして全日本ジュニアに刺激をぶち込む」と宣言しているが、「個人的にはこのリーグ戦優勝して世界ジュニアを巻きたい」と全日ジュニア完全制覇に照準を定めた。かつて全日本に在籍したこともある吉岡にとって、世界ジュニアは「僕のプロレス人生の人生プランの中に入ってたんで、そのベルトを獲りたいという気持ちはずっとありました」と思い入れが強く、「今回いいチャンスもらえたんで、獲りにいきます」と宣言した。

 力はデビューから5年2ヵ月でプロレスラー人生初となるリーグ戦に挑む。「連戦ですから次の試合にダメージを残さないように、しっかり自分の体を守りつつ勝ち残っていきたいと思います」と見据えた力にとって最大の武器はやはりセーバーチョップ。加えて「自分が対戦を楽しみにしている青木選手、佐藤選手との試合では、桜庭(和志)さんや柴田(勝頼)さんから教わった技術も使っていけたら」と総合格闘技のテクニックも投入するつもりでいる。同席した父・百田光雄から「試合結果も大事だけど、それ以上にプロである以上は、お客さんに喜ばれるというか、アピールある試合をしてもらえれば」とエールを送られた力は、「昔、父が巻いていた世界ジュニアのベルトが生涯の夢ですので、その道をつなぐためにもこのリーグ戦で全勝優勝を目指したいと思います」と親子2代の戴冠を視野に誓った。

 ほかにも丸山敦がリーグ戦へ向けた新必殺技として改良型バズソーキックの存在をちらつかせれば、ヘビー級への対抗意識を燃やす佐藤光留は今大会を制し、ジュニア代表としてチャンピオン・カーニバルに出場するプランを披露。ブラック・タイガーVIIは「俺の頭の中は百田光雄さんしかない」とリーグ戦に出場しない百田を必要以上に意識していた。各々が思惑を抱いて臨むジュニアリーグ戦はもうすぐ幕を開ける。


☆『2019 Jr.BATTLE OF GLORY』

[出場選手]
▼Aブロック
・岩本煌史
・岡田佑介
・丸山敦
・TAJIRI
・鈴木鼓太郎
・フランシスコ・アキラ
▼Bブロック
・青木篤志
・佐藤光留
・ブラックめんそーれ
・ブラック・タイガーVII
・力
・吉岡世起

【Aブロック会見の模様】
――リーグ戦に向けての意気込みを

▼丸山「今回、出るにあたって、ちょっと付け焼刃の新必殺技を考えてきましたので。自ら新必殺技のことを話す気にはなれないんで、聞かれない限り答えないです」

――同ブロックの注目選手は?

▼丸山「全選手、勝ったことがない選手ですね。なんでこの人をマークしてるというのは特になく、一戦一戦が勝負だと思ってます」

――決勝に上がったら、Bブロックで戦いたい選手は?

▼丸山「昨日2月3日でようやく厄が明けまして、向こうのブロック、私の読みが正しければ、厄が明けたであろう選手がいますので。ブラック・タイガーVII、この人とも決勝で当たるだろうと確信しております」

――リーグ戦に向けての意気込みを

▼岩本「今回チャンピオンとして初めて出場するという形で出ますので。毎回、結構チャンピオンじゃない人が優勝して挑戦者になって世界ジュニア挑戦ということになってますので、挑戦者決定リーグ戦のような形にならないようにチャンピオンの僕が優勝したいと思います」

――同ブロックの注目選手は?

▼岩本「注目というよりは、一番戦うのが嫌だなというか戦いたくないのはTAJIRIさんですね」

――決勝に上がったら、Bブロックで戦いたい選手は?

▼岩本「先ばっかみすぎても同じリーグで強敵ばかりなので、まだ考えられないというのが正直なところですね」

――リーグ戦に向けての意気込みを

▼TAJIRI「意気込み特にありません。俺はいつも極上のことをやってる自信が、自覚がありますので、今日もいつも通りの格好で来ました。あえて特別なことはしません」

――同ブロックの注目選手は?

▼TAJIRI「今、おんなじこと先に言われちゃったんですけど、岩本君とやりたくないです正直言って。やめようか?」

▼岩本「(笑)」

▼TAJIRI「当日は行かないで、どっか飲みに行って。やりにくいことやなぁ」

――決勝に上がったら、Bブロックで戦いたい選手は?

▼TAJIRI「僕はですね、ブラックめんそーれと決勝戦いたいですね。ここ数年あんまりいつも変わったことが起きないんで。だから誰もがビックリすると思うんですよ、ブラックめんそーれが決勝まできたら。僕自身もビックリしちゃう。そういう新しい光景を何か作れないかなって。それには彼が決勝にくるのが一番のような気がしますね」

――リーグ戦に向けての意気込みを

▼岡田「岡田です。このジュニアリーグ、去年から出場させていただいてますけど、去年はこのリーグでレスラー人生で初めての勝利を挙げた思い出深い大会でもあるんで、今年もそれぐらい、このリーグ戦をきっかけに自分が上昇気流に乗れる大会にしていけたらなというふうに思ってます」

――同ブロックの注目選手は?

▼岡田「やっぱり世界ジュニアチャンピオンの岩本さんとは自分のリーグ戦の初戦なんで。1月2日、自分自身ふがいないタイトルマッチだったんで、このリーグ戦で違うものを出せればなというふうに思っております」

――決勝に上がったら、Bブロックで戦いたい選手は?

▼岡田「当たりたいというのはちょっとアレなんですけど、同じEvolutionの青木さんか光留さんが絶対決勝戦上がってくると思うんで、そこに自分が何とか食い込めるようにいきたいなと思ってます」

――リーグ戦に向けての意気込みを

▼鼓太郎「俺のやりたいことは決まっていて、7日でチャンピオンに勝って、そのまま決勝に上がる。24日の午前中にノアでGHCジュニアを獲って、午後の全日本でリーグ戦を優勝する。そのまま世界ジュニアに挑戦してベルトを獲る。これが俺の描いた絵ですね」

――同ブロックの注目選手は?

▼鼓太郎「言った手前、チャンピオンですね。倒さないと意味ないんで」

――決勝に上がったら、Bブロックで戦いたい選手は?

▼鼓太郎「誰でもいいです。勝つだけなんで。やってみたいのは百田力ですかね。(決勝に)こないでしょうけど」

――岩本選手とTAJIRI選手は戦うのは避けられないと思うが、楽しみな部分もあるのでは?

▼岩本「何ていうんですか。戦わなくちゃいけないっていうのがあって、触れたくない。もしかしたら触れずに試合するかもしれない」

▼TAJIRI「同じ感覚ですね。触れないで終わりたいですね。えぇ」

――王者として出場する岩本選手にとって、TAJIRI選手と戦えば組んだ時とはまた違った試練になるのでは?

▼岩本「そうですね。実際、TAJIRIさんと距離がグッと近づいたのが去年のJr.BATTLE OF GLORYの最終戦ですね。大阪の試合が終わってからグッと近づいたので、そういう意味ではまた今年も同じリーグというのは何かあるのかなという気持ちはありますね」

――鼓太郎選手は今後も全日本とノアを股にかけて両方の頂点を狙うと?

▼鼓太郎「そうですね。今それができるのは俺ぐらいしかいないんで。自信? あります」

――力選手の名前を口にしていたが、どのあたりが気になる?

▼鼓太郎「いろんなタイプと試合してきましたけど、キャリアも積んできたつもりですけど、一番イメージが沸かないかなと。未知な部分が多すぎるのが力君以外出てこないですね。おいしく料理する自信はあります。まぁ(決勝に)こないでしょうけど」

――丸山選手、先ほど聞かれない限り答えないとのことなので聞きますが、新必殺技があると?

▼丸山「聞いてくれますか。よかった。司会の方に聞いてもらえないんで、泣く直前だったんですけど、新必殺技ですね。今回出るにあたって、ぶっちゃけバズソーキックなんですけど、ジャンプしたり回転を加えたりすることによって威力を上げていくと。ウォーズマンが取った方式を採用しまして。人の頭を80キロ以上の人間が思い切り蹴ってるんで、当たれば間違いなく決まると思います。でもね、しょせんは付け焼刃なんで出さないですよ。ただ、こういうのもあるよって言っとけば、え? これくるかもしれんのちゃうん? っていうので、ちょっと僕が試合前の段階で有利になる。このために私は必殺技を公開します。でもここまで言っちゃうと全く意味ないんですけどね。誘導尋問じゃないですか!」

――聞かれれば答えるとのことでしたので…。

▼丸山「じゃあしょうがねぇ。そういう感じの新必殺技です」

――岡田選手は2年連続出場ということで、この一年間の進化をみせるために去年以上の結果が求められるが?

▼岡田「去年は自分、途中で5ヵ月ほど欠場というのがあって、その途中にJr.TAG BATTLE OF GLORYも開催されて、2018年本当に悔しい一年だったんで。毎シリーズ毎シリーズ違うことを考えてやっていかないといけないんですけど、なかなかシングルで当たる選手というのもどんどん減ってきてしまってるんで、こういういいきっかけ、いいシリーズだと思うんで、これを皮切りにさっきも言いましたけど上昇気流に乗れればなと思ってます」

――1・2後楽園の世界ジュニア挑戦を自らふがいないと言っていたが、初のタイトルマッチで得るものもあったのでは?

▼岡田「ふがいないって一番感じたのは自分の持ち味というか、自分が思ってるスタイルというのはガンガン、ガツガツいったりとかというのがあったと思うんですけど、それをあの試合で全然出せなくて、緊張もあったんですけど。まずは素の自分というか自分の持っているスタイルというのをどこまで貫き通せるかというのが大事だと思うんで、このリーグ戦はそこを突っ走っていきたいと思ってます」

――岩本選手は今回王者として優勝し、全日本ジュニアのトップというものを確立させたい?

▼岩本「そうですね。ホントに今言ってもらった通りにしたいというのがやっぱり強くて、みてる限りチャンピオンがそのまま決勝上がって優勝というのはあまりみたことがないというのもありますし、自分が今チャンピオンベルトを持っていて、それができるのは自分だけなんで、それは成し遂げたいことだと自分の中で思ってます」

――優勝した先、全日本ジュニアをどのようにしていきたい?

▼岩本「挑戦表明してくる選手っていうのがたぶん優勝するとなくなる。自分から指名してどんどんやりたい選手とやっていこうかなというのがありますね」


【Bブロック会見の模様】
――リーグ戦に向けての意気込みを

▼めんそーれ「シャー! 意気込み? そりゃあもちろん優勝だろ! オイ、このブラックめんそーれのシャー!がこのリーグ戦、大爆発するぞ。シャー!」

――同ブロックの注目選手は?

▼めんそーれ「普段見慣れない選手もいる。吉岡世起。シャー!を知らずに全日本のリングに来たことを後悔させてやる。そしてシャー!! お父さん同行で授業シャーん観じゃないんだぞ。オイ、シャー!はパワーには負けない。シャー! シャー!」

▼力「パワー!」

▼めんそーれ「シャー!」

▼力「パワー!」

▼めんそーれ「シャー!」

――決勝に上がったら、Aブロックで戦いたい選手は?

▼めんそーれ「俺は厄の落ちたという丸山敦の強さを決勝で感じて、そして俺が覇シャー!となり、丸山敦もブラックにしてやる。シャー!」

――リーグ戦に向けての意気込みを

▼青木「リーグ戦出る以上はやっぱり優勝あるのみ。それのみです」

――同ブロックの注目選手は?

▼青木「同じブロック、注目する選手たくさんいますけど、何かさ、マスクかぶり始めた時はシャーとか言ってなかったのにさ、突然何か知らないけど何か言い出したりさ、こういうブレた奴は僕、大嫌いだから」

▼めんそーれ「シャー!」

▼青木「うるさい。あとはね、やっぱ光留さんも同じチームでパートナーとしてずっとやってきてるけど、実力はもちろんわかってるし、一番気をつけないといけないかなと思います。吉岡選手も力選手もシングルは初めてなんで、そこらへんは気をつけないといけないです。あと一番怖いのはブラック・タイガーVII選手ですね。なので全員とにかく当たる時は気を引き締めてやるつもりです。誰がというのはありません。優勝あるのみです」

――決勝に上がったら、Aブロックで戦いたい選手は?

▼青木「やってみたい相手はいないです。さっきも僕、後ろでずっとAブロックの会見聞いてたけど、クソ面白くなかったんで興味なくなりました。Bブロック優勝したら優勝できると思ってるんで」

――リーグ戦に向けての意気込みを

▼佐藤「全勝優勝して、Jr.BATTLE OF GLORYチャンピオンとしてチャンピオン・カーニバルを目指します」

――同ブロックの注目選手は?

▼佐藤「3強3弱なんで、どれが3強か3弱かは見てる人が選んでもらって。その3強だけです」

――決勝に上がったら、Aブロックで戦いたい選手は?

▼佐藤「向こうの選手、初対決というのがほぼないんで、フランシスコ何とかだけなんで。全勝優勝するためには決勝戦で負けたら、こっちで何回勝とうと一緒なんで。誰でもいいです。このリーグ戦勝つためだけに今生きてますから」

――リーグ戦に向けての意気込みを

▼力「よろしくお願いいたします。自分は全日本プロレスさんで昔、父が巻いていた世界ジュニアのベルトが生涯の夢ですので、その道をつなぐためにもこのリーグ戦で全勝優勝を目指したいと思います」

――同ブロックの注目選手は?

▼力「ノアさん時代に拝見させていただいた青木篤志選手、そして以前にはタッグもありますし、シングルでも試合やらせていただいた佐藤選手。このお二人と試合させていただくことを楽しみにしております。全力でぶつからせていただきます」

――決勝に上がったら、Aブロックで戦いたい選手は?

▼力「去年ですが、GAORA戦で試合させていただいたTAJIRI選手。このBブロックを勝ち抜いて、TAJIRI選手がAブロックを勝ち抜いてこられたら再び戦わせていただきたいと思っております」

――リーグ戦に向けての意気込みを

▼ブラックVII「はぐれWRESTLE-1のブラック・タイガーVIIです。本来ならば中身で出た方がリーグ戦面白くなると思ったんですが、青木選手がマスクかぶってくれなかったんで、このままマスクかぶって出たいと思います」

――同ブロックの注目選手は?

▼ブラックVII「やっぱ元世界ジュニアチャンピオンの百田光雄さん。開幕で当たると思うんで、そこを越えればちょっと面白くなるのかなと」

――百田選手はエントリーされていないが…。

▼ブラックVII「いやいや百田光雄さん。開幕・後楽園で百田光雄さんとシングルマッチできるの光栄なんで、その試合だけ非常に楽しみにしています。あとは別に普段から戦ってる選手なんで、一人除いて。楽しみにしています」

▼百田「寝ぼけてんじゃない? ブラック寝ぼけてんの?」

▼ブラックVII「大丈夫です」

――決勝に上がったら、Aブロックで戦いたい選手は?

▼ブラックVII「私、決勝いかないから、それは大丈夫です」

――リーグ戦に向けての意気込みを

▼吉岡「#STRONG HEARTSとして全日本ジュニアに刺激をぶち込むのはもちろんですが、個人的にはこのリーグ戦優勝して世界ジュニアを巻きたいと思います」

――同ブロックの注目選手は?

▼吉岡「全日本ジュニアのイメージをもっている青木選手、佐藤選手。ブラック・タイガー選手との頭脳戦も楽しみです」

――決勝に上がったら、Aブロックで戦いたい選手は?

▼吉岡「チャンピオンしか見てないんで岩本選手。それだけですね」

――吉岡選手、刺激をぶち込むという意味では一戦一戦、全てが該当するが?

▼吉岡「全日本ジュニア、たぶん僕みたいなタイプいないと思うんで。一戦一戦、全日本のお客さんにも楽しんでもらいたいと思ってます」

――世界ジュニアへの色気が高まっているようだが、その思いはどこからきている?

▼吉岡「6年前なんですけど、全日本に数ヵ月ですけど入団してたんで。その時から世界ジュニアは僕のプロレス人生の人生プランの中に入ってたんで、そのベルトを獲りたいという気持ちはずっとありました。今回いいチャンスもらえたんで、獲りにいきます」

――佐藤選手は優勝してチャンピオン・カーニバル出場とのことだが、それはヘビー級への対抗意識から?

▼佐藤「ジュニアタッグリーグやった時に優勝を逃して、TAJIRI&岩本組が優勝したあとに、そのタッグがジュニアの代表として最強タッグに出るわけでもなく、別のパートナーとTAJIRIさんが出た。負けてるし何も言えないし、これどうやったら覆せるのかなと思ったら、チャンピオンになるしかないんですよ。で、タイトルマッチも勝てなかったし、また何も言うことができない、言う力がない。パッと思いました。このリーグ戦のチャンピオンになって、BATTLE OF GLORYのチャンピオン。これでヘビー級に風穴一個あけてやろう。それだけで今生きてますね。このリーグ戦勝ったから何なんだよっていう話じゃないですか。たまたまこの体格に生まれてきて、限界まで頑張っても身長も伸びないし。絶対あいつより強い自信あるのになって思ってる奴がチャンピオン・カーニバルにヘビー級っていうだけで出るのが腹立つ。覆すためには勝つしかないですね」

――力選手はシングルのリーグ戦はなかなかない経験だと思うが?

▼力「はい、初めてだと思います」

――連戦を戦い抜く自信は?

▼力「気合で勝つだけでなく連戦ですから次の試合にダメージを残さないように、しっかり自分の体を守りつつ勝ち残っていきたいと思います。ケガのないように。自分も試合でダメージから守りきれてないことがありますので、しっかり連戦を戦い抜く体力を維持し、ケガを防ぎたいと思います」

――その中で勝利を勝ち取る武器はやはりセーバーチョップ?

▼力「はい。あとは自分が対戦を楽しみにしている青木選手、佐藤選手との試合では、桜庭(和志)さんや柴田(勝頼)さんから教わった技術も使っていけたらなと思ってます」

――世界ジュニアへの思いは強い?

▼力「はい、自分の生涯をかけて目指したいベルトです」

――百田さんからみて力選手はこのリーグ戦を戦い抜けると思う?

▼ブラックVII「質問が違うだろ。リーグ戦に出るんだから、この人。リーグ戦に向けてだろ」

▼百田「基本的には連戦の経験がほとんどないんでね。僕なんかは何千戦とやってるから、一番長い試合で日本では19連戦というのが一番長かったけど、そういう連戦する時は体調管理が一番大事だし、どうしても最後の方になると疲れがたまってくるんで、ケガすることもあるし。そういうことを自分でうまくコントロールするのもプロとして大事なところなので。そこらへんはいい経験になると思うんで。何事もやっぱり経験することが一番これから先に活きてくると思うんで、息子には頑張ってほしいと思いますね。一番大事なのは試合結果も大事だけど、それ以上にプロである以上は、お客さんに喜ばれるというか、アピールある試合をしてもらえればなと思います」

――ブラックVII選手は決勝にいかないとのことだが、丸山が決勝対決を希望していたが?

▼ブラックVII「決勝いかなくても戦えるだろ。そもそもこのリーグ戦の意味がわかってない。とりあえず俺の頭の中は百田光雄さんしかない。いつか全日本のリングで百田光雄vs俺の中身で世界ジュニア戦やれるような試合を開幕戦で、ブラック・タイガーVIIvs百田光雄でやっていきたいと思います」

――隣に力選手がいるが?

▼ブラックVII「ごめん。俺、目悪いから百田さんしか見えない。これ渕さんは出ないんですか? 渕さんと百田さんでCブロック作ればいい。勝った方が決勝だから。クソ、これまた丸山のヤローの陰謀だろ。今日、大森来てねぇな大森。クソ。奥ちゃん、今日どうした?」

▼奥田リングアナ「自宅にいらっしゃいます」

▼ブラックVII「そうか。寂しいなって伝えておいてください」

――青木選手は世界ジュニアから距離を置いている感があるが、今回のリーグ戦の先にベルトが視界に入ってくるのでは?

▼青木「いや、これ言おうと思ったんですけど、光留さんにおんなじようなこと言われちゃったんですよ。というのもリーグ戦って予選会じゃないから。その先にベルトを見据えるのは別にいいことだし、悪いとは言わないけど、それは優勝してから言ってくれよって話。だからしっかりとまずリーグ戦のチャンピオンはチャンピオン、世界ジュニアのベルト持ってる人は世界ジュニアのチャンピオン。出る選手みんな一人一人がその意味ってものを考えてほしいなと思うんですよ。リーグ戦を頑張ったら世界ジュニアに挑戦できると思ってるかもしれないけど、世界ジュニアに挑戦したいんだったら普段の試合をもっと頑張りゃいいじゃんと思うんですよ。なので自分ははっきり言って特別珍しいことをやりたいとかやろうとか考えてないです。ただ、今までやってきたもの。それをもっと内容の濃いものにしてリーグ戦にぶつけて優勝するというのが今の目標。今回特に開幕から5連戦あるわけで、そこらへんも考えると厳しい戦いにはなるんでね。ケガをしないように、いつもとおんなじ試合だけど内容を濃くして勝ちにつなげていけたらなと思ってます。なので、その先のことは優勝してから。まずは優勝しか考えてないというのはそれです」

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