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2/16【全日本】青木完勝、吉岡とBブロック首位タイで最終公式戦へ めんそーれは脱落

『2019 EXCITE SERIES』熊本市流通情報会館(2019年2月16日)
「2019 Jr.BATTLE OF GLORY」Bブロック公式戦=○青木篤志vsブラックめんそーれ×

 青木がめんそーれを脱落に追い込む3勝目。吉岡世起と首位タイで最終公式戦を迎えることになった。

 開幕2連勝を切った青木だが、2・13倉敷大会で佐藤とのEvolution対決に敗れ、初黒星。4戦目となったこの日はめんそーれと対決した。

 一点集中攻撃は青木の得意とするところだが、この日の狙いは左足。「シャー!」とハブポーズを連発して挑発するめんそーれを黙らせるように、ドロップキックで左ヒザを射抜き、ドラゴンスクリューでコーナー上から叩き落とす。ここからヒザ十字固めで絞め上げ、鉄柱に叩きつけるなど狙い撃ち。めんそーれがダイビングフットスタンプなどで巻き返しに出ても、足4の字固めで絞め上げてもん絶させた。

 粘るめんそーれも急所蹴りで反撃し、トラースキック、ジャーマン、顔面蹴りの猛攻に出たが、青木の牙城は揺るがない。コーナーに上がっためんそーれをダイビングニークラッシャーで叩き落とし、正調ニークラッシャー、逆片エビ固めで足攻めを再開。丸め込みを連発するめんそーれを珍しいアンクルホールドで捕らえると、テキサスクローバーホールドに移行してギブアップに追い込んだ。

 めんそーれに完勝した青木が3勝目を挙げ、勝ち点を6に伸ばした。これで吉岡と首位タイで2・20新木場大会の最終公式戦に臨むことになった。勝者が優勝戦進出を決め、時間切れ引き分けなら両者による進出決定戦にもつれ込む状況だ。最後の相手は開幕前から警戒していたブラック・タイガーVIIだが、青木は「大丈夫。向こうの考えてることも俺はそれ以上に考えてるつもりだから」と自信満々。3年ぶりV2達成へ「俺は優勝するだけだから。じゃないと俺の言いたいことも言えないし」と言い切ると、「もちろん優勝するために出てるわけだから、次は絶対に落とせないし、落とすつもりも全くない。確実に勝ちにいきますよ」と必勝を宣言した。

 一方、3敗目を喫しためんそーれは脱落が決定。青木からは「彼が本当に全日本プロレスのジュニアヘビー級を面白くしていきたい、そういうふうに思うんであれば、もっと何かあるはずだろ。それを感じなかったな」と厳しい評価も突きつけられた。残る公式戦は2・20新木場大会の力戦のみ。直前会見では「シャー!」と「パワー!」の絶叫合戦で火花を散らしていたが、最後に2勝目を挙げて意地をみせたいところだ。

【試合後の青木】
――めんそーれと戦って感じたものは?

▼青木「いや別に。別に。何かある?」

――手応えはなかった?

▼青木「うん。思ったより。ジュニアリーグ戦に出るにあたっての意気込みが感じられないね。感じられない、申し訳ないけど。彼が本当に全日本プロレスのジュニアヘビー級を面白くしていきたい、そういうふうに思うんであれば、もっと何かあるはずだろ。それを感じなかったな」

――これで3勝目で吉岡と首位タイで最終公式戦を迎えるが?

▼青木「もちろん優勝するために出てるわけだから、次は絶対に落とせないし、落とすつもりも全くない。俺は優勝するだけだから。じゃないと俺の言いたいことも言えないし」

――最後の相手が開幕前から警戒していたブラック・タイガーVIIというのも厄介だが?

▼青木「確かにね、それは。でも大丈夫。向こうの考えてることも俺はそれ以上に考えてるつもりだから。もう落とせないから、確実に勝ちにいきますよ。めんそーれはそのぐらいだな。何なんだろう、あいつ。シャー、シャー言いたいのか、まじめに試合したいのか、何なんだろう? 何がしたいんだろう? 最初は惑わす作戦の1個かなと思ったけど、そうじゃねぇな。何も考えてないだけだ、あれ。あれでシングルで何か結果を出そうと思ってたら大間違い。こっちは今までやってきたものが違うし、今回にかける意気込みも違うし。その差です」

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