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2/16【全日本】岩本がアキラに完勝、Aブロックは3人が首位タイで最終公式戦へ

『2019 EXCITE SERIES』熊本市流通情報会館(2019年2月16日)
「2019 Jr.BATTLE OF GLORY」Aブロック公式戦=○岩本煌史vsフランシスコ・アキラ×

 世界ジュニア王者・岩本がアキラを破って首位タイに浮上。Aブロックは岩本、TAJIRI、鼓太郎の3人で優勝戦の切符が争われることになった。

 岩本はここまで2勝1敗。3年連続となる決勝進出を果たすには残り2戦を全勝するしかない。4戦目となったこの日は新顔・アキラと対戦。王者の実力をいかんなくみせつけた。

 序盤こそエプロンを回転しての619でアキラに先制を許したものの、パワーボムでエプロンに叩きつけてすぐさま反撃に転じる。ここからDDTで突き刺したり、スリーパーで消耗させたりして流れを作り、ラリアット、スイングネックブリーカードロップと、孤高の芸術への布石となる首攻めを展開した。

 防戦一方となったアキラもコルバタやドロップキックで反撃を開始。ダイビングボディアタック、フライングヘッドシザースで飛びついてのダイアモンドカッターと機動力を活かした攻撃に出たが、岩本を脅かすには至らない。ダイビングダイアモンドカッターを狙ったところを読んだ岩本はジャーマンで投げ飛ばし、丸め込みやトラースキックで粘るアキラが突っ込んできたところを絶妙のタイミングの孤高の芸術で迎え撃って3カウントを奪った。

 王者の貫録を示しての完勝劇。岩本が3勝目で勝ち点を6に伸ばし、首位タイに位置した。これでAブロックの優勝争いは岩本、TAJIRI、鼓太郎の3人に絞られ、明日2・17博多大会の最終公式戦で決勝進出者が決まる。

 岩本はいよいよTAJIRIとの元ひと夏のかげろう対決に臨む。勝者が決勝進出に王手をかける状況で、当初は「TAJIRIさんとは戦いたくない」と発言していた岩本だが、2年ぶり2度目の優勝のためには当然避けて通れない。「明日勝った奴が一番有利になるのは間違いないんで、とにかく明日集中しないといけない」と気を引き締めた岩本は、「相手がTAJIRIさんということで、いろいろ思うこと、考えてることっていうのは結構あるんですけど、これは言葉にするとうまく言えないし、まとめようとしてもうまくまとまらない」と複雑な感情が胸中に渦巻いているようだが、「明日の博多。絶対勝って優勝、決勝いける望みっていうのをつなげたい」と強く誓った。

 一方、3敗目を喫したアキラは脱落が決定。明日2・17博多大会の岡田戦で最後の公式戦を迎える。

【岩本の話】「よし、これで3勝1敗。最初1敗したけど何とか2敗目を喫することなく明日の博多まで何とか持ってこれたんで。とりあえず今1敗が3人か。自分含め3人。なので明日勝った奴が一番有利になるのは間違いないんで、とにかく明日集中しないといけない。相手がTAJIRIさんということで、いろいろ思うこと、考えてることっていうのは結構あるんですけど、これは言葉にするとうまく言えないし、まとめようとしてもうまくまとまらないんで、リング上で戦うしかみえてこないんじゃないかなと。完全決着なのか、そうじゃないのか。どっちが勝つか、どっちが負けるか。それがだいぶ決勝進出に左右するんで、自分の気持ちも強く持って。あとフランシスコ・アキラ。来日して今日のシングルが正真正銘、初対決で、体重は軽いけど、みたことない動きで翻ろうされちゃいましたね。めちゃくちゃ面白いです。またやりたいですね。まだいると思うんで、また戦える機会を楽しみにしてます。とりあえず自分は明日。明日の博多。絶対勝って優勝、決勝いける望みっていうのをつなげたいと思います」

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