2/17【DDT】長与DDT初参戦、高尾・ポーリーと愛の三角関係に!?
『Judgement2019〜DDT旗揚げ22周年記念大会〜』東京・両国国技館(2019年2月17日)
○高尾蒼馬&マッド・ポーリー&彩羽匠vs長与千種&伊東竜二&高木三四郎×
長与がDDTに初参戦。高木&伊東との14年ぶりに結成したレジェンドトリオは敗北を喫したが、試合後に高尾、ポーリーとの間に“愛の三角関係"が生まれた。
DDT初参戦の長与と高木&伊東が組むのは14年ぶり2005年3月の長与プロデュース興行以来、約14年ぶり。そんなレジェンドトリオに牙を向いたのが高尾だ。1・27後楽園で高木に「お前はもっと上を目指してたんじゃねえのか?」と問い詰められた高尾は激怒。試合を見守っていた長与も含めて宣戦布告し、「上にあがるために俺が潰してやる」と言い放っていた。
レジェンドトリオと高尾にポーリーと彩羽を加えた3人はハードコアマッチで激突。高木は全身にガンダムペイントを施して登場する。ゴングが鳴ると、いきなり場外戦へ。レジェンドトリオはプラスチックケースを振り回した。
ポーリーがラダーを首に装着したまま回転して相手軍をなぎ倒すと、彩羽は有刺鉄線バットを持った伊東の突進を、マーベラスの旗を使って闘牛士よろしく切り返す。続いて、高尾は長与と向かい合うと、「クソババア」と暴言。これに怒った長与はプラスチックケースを何度も脳天に振り下ろした。
すかさずレジェンドトリオは同時正拳突きから同時サソリ固めに捕獲。高木がプラスチックケースで、伊東がパイプイスで高尾を暴行した。その後もレジェンド軍ペースで試合は進む。長与はポーリーをパワーボムでテーブルに投げつけてみせると、愛弟子・彩羽とも真っ向から打撃戦を繰り広げた。
代わった高木も意気揚々と雪崩式リングインで飛び込むが、高尾は狙いすましたプラスティックケース攻撃をズバリ。背中へのダイビングフットスタンプも投下する。だが、高尾がコーナーに上がると、高木が負けじとプラスティックケースを振り回して逆襲。パイプイスめがけて雪崩式ブレーンバスターを敢行した。
高木のスタナー、長与のトラースキック、伊東のドラゴンキッカーが高尾に連続してクリーンヒット。高木はここでプラスティックケースを繋げて制作した人型決戦兵器“怒離威夢号"を投入すると、コーナーの上に抱え上げ、自らも一緒にダイビングボディプレスを放った。
しかし、避けられて痛恨の自爆に。高尾は長与を金だらいで殴り飛ばすと、パイプイス、プラスティックケースを重ねた上めがけて、高木にシュバインを敢行。大ダメージを負った高木を見るや、その上に無数のパイプイスを重ね、ラダーの上からダイビングフットスタンプを落とし、3カウントを奪い取った。
試合を制した高尾は「ロートルの皆さん。自分たちの勝ちですね。ロートルってずっと言ってたけど、この試合でちょっとだけ強さがわかりました。でも、俺たちはまだまだ上に行かなきゃいけないんで、こんなんじゃ満足しないですよ」とマイクアピール。そして、「あと、ババア! いや、クソババア! 今日の試合ではあんたから取れてないんで、俺がさらに上に行くために、シングルでも、タッグでも、何なら電流爆破でも何でもやってやるよ」と長与を挑発した。
一方の長与は「高尾君、あなた私にしつこくしているけど…好きでしょ? たぶん私のことが大好きです。だから私にしつこいの。クソババアとか言われても、愛しているよにしか聞こえない」と高尾の言動に愛情を感じた様子。それでも「でも、どっちがタイプかって言うと、ごめんね。怪獣! きっとあなたも私を好きになる」とポーリーへの愛を告白した。そして、「高尾君、愛の語らいは後にして、君は本当にDDTを背負わないとダメだよ。私のお願いでもあります」とエール。彩羽にはマーベラスを背負うようゲキを飛ばすと、ポーリーとは手を繋いで思いを確認した。
「高尾、そういうことだ。いつかDDTを背負って立って、ポーリーに取られた長与さんを奪い返せよ!」と高木は高尾を激励し、「お前が何か言ってこの場を締めてくれ」とムチャぶり。それを受けた高尾は「ずっと話聞いてれば、勝手に盛り上がってんじゃねえよ! お前のことなんか好きでも何でもねえよ。俺はDDTを上にあげるよ」と逆ギレ気味に宣言して、試合を締めくくった。
「何となく恋の花が咲きそうな気がします。そういうつもりで来たわけじゃなくって…。ただ、プロレス界でプロレスラー同士で結婚するのがトレンドなので、私にもとうとうトレンドが来たのかなと。ただあまりにも若すぎて、どうしようかなって」とバックステージでも悩める心中を垣間見せた長与。まさかの三角関係に興味津々の高木は「これ、14年ぶりの一夜限りの夢じゃなくて、DDTで何かを続けます。続きは何かしらで作ります」と高尾&ポーリーと長与が絡む舞台を作ると約束した。
