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2/17【全日本】丸山最後の公式戦で意地 鼓太郎痛恨ドローでV逸

『2019 EXCITE SERIES』福岡・博多スターレーン(2019年2月17日)
「2019 Jr.BATTLE OF GLORY」Aブロック公式戦=△鈴木鼓太郎vs丸山敦△

 鼓太郎が最後の公式戦で意地を見せた丸山と時間切れドローに終わり、決勝進出を逸した。

 過去2度の優勝経験を誇る鼓太郎はここまで3勝1敗で首位タイ。4年ぶりV3が視界に入った状況だったが、最後の公式戦で思わぬ落とし穴が待っていた。

 相手の丸山はこの日も本気モード。鼓太郎がボディに的を絞ってピンポイント攻撃に出ても、延髄斬りやトラースキック連打で反撃してくる。ならばと鼓太郎はアクシズ、エクスカリバーと大技を重ねたが、ビットを狙ったところに低空ドロップキックを被弾。場外に転落すると、鉄柱超えのトペコンヒーロも食らった。

 その後も丸山がハイキック、バズソーキック連打、ジャーマン、タイガーススープレックスで勝負に出たが、鼓太郎も3カウントを許さず。エルボー合戦を制し、エンドレスワルツで3カウントを迫ったものの、逆に丸山の4の字ジャックナイフでニアフォールに追い込まれてしまう。それでもローリングボディエルボーをぶち込んで動きを止め、タイガードライバーの体勢に入ったものの、気づけば20分が経過。タイムアップを告げるゴングが鳴らされた。

 この結果、鼓太郎は勝ち点7で公式戦全日程を終了。セミファイナルの「岩本vsTAJIRI」戦が時間切れ引き分けなら進出決定戦にもつれ込み、無得点試合に終われば決勝進出が決まるところだったが、岩本が勝利。2・24横浜文体で優勝を飾り、同日のノア後楽園大会でGHCジュニアタッグ王座を奪取する一日2冠の野望は夢とついえた。「強かったよ丸山敦。何で今日に限ってこんな強ぇんだよ?」、「正直、実力ある選手だと思ってたけど、ここまでやるとは思わなかった」。そう振り返った鼓太郎。緻密な試合運びには定評があるが、丸山の実力と粘りは想定外で、「最後の最後、本当に大誤算だ」と悔しさをにじませていた。

【試合後の鼓太郎】
▼鼓太郎「いやぁ強かったよ丸山敦。何で今日に限ってこんな強ぇんだよ? フランシスコ・アキラに負けた奴が。人によって実力変わるタイプなのかね? マジで未知数だわ。わかんねぇ。今日で丸山敦はわかんなくなっちゃった。正直、実力ある選手だと思ってたけど、ここまでやるとは思わなかった。試合の中でそれが開花したのか、もともと持ってたものかわかんねぇけど、何であんな強ぇのにフランシスコ・アキラに負けてんだよ? 何なんですかね? マジわかんねぇな。いやぁ引き分けたら厳しいでしょ。ここはもうこのあとの試合が両者リングアウトとか、あと何があるの可能性?」

――時間切れ引き分けになれば、3人で進出決定戦にもつれ込むが?

▼鼓太郎「またやんの? ふざけんなよ。でも厳しいな。ホントに誤算中の誤算だね。マジで。こんだけ力あるんだったら世界ジュニアいけばいいじゃん。もっと前から」

――まさに痛恨の引き分けとなったが?

▼鼓太郎「俺がある程度は想像してたんですけど、それ以上のものを持ってたのか、開花したのかわからないですけど、丸山敦は強かったな。あとはもう引き分けてくれるのを祈るしかないね。いやぁ、最後の最後、本当に大誤算だ」

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