プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

2/18【WWE】ブライアンがチェンバー戦制してWWE王座死守、戸澤はクルーザー級王座返り咲きならず PPV大会『エリミネーション・チェンバー』

 PPV大会『エリミネーション・チェンバー』が現地時間17日、テキサス州ヒューストンのトヨタ・センターで開催され、WWE王者ダニエル・ブライアンがAJスタイルズ、ジェフ・ハーディ 、ランディ・オートン、サモア・ジョー、コフィ・キングストンを挑戦者に迎え撃ってのエリミネーションチェンバー戦に勝利して王座防衛。戸澤陽はクルーザー級王者バディ・マーフィーに敗れ、ベルト獲りを逸した。

 この日、戸澤がPPV大会の大舞台でクルーザー級王座に挑戦した。勝てば1年半ぶり2度目の戴冠となる戸澤は闘志むき出しで、スープレックス、シャイニング・ウィザードで攻め込んでペースを掴むと、コーナートップからのフランケンシュタナーでマーフィーを投げ飛した。勢いに乗った戸澤は打撃の攻防からトペ・スイシーダ2発を決めると、ダイビング・セントーンをさく裂。必勝パターンに持ち込んだものの3カウントは奪えず。最後はマーフィーのマーフィーズ・ロウによって3カウントを聞き、ベルト奪取を逸した。試合後、戸澤は「負けてしまいました。でも、クルーザーウェイトのベルトを取るっていう夢は絶対にあきらめないので、これからも応援よろしくお願いします」と2度目の戴冠を誓った。

 新設されたWWE女子タッグ王座の初代王者決定戦がこの日、ロウ、スマックダウンから3チームずつ計6チームが出場してのエリミネーション・チェンバー戦で行われた。試合はサーシャ・バンクス&ベイリーvsマンディ・ローズ&ソーニャ・デビルでスタート。その後5分ごとに小部屋が開放されてライオット・スクワッド、アイコニックス、ナオミ&カーメラ、ナイア・ジャックス&タミーナが参戦。混戦となった中、体格とパワーに勝るナイア&タミーナがアイコニックスをダブルサモアンドロップ、ライオットスクワッドをスプラッシュでそれぞれ撃破した。が、ナイアが勢い余って小部屋に激突してしまうと、タミーナがベイリーのダイビング・エルボーから4人がかりで3カウントを奪われて敗退となった。最後はサーシャがソーニャをバンク・ステートメントで捕まえて勝負あり。サーシャ&ベイリーが初代WWE女子タッグ王者となり、歓喜の涙を流しながらWWEの歴史にその名を刻んだ。

 ロウ女子王者ロンダ・ラウジーがルビー・ライオットとの王座防衛戦に臨んだ。PPV大会『レッスルマニア35』での王座挑戦が決定したシャーロット・フレアーが見守る中、ロンダは払い腰からのパイパーズ・ピットで圧倒すると、会場にあるレッスルマニアサインを指差してから必殺のアームバーを決めてルビーに完勝した。試合後、王座防衛を果たしたロンダはシャーロットがと対峙。そこへ王座挑戦権を剥奪されたベッキー・リンチが松葉杖をついて現れ、シャーロットを松葉杖でめった打ち。返す刀でロンダを襲撃し、スタッフに制止されるまで松葉杖で殴りまくった。PPV大会『レッスルマニア35』は日本時間4月8日にWWEネットワーク(日本語実況版あり)で生配信される。

 メインイベントのWWE王座戦は王者ブライアンがAJ、ジェフ、オートン、ジョー、キングストンを挑戦者に迎え撃ってのエリミネーション・チェンバー戦。「ブライアンvsジョー」で幕を開け、その後も5分ごとに小部屋が開放され、キングストン、AJ、ジェフが次々に参戦して混戦模様となった。まずはブライアンのニー・プラスによってジェフが姿を消し、最後に開放されたオートンのRKOでAJも敗退。そのオートンもキングストンのトラブル・イン・パラダイスによって沈み、ブライアンとキングストンの一騎打ちとなった。ブライアンがイエスキックを連打すれば、キングストンはSOSを決めて譲らず。ニー・プラス、顔面ストンピングで攻め込んだブライアンはトラブル・イン・パラダイスで反撃されても2カウントでキックアウト。最後はこん身のニー・プラスでキングストンの奮闘を断ち切って3カウントを奪い、死闘を制したブライアンがWWE王座防衛を果たした。

プロ格 情報局