プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

【NOAH】小川激怒…Jr.タッグ戦へ鼓太郎と亀裂 丸藤腕殺し継続で清宮苦悶

『Navig. For The Progress 2019』埼玉・所沢市民体育館サブアリーナ(2019年2月22日)
○熊野準&清宮海斗&大原はじめ&大和ヒロシvs丸藤正道&鈴木鼓太郎&YO-HEY&小川良成×

 2・24後楽園大会でGHCジュニアタッグ王座に挑戦する小川&鼓太郎組に直前で亀裂が入った。また、3・10横浜文体大会のGHCヘビー級王座戦に向けては挑戦者・丸藤が王者・清宮の左腕に再び集中砲火。ジリジリと王者を追い詰めた。

 所沢大会のメインに据えられたのは3・10横浜文体大会のGHCヘビー級王座戦「(王者)清宮vs丸藤(挑戦者)」、2・24後楽園大会のGHCジュニアタッグ王座戦「(王者)大原&熊野vs小川&鼓太郎(挑戦者)」に向けたダブル前哨戦。清宮&大原&熊野&大和組と、丸藤&小川&鼓太郎&YO-HEY組に分かれての8人タッグマッチで激突した。

 2・13新百合ヶ丘大会では丸藤から徹底して左腕を殺された清宮。この日はヒジにテーピングをほどこして現れたが、丸藤は当然見逃さずに4人がかりで左腕に殺到し、若き王者のうめき声が響き続けた。

 だが、終盤。小川&鼓太郎が二人がかりで熊野を押し込みにかかったものの、熊野は攻撃をかいくぐって突破。逆に大原との“背面砕者達"連係で小川の腰に集中砲火を仕掛けるや、ラリアットからのアルゼンチンバックブリーカーへ。慌てて鼓太郎がカットに入ろうとしたものの、すかさず大原がムイビエンで絡め取ってセーブし、孤立無援となった小川はギブアップを意思表示するほかなかった。

 前哨戦としては最も屈辱的な結末と言える“直接ギブアップ負け"。しかも最後の前哨戦だっただけに、試合後の小川は大荒れだった。相棒の鼓太郎に「なんで助けにこねえんだよ!」と声を荒げて激怒。慌ててYO-HEY、HAYATAが小川を止め、鼓太郎は唇を噛むのみ。小川&鼓太郎組は、まさかの“亀裂"が入った状態で2・24後楽園大会を迎えることになった。

 一方で丸藤は試合が終わっても清宮の左ヒジを場外で痛めつけて“なぶり殺し"を継続。にらみ合いに発展しても、左ヒジを不敵な笑みで眺めつつ「もっと可愛がってやるからな」とばかりに清宮の頭を撫で回してから去っていった。


【試合後の大原&熊野】
――小川と鼓太郎に亀裂が入ったが?

▼大原「まぁ、そこは別に。ウチらからしたら関係の無いこと。僕としては最近も地元・川崎でスポーツ協会に呼んで頂いたりして、ベルトを広める良いチャンスがありましたし、中原署から感謝状をいただいた際もベルトをPRする良い機会を得ることができました。このベルトをさらに守ってね、会社も新体制になったことですし、来年度に向けて良い波を作って、プロレスの外にもノアを発信していきたいと思ってるんでね。なんとしても死守したい。このベルトを守って、3月の横浜文体にも行きたいですしね」

――熊野選手は小川、鼓太郎への思いも強いが?

▼熊野「前哨戦で鈴木鼓太郎とは最初で最後。僕はあの二人にリスペクトがある部分もあるんで。まあ強い相手なんでね。勝ったら背面砕者達、また上のステージに行けると思ってるんでね」

▼大原「熊野は生え抜きとしての思いが強い。熊野があの二人に勝つってことが、意味があると思ってるんで。春に向けて良い戦いになるといいなと思ってます」

▼熊野「このベルトとともにこの1年、駆け上がっていくつもりなんで。落ちたらその時点で僕は終わりだと思ってるんで。次のタイトルマッチも勝って、防衛して、さらにはシングルのベルトも狙っていきたいと思います」

プロ格 情報局