プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

2/22【新日本】キャッスル返り討ちでオスプレイがNEVER王座V1 IWGP王者ジェイに宣戦布告

『HONOR RISING:JAPAN 2019』東京・後楽園ホール(2019年2月22日)
NEVER無差別級選手権試合=○ウィル・オスプレイvsダルトン・キャッスル×

 キャッスルを返り討ちにして、オスプレイがNEVER王座V1。試合後、オスプレイはBULLET CLUBのTシャツを引きちぎり、IWGPヘビー級王者ジェイ・ホワイトに改めて宣戦布告した。

 1・4東京ドームで飯伏を破り、NEVER無差別級王座初戴冠を果たしたオスプレイが、ROHとの合同興行で初防衛戦に出陣。3年連続の新日本参戦となる元ROH世界王者の“孔雀の貴公子"キャッスルを迎え撃った。

 従者のボーイズを引き連れ登場したキャッスルは、孔雀型のガウンをたなびかせて歓声を浴びる。握手で試合はスタート。先制したオスプレイはキャッスルを場外に追いやると、トペに行くと見せかけてハンドスプリングからバク宙に繋げるフェイントを披露する。さらに、キャッスルのポーズを真似て挑発した。

 2人は先読み合戦へ。キャッスルのバン・ア・ラン(アックスギロチンドライバーの体勢から繰り出す旋回式フェイスバスター)、オスプレイのストームブレイカーはどちらも未遂に終わるが、その直後にキャッスルが豪快なバックドロップでぶっこ抜く。たまらず場外に転げ落ちたオスプレイに、リングサイドでもバックドロップを見舞うと、鉄柵に投げつけて追撃。リングに押し入れると、首筋にエルボーを振り下ろした。

 その後も首への一点集中攻撃に苦しんだオスプレイだったが、場外戦で反撃に転じる。鉄柵に振られた場面でジャンプして飛び越えてみせると、さらに鉄柵の上に飛び乗ってジャンピングエルボーを一閃。リングに舞い戻ると、サスケスペシャルで宙を舞い、一気に主導権を奪い取った。続けて、華麗なハンドスプリング式レッグラリアットを突き刺すと、スワンダイブ式エルボーもクリーンヒットする。

 粘るキャッスルはラリアット、ニーリフト、DDTと波状攻撃で巻き返すと、串刺しジャンピングニーからニーリフトを顔面に乱射し、バン・ア・ランの構えに。何とか逃げ延びたオスプレイはサマーソルトキック、延髄斬りの連続攻撃を発射。キャッスルが得意のジャーマンを狙っても、オスプレイは一回転して不時着し、コークスクリューキックを叩き込んだ。そして、オスカッターを仕掛ける。

 先に動いたキャッスルはオスプレイの体を強引に投げ飛ばして回避。フロントネックロックで絞め上げると、ナックルパートをぶち込んだ。オスプレイもハイキックでやり返し、またまたサスケスペシャルの構えに入るが、エプロンに戻ったキャッスルはその体をキャッチし、断崖式ジャーマンの体勢に。これは失敗に終わるが、コーナーに上がったオスプレイをエプロンからのジャンピングニーで射貫いたキャッスルは、スリングブレイド式で飛びついてのフェースクラッシャーに繋げて好機を掴んだ。

 そして、キャッスルはまたまたバン・ア・ランに行くも、オスプレイは丸め込んで回避。その直後にその場飛びスパニッシュフライをお見舞いする。勝負を捨てないキャッスルはラリアットを振り抜き、変型ドクターボムを決めると、今度こそとバン・ア・ランにこだわるが、オスプレイはまたも切り抜けてリバースフランケンシュタイナー、サイドからのトラースキック、後頭部へのバックエルボーと猛攻。最後はストームブレイカーで接戦を制した。

 NEVER王座初防衛に成功したオスプレイは「今日はグッド・ヘルシー・ファイトだった。怪我無くいい試合だった」と試合を振り返ると、昨日に続き、再びIWGPヘビー級王者のジェイに舌鋒を向けた。

 「BULLET CLUBを自分の帝国にしたジェイ・ホワイトに言いたいことがある。お前は俺とこのリングの上で対峙したことがないだろう? エアリアル・アサシンの怖さをまだ知らないんじゃないか?」とジェイを挑発したオスプレイは、「俺はBULLET CLUB、そしてお前をこうしてやる」と言うや否や、ジェイのTシャツを引きちぎる。さらに、「お前を砕いて破壊してやるんだ。スイッチブレードが来たから、BULLET CLUBはこうやって壊れていく運命なんだ。何か文句があるなら言えばいい。そして、スイッチブレードが呼吸するのをやめるまで、俺は戦い続けるよ」と改めて宣戦布告した。

 ジェイの次期防衛戦は4・6MSG大会でNEW JAPAN CUP覇者を迎え撃つことが決定している。NEVER王者としてオスプレイはどう動いていくのか。今後の動向が気になるところだ。

【オスプレイの話】「今日はグッド・ヘルシー・ファイトだった。怪我無くいい試合だった。ダルトン・キャッスルはリスペクトしている。彼のキャラクターも素晴らしい。俺もああやって自分のボーイズと一緒にリングに上がって、孔雀の衣装を脱がしてもらいたいね。とはいえ、俺は今日、自分自身を証明することができた。俺はジュニアヘビー級だろうが、ヘビー級だろうが、戦える男なんだ。ダルトンはラッキーだった。今日はこのエルボーパットを外されなかったことを幸運に思ってほしい。これが外れてしまったら、飯伏すら叩きのめした俺の技がさく裂したに違いない。(スタッフにジェイのTシャツを持ってこさせると)ここで見せたいものがある。ジェイ・ホワイトがBULLET CLUBのリーダーとして偉そうにしているが、そのBULLET CLUBを恐れるものは何もない。BULLET CLUBを自分の帝国にしたジェイ・ホワイトに言いたいことがある。お前は俺とこのリングの上で対峙したことがないだろう? エアリアル・アサシンの怖さをまだ知らないんじゃないか? 初めてROHで試合をした時、お前は俺に対して何もできなかっただろう? 俺はBULLET CLUB、そしてお前をこうしてやる。(Tシャツを引きちぎり)お前を砕いて破壊してやるんだ。スイッチブレードが来たから、BULLET CLUBはこうやって壊れていく運命なんだ。何か文句があるなら言えばいい。そして、スイッチブレードが呼吸するのをやめるまで、俺は戦い続けるよ」

プロ格 情報局