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2/22【新日本】ROH王者・リーサルが棚橋&オカダと合体 KINGDOM撃破でタイトル防衛に弾み

『HONOR RISING:JAPAN 2019』東京・後楽園ホール(2019年2月22日)
○ジェイ・リーサル&棚橋弘至&オカダ・カズチカvsマット・テイヴェン&TKオライアン&ヴィニー・マーセグリア×

 ROH世界王者のリーサルが棚橋&オカダとの豪華トリオでTHE KINGDOMを下し、タイトル防衛に弾みをつけた。

 棚橋&オカダがROH世界王者のリーサルと豪華トリオを結成。ROH世界6人タッグ王者の“THE KINGDOM"テイヴェン&オライアン&マーセグリア組とメインイベントで激突した。テイヴェン(以前はターバンと表記)は2015年4月にマイケル・ベネットとのコンビでIWGPタッグ王座を保持した経験があり、ROH世界王座を3度も巻いたことのある実力者。リーサルは明日(23日)の後楽園大会でオライアン相手にROH世界王座の防衛戦を控えており、その前哨戦にもなった。

 棚橋たち3人は並んでカメラマンのフラッシュを浴びると、序盤戦からマーセグリア相手に好連係を披露。棚橋のバックエルボー、オカダのセントーン、リーサルの顔面低空ドロップキックが立て続けに決まった。タッチをもらったオカダはテイヴェンと対峙。レインメーカーやドロップキックをいきなり仕掛けたが、未遂に終わる。

 代わった棚橋はオライアンに反転式のダイビングボディアタックをズバリ。アームホイップを連発して場内を沸かす。しかし、場外戦になると、KINGOMが3人がかりで襲撃。そのままペースを奪い取った。オライアンとマーセグリアは合体フェイスクラッシャーをズバリ。テイヴェンはまさかの乳首攻撃まで見せた。

 ラフファイトを織り交ぜたKINGDOMの猛攻の前にローンバトルが続いた棚橋だったが、オライアンとマーセグリアにドラゴンスクリューを連発してピンチを脱する。代わったオカダはテイヴェンにバックエルボーを連発。急角度のDDTも繰り出した。テイヴェンもエルボーで反攻するが、割って入ったリーサルが三角飛び式ドロップキックで場外に蹴落とし、トペスイシーダを放って好アシスト。さらに、タッチをもらったリーサルはコーナーに上がる。

 テイヴェンはオカダをコーナーのリーサルに投げつけてダイブを阻止。マーセグリアがすかさずオカダをファイアーマンズキャリーで担ぎ上げると、オライアンはそのマーセグリアをオカダごとショルダースルーでぶん投げる荒技を繰り出す。さらに、マーセグリアがリーサルにコルバタで飛びついての河津落としを放つと、テイヴェンはランニングニーを突き刺した。慌てて棚橋が助けに飛び込むも、KINGDOMのダブルドロップキックに返り討ちにされる。

 ここがチャンスとKINGDOMな合体パワーボムを狙うが、オカダがドロップキック、棚橋がスリングブレイドでテイヴェンとオライアンを場外に叩き落とす。一転して勝機を掴んだリーサルが必殺のリーサルインジェクション(ハンドスプリング式ダイヤモンドカッター)でマーセグリアを仕留めた。

 防衛戦に向けていい形で白星をあげたリーサルは「KINGDOMとはよく言ったもんだ。今日は俺たちが勝った。明日はROH世界王座を防衛してやる。そして、お前たちは泣きながらアメリカに帰るんだな」とマイクアピールして、大きな拍手を巻き起こした。

 バックステージでもリーサルは「俺たちは世界で最高のチームだ。KINGDOMの3人はズルをしたけど勝てなかった。明日、俺はTKオライアンと防衛戦。だが、TKオライアンをキッチリと倒してやる」と豪語。棚橋と口を揃えて、「どうやったら俺たちは負けることができるんだ!?」と連呼して、タイトル防衛に絶対の自信を見せた。

【試合後の棚橋&リーサル】
▼リーサル「棚橋、オカダ、そしてROH世界チャンピオンのジェイ・リーサルの3人。このチームでどうやって負けることができるんだ? 俺たちは世界で最高のチームだ。KINGDOMの3人はズルをしたけど勝てなかった。明日、俺はTKオライアンと防衛戦。だが、TKオライアンをキッチリと倒してやる」

▼棚橋「(英語で)どうやったら俺たちは負けることができるんだ!?」

▼リーサル「どうやったら俺たちは負けることができるんだ!?」

【オカダの話】「KINGDOMもさ、素晴らしい6人タッグだと思うけど、さすがに棚橋、オカダ、そしてROHのチャンピオンのジェイ、3人と比べてしまうと、ちょっと劣るかな。いい3人だけどね。ジェイ・ホワイトは嫌いだけど、ジェイ・リーサルは大好きだね」

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