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2/22【新日本】タグチジャパンがNEVER6人タッグ王座V1 矢野とカバナはタッグ結成へ

『HONOR RISING:JAPAN 2019』東京・後楽園ホール(2019年2月22日)
NEVER無差別級6人タッグ選手権試合=○矢野通&真壁刀義&田口隆祐vsコルト・カバナ&チーズバーガー&デリリアス×

 デリリアスを連続攻撃で下し、タグチジャパンの真壁&矢野&田口組がNEVER6人タッグ王座初防衛に成功。試合後、デリリアスに襲われたカバナを矢野が介抱し、タッグ結成を呼びかけた。

 真壁&矢野&田口組は1・30仙台でBULLET CLUBを下して、NEVER6人タッグ王座を戴冠。ROHとの合同興行で初防衛戦を迎えた。挑戦するのは、コミカルなファイトを武器にノアやDDTでも活躍したカバナに、予測不能な動きを見せるマスクマンのデリリアスと、最弱ファイターと言われながら意外にしぶといチーズバーガーを加えたくせ者トリオだ。

 序盤こそ一進一退の展開となったが、王者組はチーズバーガーに照準を絞り、リズムを掴んだ。防戦一方だったチーズバーガーが難を逃れてカバナにスイッチすると、ROH軍は巻き返しへ。カバナはナックルパートからエルボースタンプに繋げて田口を攻め立てると、ロープに飛び乗り、ムーンサルトアタックをお見舞いする。デリリアスとチーズバーガーが真壁を場外に投げ捨てると、カバナのボディスラム、チーズバーガーのダイビングフットスタンプ、デリリアスのダイビングボディプレス、カバナのフェイント式ボディプレスが立て続けに火を噴いた。

 苦しんだ田口だったが、ジャンピングヒップアタックを何度も迎撃されながらも、3度トライしてクリーンヒットさせ、矢野にタッチを渡す。あとを受けた矢野は普段とは違うROH仕様のコーナーマットに戸惑いながらも、トップロープだけ金具をむき出しにする。しかし、剥ぎ取ったコーナーマットを奪われ、カバナ&デリリアスに殴打された。

 タッチをもらったデリリアスはエルボーを乱射すると、変則的なロープワークからフライングラリアットを発射し、コブラクラッチに捕獲する。しかし、矢野は脱出すると、顔を突き出して絶叫するデリリアスを見て後ずさりするが、その勢いでレフェリーの背を押し、注意を相手コーナーに向けることに成功。すかさず田口がリングに飛び込み、ジャンピングヒップアタックをぶち込むと、矢野はローブローで追撃した。さらに、真壁が袈裟斬りチョップを叩き込むと、矢野は横入り式エビ固めで丸め込み、一気に3カウントを奪い取った。

 怒とうの連続攻撃でデリリアスを撃破し、タグチジャパンがNEVER6人タッグ王座V1。試合後、錯乱状態のデリリアスはカバナにローブローを浴びせると、チーズバーガーとともに去っていく。もん絶するカバナを矢野が介抱。手を掲げて健闘を称えると、バックステージでは明日2・23後楽園でのタッグ結成を呼びかけた。カバナはデリリアス&チーズバーガーと組む予定だが、亀裂が入っただけに、対戦カード変更の可能性が浮上した。

【試合後の真壁&矢野&田口】
▼真壁「あいつらは最後、仲間割れしたみたいだけど、俺たちは関係ねえ。しっかり結果残しただろ? 言いたいことはそれだけだ」

※真壁が去っていくと、入れ代わるように矢野がカバナを引き連れて登場する

▼矢野「バカだ、あいつら。わけわかんなすぎるんだよ。それとカバナさんのカバナさんをどうするんだ、バカヤロー。明日、組もう!」

▼カバナ「ダイジョウブ?」

▼矢野「ドゥ・ユー・OK? トゥモロー」

▼カバナ「矢野は俺とチーズバーガーをよい選手だと賞賛してくれた。明日はよいタッグチームになれると思う」

▼矢野「組め、バカヤロー!」

※矢野たちが去っていくと

▼田口「まあそうですね、タグチジャパンの初防衛戦にはちょうどいい相手でした。強いチャレンジャーでした。こうやって矢野選手がコルト・カバナ選手を吸収して獲得してしまうというね。これはタグチジャパンの吸引力。やっぱり吸引力が違いますよ。タグチジャパンか、ダイソンか。ダイソンはV10が出てますから、我々タグチジャパンもV10を目指して頑張っていきたいと思います」

――あまり監督自身はそんなに役に立たなかったが?

▼田口「今日は矢野選手と真壁選手が頑張るということで。私のほうから戦前、2人の活躍を見たいということで、2人の活躍を十分に見れましたので。今日、しっかりと収穫もありましたから。そういうしっかり見るという収穫もありましたんで、これを次に繋げていけばいいかなと思います。文句のない勝利でした。10点満点で10点です。いや、69点満点で69点でした」

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