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2/23【新日本】ジュース&フィンレー届かず…ブリスコ兄弟がROHタッグ王座死守 4・6MSGでGODとWタイトル戦へ

『HONOR RISING:JAPAN 2019』東京・後楽園ホール(2019年2月23日)
ROH世界タッグ選手権試合=○ジェイ・ブリスコ&マーク・ブリスコvsジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレー×

 ジュース&フィンレーの猛追を返り討ちにして、ブリスコブラザーズがROH世界タッグ王座を死守。試合後、ジェイがIWGPタッグ王者に返り咲いたばかりのゲリラズ・オブ・デスティニー(GOD)を呼び出し、4・6MSGでのダブルタイトル戦を要求した。

 これまでも共闘することの多かったジュース&フィンレーは昨年の『WORLD TAG LEAGUE』に出場し、8勝5敗の好成績を残した。そして、2019年に入ると、ROHに進出し、新ユニット・Lifebloodを結成。タッグ王座に狙いを定めた。迎え撃つのはジェイ&マークのブリスコブラザーズ。ROHタッグ王座を通算10度も戴冠し、2016年にはIWGPタッグ王座も保持した百戦錬磨の兄弟コンビとジュース&フィンレーが『HONOR RISING:JAPAN』の最終試合で激突した。

 ブリスコブラザーズの波状攻撃で攻め込まれ、ジュースにとっては苦しい立ち上がりに。代わったフィンレーが各種エルボースマッシュを唸らせてリズムを刻んだものの、ブリスコブラザーズは相手軍のブラインドを突いてタッチを交わすと、ジュースたちを場外に投げ捨て、マークがキリモミ式のケブラーダでダイブし、あっと言う間にペースを奪還した。

 その後も守勢が続いたフィンレーだったが、ジェイをバックドロップでぶん投げると、代わって入ったジュースが躍動。スパインバスターとフルネルソンバスターでブリスコ兄弟をナデ斬りにすると、対角線のコーナーに追い込み、串刺しラリアットとキャノンボールを乱れ打った。マークにはエアプレンスピンからのプリンスズスロウンを敢行。チャンスを掴む。

 マークが変型アイコノクラズム、ジェイがデスバレーボムで巻き返しを図るも、負けじとジュースもフィンレーとの連係攻撃へ。ジェイにダブルフェイスバスターを見舞うと、ブリスコブラザーズを場外に蹴散らし、同時にエプロンからサマーソルトアタックを繰り出した。さらに、鉄柵前で場外キャノンボールも発射。リングに戻ると、フィンレーのコーナー最上段からの雪崩式ブレーンバスター、ジュースのダイビングヘッドバットがマークにさく裂する。

 Lifebloodはパワーボム&ダイビングエルボースマッシュの合体技を狙うが、コーナーに上がったフィンレーをジェイが足止め。この隙にマークがショルダースルーでジュースを場外に投げ捨てると、先ほどのお返しとばかりにジェイのコーナー最上段からの雪崩式ブレーンバスター、マークのダイビングエルボードロップが連続してフィンレーに火を噴いた。

 止まらないブリスコブラザーズは必殺のスプリングボード・ドゥームズデイ・デバイスへ。しかし、フィンレーがジェイを前方回転エビ固めで丸め込んで切り抜ける。キックアウトされても、介入を狙ったマークにスピアーを突き刺し、ジェイにはロックボトム式バックブリーカーを敢行。今度こそとパワーボム&ダイビングエルボースマッシュの合体技が決まった。

 だが、フィンレーが着地に失敗し、左肩を強打すると暗転。動けなくなったフィンレーを見るや否や、マークはジュースを場外に投げ捨てて分断すると、ジェイはダイビングエルボードロップを投下し、一気にフィンレーを沈めた。

 ブリスコブラザーズがLifebloodを返り討ちにしてROHタッグ王座を死守。試合後、ジェイはマイクを持ち、「トーキョー、ジャパン! ROH世界タッグ王座を防衛した最高のタッグチーム、ブリスコブラザーズだ」と宣言する。さらに、ジェイは「俺たちの試合の1つ前に、GODが新しいIWGPタッグチャンピオンになった。もしみんな知らないなら1つ言っておくが、4月6日にニューヨークで大会があるんだ。だからここで宣言する。あのベルトに俺たちは挑戦する。お互いのベルトを懸けて、マディソン・スクエア・ガーデンでやろう」と4・6MSGでのダブルタイトル戦をぶち上げた。

 すると、挑発されたIWGPタッグ王者のトンガ&ロアがリングイン。ロアは「ブリスコ兄弟よ。このベルトは俺たちにとって新しいものでもなんでもない。俺たちがチャンピオンになるのは5回目のことだ」とベルトを誇示する。そして、「お前たちが言っていたことは聞いた。4月6日、ROHタッグチャンピオンのブリスコ兄弟がIWGPタッグ王者のGODと対戦する…そういうことだな?」と迎撃を宣言。両チームはベルトを高々と掲げてにらみ合った。

 GODがリングを降りると、最後はジェイが「トーキョー、コウラクエンホール、ベイベー! アリガト-!」の雄叫びで新日本とROHの合同興行を締めくくった。

 バックステージでも両軍は二冠戦を猛アピールしており、4・6MSGでの決戦実現が決定的に。両団体の威信を懸けた一戦が急浮上する形となった。

【試合後のジェイ&マーク】
▼マーク「俺たちはやることに決めたぞ!」

▼ジェイ「聞いたか? お前たち。俺たちの挑戦をGODが受け入れた。タイトルvsタイトル。2つのベルトを懸けて対戦することになる」

▼マーク「これは戦争だぜ、ベイベー!」

【トンガ&ロアの話】
▼ロア「今、ブリスコ兄弟が4月6日、あの聖地であるマディソン・スクエア・ガーデンで俺たちに挑戦すると言ってきた。GODのタマ&タンガがブリスコ兄弟のマーク&ジェイと対戦する。とういうことはIWGPのベルトのみならず…」

▼トンガ「ROHのタッグベルトも俺たちのものになる!」

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