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2/23【新日本】リーサルがROH世界王座防衛もテイヴェン襲撃で大の字

『HONOR RISING:JAPAN 2019』東京・後楽園ホール(2019年2月23日)
ROH世界選手権試合=○ジェイ・リーサルvsTKオライアン×

 ROH世界王者・リーサルがTHE KINGDOMのオライアンを返り討ちにし、防衛を果たしたものの、試合後、マット・テイヴェンの襲撃によって大の字となった。

 昨年6月にダルトン・キャッスルを破って2度目のROH世界王座戴冠を果たしたリーサル。今回の新日本&ROH合同興行にも王者として来日し、初日では棚橋&オカダとのトリオでKINGDOMに勝利した。この日はKINGDOMのオライアンを迎え撃っての防衛戦に登場。王者の実力をみせつけた。

 リーサルは入場するや、場外にいたオライアンにトペスイシーダを発射して機先を制した。逆水平を連発するなど圧倒し、リングに戻ると逃げ腰のオライアンをショルダースルー、低空ドロップキック、バックブリーカーで攻めまくる。さらに逆水平を連発して完全にリズムに乗った。

 オライアンも逆水平やエルボーで応戦。リーサルはドロップキックで黙らせ、高速ブレーンバスターで投げ飛ばしたが、オライアンは場外戦で逆転すると、スライディングキックを叩き込む。馬乗りになってパンチを連打し、逆水平を連発されても串刺し攻撃を回避してのショートレンジラリアットをお見舞い。エルボースマッシュを連発し、リーサルが足4の字を狙っても阻止し、スパインバスターで叩きつけた。

 守勢に回ったリーサルだったが、カウンターのダイアモンドカッターで反撃ののろしを上げた。ラリアット、バックエルボーで次々にオライアンをなぎ倒し、バックブリーカー→コンプリートショットの連続攻撃をさく裂。ランニングデスバレーボムで突き刺し、オライアンが雪崩式攻撃を狙ってもフェースバスターで叩き落とすと、足4の字固めで捕らえて勝機を作った。

 粘るオライアンもリーサルインジェクションを食い止め、なりふり構わず殴りまくると、フィッシャーマンの体勢に。阻止したリーサルが延髄斬りを繰り出しても回避し、後方回転エビ固めで丸め込んだものの、これはリーサルが反転。オライアンが2カウントで返した瞬間、ロープに走ったリーサルは一気にリーサルインジェクションをさく裂させて3カウントを奪った。

 終わってみれば完勝。リーサルが聖地・後楽園でROH世界王座防衛を果たした。が、試合後、テイヴェンが忍び寄り、背後からROH世界王座のベルトで殴打。大の字となったリーサルの前でベルトを掲げて「俺こそが真の王者だ」と勝ち誇った。

 両者は2日後、ROHラスベガス大会での対決を控える。リーサルは「やられたな…。マット・テイヴェンよ。今はいい気分でいるかもしれないし、自分のことを誇りに思っているかもしれないが、このベルトにこれ以上近づけると思ったら大間違いだ」と怒りに声を震わせ、「ROH世界王座は俺のものだ。今、俺は最高に頭に来ている。今日は許してやるが、2日後のラスベガスでどうなるか覚えておけ」と報復を予告していた。

【リーサルの話】「やられたな…。マット・テイヴェンよ。今はいい気分でいるかもしれないし、自分のことを誇りに思っているかもしれないが、このベルトにこれ以上近づけると思ったら大間違いだ。ROH世界王座は俺のものだ。今、俺は最高に頭に来ている。今日は許してやるが、2日後のラスベガスでどうなるか覚えておけ」

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