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2/25【全日本】青柳が怒りの野村糾弾 ノムヤギ返上でアジアタッグ王座決定トーナメント3・21名古屋で開催

 青柳優馬が25日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見し、野村直矢と保持するアジアタッグ王座返上を表明。これを受けて大森隆男取締役は3・21名古屋大会で新王者決定トーナメントを行うと発表した。

 2・24横浜文体で野村がNEXTREAM脱退を表明し、三冠王者・宮原への挑戦をアピール。ノムヤギで保持するアジアタッグ王座を返上する意向も示した。一方で昨夜、自身のTwitterで「アジアタッグは勢いで返上すると言ってしまいましたが、考えてみれば青柳もネクストリームを抜ければ返上する必要もない。彼の意見を聞いてから判断したいと思う」とも発言していた。

 一夜明けたこの日、パートナーの青柳が憮然とした表情で会見に臨んだ。開口一番、「アジアタッグ返上するって言った本人がやってほしいです。何で僕が来なきゃいけないんですか。おかしくないですか?」と疑問符を連発。野村のツイートを読み上げると、「勢いで返上すると言ってしまいましたってまず一つの突っ込みどころですよ。しかも何なんですかね? ベルトを人質にとって僕かNEXTREAM選べって言ってるようなもんじゃないですか。頭おかしいんじゃないかなと思いますね」と怒りをぶちまけたうえでアジアタッグ返上を意思表示した。

 青柳自身はNEXTREAMに残留する。一番の理由はやはり野村に対する怒りの感情。「ハッキリ言ってあの人の考えには、野村の考えにはついていけない」と吐き捨てた青柳は「僕ができることっていったらNEXTREAMに残って野村さんの邪魔をしてやろうかなと。それだけです」と宣言。「覚悟をもって三冠に挑戦するんじゃないのかって話ですよ。それなのに、お前も抜ければ返上する必要はないよって。しょせんその程度の覚悟なんですよ。あの人に三冠は獲れませんよ」と野村をバッサリこき下ろした。

 全日本、PWF本部はノムヤギのアジアタッグ返上を受理。3・21名古屋大会で新王者決定トーナメントを行うことを決めた。ワンデートーナメントとあって出場チームは4組を予定。発表した大森取締役は「出場の意思? 当然あります。私のパートナーとしたら彼しかいないですよね。ブラックめんそーれを考えております」と自ら名乗りを上げた。また、大日本からの出場を募る一方で「出てくるといろいろややこしいことになりそうなので、グレート小鹿だけは絶対出てくるな」と強調していた。

【会見の模様】
▼青柳「ハッキリ言っていいですか。アジアタッグ返上するって言った本人が(会見を)やってほしいです。何で僕が来なきゃいけないんですか? おかしくないですか? 自分で返上すると言っておいて話もなく。まぁ話すのも気持ち悪いんで嫌ですけど、ただ自分で返上すると言ったんなら、自分でこの会見に来てほしいですね。僕じゃないでしょって話ですよ。僕はそう思いましたね。NEXTREAM抜けるのも結構だし、三冠挑戦したいからアジアタッグ返上しますというのも結構ですけど、この場にあなたが来なさいよって話ですよ。これは先輩とか関係なく文句を言いたいですね。すいません、会見中に携帯を取り出しますけど、皆さん、これみましたか? 野村さんの昨日のツイート。読み上げますね。『アジアタッグは勢いで返上すると言ってしまいましたが、考えてみれば青柳もネクストリームを抜ければ返上する必要もない。彼の意見を聞いてから判断したいと思う』。僕の意見はこの場にいる時点で返上と決まってますけど、何なんですか? ひどくないですか? 勢いで返上すると言ってしまいましたってまず一つの突っ込みどころですよ。しかも何なんですかね? ベルトを人質にとって僕かNEXTREAM選べって言ってるようなもんじゃないですか。頭おかしいんじゃないかなと思いますねホントに。失礼しました。ハッキリ言ってアジアタッグは仕方ないですけど返上します。あと僕ができることっていったらNEXTREAMに残って野村さんの邪魔をしてやろうかなと。それだけです」

――野村に対する感情は怒りしかない?

▼青柳「一番は怒りですね。覚悟をもって返上したんじゃないのかって。覚悟をもって三冠に挑戦するんじゃないのかって話ですよ。それなのに、お前も抜ければ返上する必要はないよって。しょせんその程度の覚悟なんですよ。あの人に三冠は獲れませんよ。僕はそう思います。他にもいましたよね。三冠挑戦するとか、宮原健斗と戦いたいからNEXTREAM抜けるって言った奴。未だに何もアクション起こしてないですよね」

――アジアタッグはこれからも改めて獲りにいきたい?

▼青柳「ハッキリ言って、もうそこには関わらないです、今の状態で僕、アジアタッグに関われる状態じゃないんで。アジアタッグに申し訳ないと思ってます」

――NEXTREAMに残ると決めた一番の理由は?

▼青柳「NEXTREAMに残るって決めたのはあえてあの人の反対側を行くつもりですね。だから僕は残ることにしました。ハッキリ言ってあの人の考えには、野村の考えにはついていけないなと思ったんで僕は残ります。あんな女々しいツイートをするような人に僕はついていきたくないです」

――どのように野村の邪魔をする?

▼青柳「とにかく野村さんに集中攻撃するだけですね」

――アジアタッグより上を目指す?

▼青柳「もちろんそのつもりです。あと昨日発表されたチャンピオン・カーニバルもあるんで、僕はそこに集中したいなと思います。初出場なんで」


【定例会見の模様】
▼大森取締役「(ボウリングのピンをマイク代わりにして)博多スターレーンのボウリングのピンでした。博多スターレーンには思い出がいっぱいあるんで、つい手に取ってしまいました。大変失礼いたしました。今の青柳選手、昨日の野村選手についてお話ししたいと思います。野村選手、青柳選手の返上の意思を全日本プロレス、PWF本部も受理しまして、正式に返上を認めると。早急ではございますが、3月21日、名古屋大会におきましてワンデー新王座決定トーナメントを開催することを決定いたしました。今回の火種の一角を担うであろう大日本プロレスの方からもぜひ選手出場してほしい。一つだけ言っておきたいんですけど、ザ・グレート小鹿は出てくるな。出てくるといろいろややこしいことになりそうなので、グレート小鹿だけは絶対出てくるなと念を押して、ここで言っておきます」

――出場チームはどれぐらいと考えている?

▼大森取締役「今のところまだ限定はしてないんですけど、名乗り出るチーム…ワンナイトでやることなんで、4チームぐらいをざっと考えております。重ねて言うようですけど、グレート小鹿は出てくるな。絶対出てきてほしくない。パウダー攻撃なんてもってのほかです。厳格なるPWFルールにおいては、厳密に反則ですから」

※会見中に背景の幕が大森の上に落下

▼大森取締役「グレート小鹿が! グレート小鹿が!」

――小鹿が実力行使で侵入してくる可能性も考えられるが、厳重な警戒態勢を敷く?

▼大森取締役「考えられますね。今後の大日本の出方次第では、それも十分視野に入れておかないといけないですね。厳重な対策を決めていかなきゃいけない(苦笑)」

※再びボウリングのピンを手に話していることを指摘されて

▼大森取締役「動揺してしまいました」

――大森選手自身、トーナメント出場の意思は?

▼大森取締役「当然あります。私のパートナーといいましたら彼しかいないですよね。ブラックめんそーれを考えております。当然です」