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2/28【大日本】一騎当千開幕…佐久田肉薄で聖地沸騰も竹田が番狂わせ許さず初戦白星

『一騎当千〜DeathMatch Survivor〜開幕戦』東京・後楽園ホール(2019年2月28日)
「一騎当千〜DeathMatch Survivor〜」Bブロック公式リーグ戦=○竹田誠志vs佐久田俊行×

 佐久田が肉薄して聖地が沸騰したものの、竹田が番狂わせを許さず、白星スタートだ。

 前デスマッチ王者・竹田が初戦に登場。対するは2年連続出場となった佐久田だ。両者の対戦は蛍光灯&ガジェットボード+αデスマッチで争われる。

 2方向のロープに蛍光灯が設置され、青のニュートラルコーナーには「死」と書かれたガジェットボードが置かれた。まずは竹田が蛍光灯を投げつけて先手を取ったが、佐久田も引かない。蛍光灯による殴り合いを展開し、コルバタで場外に吹き飛ばすと、スワンダイブ式のプランチャを発射した。

 だが、竹田も蛍光灯の破片で佐久田の額を叩き割って主導権を強奪。佐久田が唾を吐きかけてエルボーやノーモーション頭突きで反撃しても、ヒザ蹴りで返り討ちにし、河津落としを蛍光灯の上に敢行。佐久田の左腕にガジェットを突き刺した。

 負けじと佐久田は竹田の額にガジェットを突き刺し、ロープ越しのスイングDDTで追撃する。そして、ガジェットを口の中に突っ込んでの低空ドロップキックで攻め立てた。

 だが、竹田はロックボトムで逆襲。佐久田をコーナーに逆さ吊りにし、蛍光灯を当てての串刺しロッキンポ、顔面にイスを当ててのイス攻撃で圧倒する。さらに、鉄串ボードを持ち出したが、食い止めた佐久田がフェースクラッシャーでボード上に叩きつけて挽回。鉄串を手にした佐久田は竹田の頬に突き刺して貫通させ、619、イスホイップ、蛍光灯を当てての串刺しサマーソルトアタックで畳みかけた。

 竹田も簡単には沈まない。蛍光灯を手にした佐久田にジョン・ウーをぶち込み、お返しとばかりに鉄串を頬に貫通させる。ナイフを佐久田の口に突きつけてギブアップを迫り、鉄串を無理やり引っこ抜くと、ジャーマンで追い討ちをかけた。

 粘る佐久田もナイフで竹田を切りつけてから回転十字固めで丸め込み、ジャーマン、旋回式変型ドライバーで竹田を蛍光灯に叩きつけて巻き返す。竹田が椅子の上に蛍光灯をセットしても、佐久田はコーナー上での攻防を制し、不知火で蛍光灯の上に叩き落とした。さらにガジェットボードで何度も殴打した。

 何度もあわやの場面を作ってみせた佐久田だが、ファイアーバードスプラッシュは自爆に終わった。ターンバックルハーフネルソンスープレックスで佐久田の動きを止めた竹田は、蛍光灯で両腕を拘束してのスプラッシュマウンテンを爆発。それでも粘る佐久田に蛍光灯を当ててのロッキンポをぶち込むと、カナディアンバックブリーカーで担いでの旋回式変型フェースバスターを鉄串ボード上に敢行した。それでも佐久田は3カウント寸前に返して聖地を沸かせたが、竹田はリバースUクラッシュでダメ押しして引導を渡した。

 佐久田がその潜在能力を発揮し、後楽園ホールを揺るがす大奮闘を見せたものの、最後は竹田が粘り勝ち。開幕戦で1勝目を挙げた。試合後、竹田は素直に佐久田を称えたものの、当の本人は倒れたまま中指を突き立てて悔しさを爆発させた。

 「正月ボケで、2月1月デスマッチが少ない中、こうやってよ、初戦からあんなイキがいいヤツとやれて、メチャメチャ楽しかったよ」とバックステージで充実感をあらわにした竹田は、「お前とここ何年も地方大会、いろんなところでシングルをやってきたけど、今が一番脂が乗ってるよ。脂が乗って、メチャクチャ楽しいわ」と手放しで佐久田を評価。その上で「同じブロックだけど決勝とかありえるんだろ? だったら決勝で、札幌でもっともっとスゲエことをやってやろうぜ」と決勝での再戦を呼びかけた。

 一方、佐久田は「結局よ、いい試合いい試合って褒めてもらっても、勝たなきゃ意味ねえっすからね。正直、お客さんの心を掴んだんじゃないかとか、ちょっと調子に乗ってたけど、自惚れてましたね」と敗戦の弁。それでも意気消沈するどころか、気持ちは燃え上がるばかりで、「このリーグ戦で絶対俺に何が足りないか、答えを見つけたいと思います。そしてデスマッチ、そして大日本プロレス、俺が引っ張っていってやるよ。155cmじゃエースになれねえ? トップになれねえ? そんなの誰が決めたんだよ。前例がないなら、前例を作るしかねえだろ」と目をぎらつかせながら吠えていた。

【竹田の話】「1ヵ月ぶりに風呂を浴びたような…。体の毒素、汚えところ全部(落ちた)。正月ボケで、2月1月デスマッチが少ない中、こうやってよ、初戦からあんなイキがいいヤツとやれて、メチャメチャ楽しかったよ。楽しかったけどな、葛西純とやって、いい試合をして、そのあとが俺だよ。俺が負けてちゃ葛西純にも失礼だし、世の中のデスマッチファンにも失礼なんだよ。だからよ、そう簡単には佐久田…超えさせねえ。でもな、お前とここ何年も地方大会、いろんなところでシングルをやってきたけど、今が一番脂が乗ってるよ。脂が乗って、メチャクチャ楽しいわ。もっともっと狂ったことしていいから。お互い同じブロックだけど、同じブロックだけど決勝とかありえるんだろ? だったら決勝で、札幌でもっともっとスゲエことをやってやろうぜ。ノンタイトル、タイトルが懸かってる、関係ねえから。デスマッチファイター、プロレスラーは常に全力だ。わかったな?」

【佐久田の話】「なんだよ、クソ。竹田誠志、何回目のシングルかわからねえけど、あの人となら狂ったクソみてえなデスマッチができると思ってやったけど、どうだったかな? 正直、自分ではよくわからねえよ。結局よ、いい試合いい試合って褒めてもらっても、勝たなきゃ意味ねえっすからね。正直、お客さんの心を掴んだんじゃないかとか、ちょっと調子に乗ってたけど、自惚れてましたね。いったい俺に何が足りないとか、これ以上、他に何をしたらいいとかわかんねえけどよ。このリーグ戦で絶対俺に何が足りないか、答えを見つけたいと思います。そしてデスマッチ、そして大日本プロレス、俺が引っ張っていってやるよ。155cmじゃエースになれねえ? トップになれねえ? そんなの誰が決めたんだよ。前例がないなら、前例を作るしかねえだろ。以上!」

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