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3/3【ZERO1】VMに一矢 菅原がヴァイス撃破で2冠王者・関本に挑戦へ

『ZERO1旗揚げ18周年記念大会』東京・後楽園ホール(2019年3月3日)
世界ヘビー級&BJW認定世界ストロングヘビー級両王座次期挑戦者決定戦=○菅原拓也vsクリス・ヴァイス×

 菅原がヴァイスを撃破し、2冠王者・関本大介への挑戦権を手にした。

 2・16川崎大会でのブードゥー・マーダーズ対決はTARU派の勝利で幕を閉じ、内紛劇に終止符が打たれた。それでも両軍の対立図式は変わらず、この日、菅原とヴァイスの間で世界ヘビー&ストロングヘビー2冠王者・関本への挑戦者決定戦が争われた。

 まずはヴァイスが胴締めフルネルソンで拷問。負けじと菅原はレッグロックやヘッドロックで絞め上げたが、タックル連発はヴァイスが仁王立ち。逆にタックルで菅原をなぎ倒し、逆水平で乾いた音を響かせる。ならばと菅原はヴァイスを場外に転落させ、トペスイシーダを発射したが、リングに戻ると、ヴァイスがカサドーラをフルネルソンバスターで切り返す。セコンドの岡本と横山も随所で介入し、ヴァイスは滞空式ブレーンバスターで追い討ちをかけた。

 劣勢が続いた菅原だったが、串刺し攻撃を阻止して串刺しニーをぶち込んで逆襲。横山が介入しても同士討ちで蹴散らし、低空ドロップキックを連発して巻き返す。DDTでヴァイスを突き刺し、ヴァイスが雪崩式ブレーンバスター、逆水平で反撃しても、パッケージドライバーは決めさせず。ラ・マヒストラルで丸め込んだ。

 だが、VMのセコンドがレフェリーを場外に引きずりおろして3カウントを入れさせない。すかさず岡本と横山が乱入し、菅原に串刺し攻撃を見舞い、ヴァイスがパッケージドライバーの構えに入ったものの、日高が飛び込んでトラースキックで菅原を救出。岡本と横山の同士討ちを誘って二人を蹴散らした。

 ここでヴァイスがラリアットを連発し、日高、菅原を次々にねじ伏せる。ジャックハマーを爆発させたが、菅原は3カウント寸前に返して粘る。呆然とするヴァイスはコーナーに上がったものの、菅原が雪崩式フランケンシュタイナーで叩き落とす。ジャンピングハイキックを連発し、ダイビングフェースバスターを敢行。すかさずスターダストプレスを発射して3カウントを奪った。

 苦戦の末に逆転勝利。菅原が世界ヘビー&ストロングヘビー2冠王者・関本への挑戦を決めた。マイクを持った菅原は「勝ったぞ!」と絶叫すると、「関本大介、ZERO1に世界ヘビーのベルト取り戻すのはこの菅原拓也だ! 関本、覚悟しとけ!」と通告。バックステージでは「次はZERO1としてのリベンジ。関本大介、すぐ手の届くところにいると思ってるよ俺は。お前からZERO1としてお前にリベンジする」と至宝ベルト奪還を誓っていた。

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