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3/3【NOAH】若きGHC王者・清宮が「緑のマット」に幕引き 最終前哨戦制して横浜文体へ

『Navig. For The Progress 2019』静岡・清水マリンビル(2019年3月3日)
○清宮海斗&原田大輔&HAYATAvs丸藤正道&田中稔&Hi69×

 約18年半に渡って親しまれてきた“ノア緑色のマット"最後の試合を、若きGHCヘビー級王者・清宮が制した。3・10横浜文体大会に向けた最終前哨戦でも挑戦者・丸藤の眼前で勝利を奪い、「固定概念なんて…常識なんて、俺がぶち破ってやる!」と叫んだ。

 グリーンのキャンバス最後の試合となった清水大会のメインイベントは、3・10横浜文体大会のGHCヘビー級王座戦「(王者)清宮vs丸藤(挑戦者)」、GHCジュニア王座戦「(王者)原田vs稔(挑戦者)」に向けた最後の前哨戦。これまで丸藤に左ヒジと左ヒザを徹底的に攻められ続けてきた清宮は、この日も患部を狙い撃ちにされて苦しい展開が続いた。

 それでも終盤には存在感。目のさめるような急角度のジャーマンで相手方のHi69を投げ飛ばすと、必殺のタイガースープレックスを狙う。踏ん張られたところで、変型のチキンフェイスロックに切り替えて絞め上げ、ギブアップを奪ってみせた。

 最終前哨戦で丸藤の面前で勝利。ベルトを肩にかけ、悠然とにらみ合った。丸藤も清宮に背中を向け「俺のモンになるんだから腰に巻け」とばかりに迫ったものの、その背後で清宮はベルトを高々と掲げてみせた。

 そして“緑のマット最後の試合"でも勝利を手にした形。「今日でたくさんの思い出がある、この緑のマットとノアロゴは最後です。3月10日から新しいノアがスタートします。横浜文体で必ず丸藤さんを倒して、俺が必ず新しい風景を見せたいと思います。どこまでも駆け上がる、みんなと一緒に! 今日はありがとうございました!」と締めくくってみせた。

 緑のマットの“幕引き役"となった若き王者。いよいよ次はリング周りが“フル・リニューアル"される3・10横浜文体大会だ。「もうここまで来たら、ヒザが痛いとか、腕が痛いとか関係ないです! 固定概念なんて…常識なんて、俺がぶち破ってやる! 横浜文体のタイトルマッチでも必ず俺が最後に立ちたい」と改めて決意。緑のマットの最後と、新色マットの最初に立って、ノア新体制・新時代の旗手としての存在感を一層強めてみせる。

【試合後の清宮】
――最後の前哨戦、良い形で勝てたが?

▼清宮「はい! もうここまで来たら、ヒザが痛いとか、腕が痛いとか関係ないです! 固定概念なんて…常識なんて、俺がぶち破ってやる! 必ず新しい風景を、ここに来てくれる、応援してくれる皆さんと見たいと思います!」

――緑のマット最後の試合を制した意味を自分自身ではどうとらえている?

▼清宮「もう俺がこの後のノアを引っ張るっていう強い気持ちで、今日の試合は何としても俺が勝つ!という気持ちをもって臨んで、気持ちをぶつけられたので、横浜文体のタイトルマッチでも必ず俺が最後に立ちたいと思います。いろんな思い出はあると思いますけど、これは大きな一歩なんで、みんなで前進して、前を向いて歩を進めていければ僕は幸せです。みんなで歩いていきましょう!」

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