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3/8【訃報】ザ・デストロイヤーさんが死去 猪木も追悼「一流レスラーのプライド感じた」

 力道山のライバルとして知られ、日本のプロレス草創期も支えたザ・デストロイヤー(本名:リチャード・ベイヤー)さんが7日、米ニューヨーク州の自宅で亡くなった。88歳だった。

 息子であるカート・ベイヤーさんが更新したフェイスブックの投稿によれば「家族に囲まれて安らかに眠りついた」という。

 デストロイヤーさんは1954年からプロレスラーとしての活動をスタート。1963年に初来日し、日本プロレス界の父・力道山と熱闘を展開して一大センセーションを起こした。アメリカではフレッド・ブラッシーやバーン・ガニア、ビル・ロビンソンらとしのぎを削り、幾多のタイトルも獲得。“白覆面の魔王"として親しまれ、代名詞技の「足4の字固め」は今もなお色あせずにレスラーたちによって受け継がれている。

 デストロイヤーさんの訃報を受け、対戦経験のあるアントニオ猪木もコメントを発表。「ザ・デストロイヤー選手は身体はそれほど大きくは無かったですが、非常にテクニックがあって、私の師匠である力道山先生もかなり苦戦した事を強く覚えております。その後私自身も戦う機会がありましたが、体格のハンデを物ともしない努力に裏打ちされた一流レスラーとしてのプライドを感じました。同世代のレスラーとして心よりザ・デストロイヤー選手のご冥福をお祈り致します」と故人を悼んだ。

 謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

プロ格 情報局