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3/8【新日本】中西6年ぶり出場で奮戦も YOSHI-HASHIが野人狩り

『NEW JAPAN CUP 2019』東京・後楽園ホール(2019年3月8日)
「NEW JAPAN CUP 2019」1回戦=○YOSHI-HASHIvs中西学×

 YOSHI-HASHIが6年ぶりの出場で奮闘した中西を撃破し、2回戦に勝ち上がった。

 第1回大会準優勝者でもある中西が2013年以来、6年ぶりのNJC出場を果たした。久々となるシングルのビッグチャンスとなった野人は1回戦で5年連続出場となったYOSHI-HASHIと対決した。

 まずはYOSHI-HASHIが左足攻めでペースを握ったが、しのいだ中西が逆水平合戦を制し、ニードロップが自爆に終わっても水車落としを敢行。中西コールが後押しする中、野人ダンスからのラリアットをかいくぐったYOSHI-HASHIがヘッドシュリンカーで反撃してコーナーに上がっても、中西は雪崩式ブレーンバスターで叩き落とした。

 中西コールがさらに大きくなる中、ここから野人の大暴れが始まった。プランチャを発射し、上からドン!を久々にさく裂。アルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げ、YOSHI-HASHIがレフェリーをつかんで抵抗しても、ヘラクレスカッターを爆発させた。

 だが、交錯した海野レフェリーがカウントを数えられず、幻の3カウントに終わってしまった。それでも中西は張り手合戦に競り勝ち、大☆中西ジャーマンの構えに入ったものの、阻止したYOSHI-HASHIがラリアットを連発して巻き返しに出る。中西もスピアーで応戦したが、YOSHI-HASHIはバタフライロックで捕獲。中西が耐えてもトラースキック、ランニングダブルニーでたたみかけると、再びバタフライロックで絞め上げてギブアップさせた。

 YOSHI-HASHIが野人狩りで1回戦を突破した。YOSHI-HASHIはかつて中西の付き人を務め、中西がIWGPヘビー初戴冠を果たした時もセコンドとして見守った。そんな特別な相手からの勝利で、「あの人の強さとか、よく知ってるから。今日やった時は、やっぱあの頃の中西が出たんじゃないかなと俺は思いました」と敬意を表したYOSHI-HASHIは、「次、誰が上がってくるかわからないけど、必ず次も勝って、上まで俺は上り詰めてみせます」とシングル初栄冠を誓うばかりだった。3・13岡山大会の2回戦では、セミファイナルでUS王者ジュースを破ったオーエンズとの対戦が決まった。

【YOSHI-HASHIの話】「とりあえず1回戦突破したってだけで喜んでいられないと。ただ、ここの後楽園ホール、俺は中西さんの付き人をしてて、あの人がIWGPを初めて巻いた会場だから。俺はセコンドにいてね、ずっと付いて回ってたから、あの人の強さとか、よく知ってるから。今日やった時は、やっぱあの頃の中西が出たんじゃないかなと俺は思いました。凄い複雑な気持ちだけど、俺はこの前も言ったけど、復帰して、それでありがとうございますで終わらないから。次、誰が上がってくるかわからないけど、必ず次も勝って、上まで俺は上り詰めてみせます」

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