3/10【NOAH】杉浦がKAZMA&NOSAWA論外とまさかの合体 小峠は改心?長井と“ヒーローコンビ"結成か
『ザ・リーヴpresents GREAT VOYAGE 2019 in YOKOHAMA』神奈川・横浜文化体育館(2019年3月10日)
○杉浦貴vsKAZMA SAKAMOTO×
杉浦とKAZMA&NOSAWA論外、そして小峠篤司と長井満也がまさかの“合体"を果たした。
フーリガンズを解散に追い込んだ杉浦と、解散に追い込まれながらも“フリーの意地"を熱っぽくぶちまけたKAZMAが横浜文体で一騎打ち。予告していた新たな“仲間"としてNOSAWA論外を連れ立って登場したKAZMAは、杉浦相手に真っ向勝負を仕掛けて気持ちをぶつけ、杉浦もそれを受け止め続けた。
終盤にはやはり杉浦が圧倒したものの、KAZMAもアンクルホールドにはギブアップせず。ジャーマンやニーバットを浴びても3カウントは許さず、フロントネックロックで絞め落とされても意地でも「ギブアップ」はしなかった。
KAZMAの覚悟と心意気を認めた杉浦は試合後、目を覚まさせてから手を差し伸べて抱き起こし、論外ともども3人で退場。現在は固定されたタッグパートナーが不在なことから、4月のグローバル・タッグリーグ戦を見据えてKAZMAとのコンビ結成を表明した。
また論外は「杉浦貴っていうおもしれーヤツがいるから…っていうから、来てみたら、ドッキリじゃねえ? まぁいいよ、面白そうだから。ノアマットで遊ばせてもらおうかな、俺も」と久々のノア参戦を表明したものの、杉浦は「今日は信じられないよ、まだ」とひとまず距離を置いた。
一方で試合後には、KAZMAとフーリガンズで行動をともにしていた長井が血相を変えて登場。杉浦とともに引き上げるKAZMAを「おい、KAZMA! お前がこいつ(杉浦)に負けたからフーリガンズ解散になったんだぞ。俺は認めねえよ」と糾弾しつつも、完全に無視されて孤立…。「この俺様のパートナーになってくれるようなヒーローがほしいんだよ…」とポツリと立ち尽くした。
そこへコスチューム姿で現れたのは、負傷欠場中の“革命マントヒーロー"小峠。「ヒーローを呼んだかい?」とこれみよがしに迫ると、必死に否定する長井を無視しつつ「どうやら見たところ、パートナーがいなくなって、寂しい思いをしているみたいですね。俺も4月から始まるグローバル・タッグリーグには必ず戻ってきます。ということで、長井さん。俺と組んだら面白いと思うんですよ? ということで、長井さん。革命しましょう」と呼びかけた。
場内は“革命"コールに包まれたものの、なおも長井は必死に拒否。すると小峠は手にしていた“風呂敷マント"をかけ、「これで長井さんも立派なヒーローですよ」と断言。目をパチクリさせながら、なかば押し切られた格好となった長井を「ヒーローになったんですから、『クソ野郎』とか、『うるせえババア』とか言ったらダメですから。ヒーローなんですから、改心してください」と諭しつつ、「俺とノアの正義のために二人でやっていきましょう。グローバル・タッグリーグ、俺たち革命ヒーローチームに期待してください」と勝手にチーム結成とグローバル・タッグリーグ戦出撃を宣言した。
【試合後のKAZMA、NOSAWA論外】
▼杉浦「まぁ(KAZMAが)ギブアップしてないのは認めるよ。アンクルもフロントネックも、ギブアップしなかったからね。後から出てきた長井みたいなオヤジよりは、ブレてない、筋が通ってるよ」
――今後一緒にやっていく?
▼杉浦「まぁ一緒に(バックステージに)帰ってきたからね」
▼KAZMA「(※論外を指さして)俺が連れてきた仲間だよ」
▼論外「おいKAZMA、ドッキリみたいなことすんなよ(笑) 杉浦貴っていうおもしれーヤツがいるから…っていうから、来てみたら、ドッキリじゃねえ? まぁいいよ、面白そうだから。ノアマットで遊ばせてもらおうかな、俺も」
▼杉浦「まぁタッグリーグもあるしね。俺もパートナーいないし。とりあえずそっからだ」
――杉浦選手は完全に信用していないように見えるが?
▼杉浦「なんか連れてきた、ちょっとガラの悪いあんちゃん(論外)はな…。お前、信じろって言って信じるか? 今日は信じられないよ、まだ」
▼論外「ノアで一番最初にデビューした杉浦貴っていうよ“長いもの"に巻かれていこうぜ。俺たちフリーはよ、こういう人間についてかないとダメなんだよ。生き残るために。俺分かんねーけど、フーリガンズっての終わったんだろ? 新しくやればいいんだよ。信用されなくてもいいよ。新しいノアはカネになるって言うからさ。カネ稼ごうぜ」
▼杉浦「まぁ今後どうなるか。注目しといてくれ」
【小峠&長井の話】
▼小峠「イェイ、イェイ、イェイ! また革命軍が増えたよ、革命軍。新しい革命軍、俺のパートナー…」
▼長井「俺はまだお前と組むって了承したわけじゃねえよ」
▼小峠「やるんです。もうやるしかないんですって。寂しいことなってるじゃないですか、リング上。そういう時にお助けヒーローがいますから。あなたの心を私の正義で拭ってあげますから。握手してください」
▼長井「お前よ、そう言いつつ、俺に用意しているのは唐草模様の…。これ、泥棒が使うヤツじゃねえかよ、コノヤロー」
▼小峠「そう見えるだけです。メチャクチャカッコいいですって。でも、長井さん、まだヒーロー1年生なんで。そんな贅沢言わないでください。ちゃんと俺と組んで、実績残した時にはカッコいいマントを作ってあげますから。そんなマントが欲しいんですか?」
▼長井「俺はな、ファンキーメガネはしても革命マントは付けないんだよ」
▼小峠「いやいや、そんな照れ隠しはいらないですって。ヒーローですよ? そんな言葉遣いは…」
▼長井「これは泥棒がするヤツだろ、コノヤロー」
▼小峠「泥棒なんてそんな。泥棒なんて悪い人ですよ、逆に。警察が捕まえに来るような人ですよ。違います。我々は正義。悪い人を倒すためにあるんですから」
▼長井「この(負傷した)腕で悪いヤツを捕まえられるのかよ、第一」
▼小峠「今、正義のパワーで良くなってるんですよ。絶対戻ってきますんで、4月には」
▼長井「第一な、ノアのファンは見てもクソババアばっかりだろ?」
▼小峠「止めろ! 止めろ! キレイな人ばっかりだよ、ノアに来る人はホンマに」
▼長井「クソババアばっかりだ!」
▼小峠「止めてください」
▼長井「お前、いつからファンに媚びを売るようになったんだ?」
▼小峠「媚びじゃない。心から思ってます」
▼長井「よしわかった。俺が今から会場に行って、この女がクソババアがどうかチェックしてみろよ」
▼小峠「止めろ、止めろ。みんな歳は取るんです。でも、心はいつまでも女性は20歳のまま。ピッチピチピッチピチ。この辺の人も肌ピッチピチだよ」
▼長井「待て。オフィシャルカメラマンも笑ってんだよ。コイツもクソババアじゃねえか」
▼小峠「違う違う。みんな人を疑ったりするんですけど」
▼長井「第一な、俺がクソ真面目に話をしているのに、なんで全員マスコミは笑ってんだよ?」
▼小峠「止めましょう。もう1回、心から鍛え直しますんで」
▼長井「わかった。お前とタッグを組んでやる代わりにな、この俺様にもうちょっとマシなマントを用意しておけよ、コノヤロー」
▼小峠「来た! メチャクチャええの用意しますよ。よし、面白いチームが完成しただろ? ワクワクしかしねえだろ、コノヤロー。期待しておけよ。グローバル・タッグリーグ」
▼長井「待て待て待て。(テレビの)カメラマンが苦笑いしてるじゃねえかよ」
▼小峠「ちょっと心が荒んでるんですよね。もっと純粋な気持ちで応援してよ」
▼長井「お前と俺がタッグを組んだ以上…タッグを組むかどうかまだ俺の気持ちは決まってないがな、もしタッグを組んだら、タッグリーグ優勝、プラスアルファ、GHCタッグチャンピオンまで目指すぞ、俺は」
▼小峠「オイ、来た! 俺の実力をスゲエ評価してくれてるじゃないですか。いいっすね。やりましょう!」
▼長井「…後楽園まで考えとくよ」
▼小峠「いえいえ、もう決定じゃないですか。なに渋ってるんですか。結構長いなあ、しかも」
▼長井「なんだ、お前。それは俺の名前にかけてるのか?」
▼小峠「そんなこと思わないですよ。面白いこと言いますね」
▼長井「しょうがねえ。お互い今、パートナーがいねえんだ。ここでビッシビシ結果残してやろうぜ」
▼小峠「やってやりましょう」
※カメラマンが取り囲むと
▼長井「お前のポーズは?」
▼小峠「これ(手を前に出す)か、これ(拳を突き上げる)か、どっちか。いきましょう。よし、長井さん、俺たちタッグリーグ優勝を目指すぞ。革命!」
※小峠は拳を突き上げるが、長井は手を前に出そうとしてかみ合わない
▼長井「お前がこう(手を後ろに下げる構え)やるから、俺はこうだと思って用意してたじゃねえかよ。こう(拳を突き上げる)でいいのか?」
▼小峠「こうです!」
※2人で革命ヒーローポーズを決めて、カメラマンに撮影されると
▼長井「この写真は俺の今までのキャリアを潰さないか?」
▼小峠「伸びます。キャリアアップです」