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3/11【NOAH】タッグリーグへ“二冠"に照準、“AXIZ"中嶋&潮崎に宣戦布告 GHC王者・清宮が防衛一夜明け会見

 前夜(10日)の横浜文体大会の防衛戦で丸藤正道を破ったGHCヘビー級王者・清宮海斗が11日、都内ノア事務所で防衛一夜明け会見。次なる照準を拳王とのコンビで出場が決まったタッグリーグ戦に定め、GHCタッグと合わせた“二冠奪取"で名実ともに新生ノアの主役となることを誓った。

 ロゴやリングマット、団体テーマ曲が一新され、ノア新体制の本格発進となった前夜の横浜文体大会。近年団体をけん引してきた丸藤をメインで撃破し、新生ノアの新たな“主役"して、緑から変わった“白いマット"に仁王立ちした。

 一夜明け会見では「昨日の試合は、今まで自分がやってきた試合のなかでも一番の大一番。僕が本当にこれから引っ張っていくっていう強い気持ちを持って、トップに立ってリードしていきたい」と落ち着いた口調で語り、王者としての責任感、そして貫禄も漂わせ始めた。

 試合後には、2017年から“三沢ノア"からの脱却と“打倒丸藤・杉浦"を訴え続けてきた拳王を呼び出し、改めて新風景構築を誓い合って再合体。拳王とのコンビで4月に開幕する『GLOBAL TAG LEAGUE 2019』出場も決まった。

 清宮は「昨日もリング上で言ったんですが、まず新しいノアの景色をどんどん創っていかないといけない。そのためには僕だけではなく、もっと大きな力が必要になってくるので、そのためにも今まで拳王さん…いや、拳王と戦ってきましたけど、今度は二人で組んでタッグリーグへ。ただ、組むと言っても仲良くやろうとは思ってないので。僕がちょっとでもそこで拳王の力に頼って油断したならば、いつでも食われると思ってるので、そこは注意してタッグリーグに臨みたいと思います」と話した。

 清宮にとって拳王は新人時代の兄貴分であり、GHCヘビーをめぐって叩き潰されてきた壁でもあった。年初大会となった後楽園大会では今度は清宮が王者として拳王を退けて立場が逆転、そして今度は組むことで新風景構築を目指す。会見ではあえて拳王を“さん付け"で呼ぶことをやめ、「俺は俺で“ノアのトップだ"という自覚を持ってるので、あえてそういう呼び方にしました」と切磋琢磨への決意の表れとした。

 タッグリーグを制覇すればGHCタッグ王座挑戦が可能なだけに、当然狙うはGHCシングル&タッグの二冠制覇。「俺と拳王なら必ずノアのトップに立てると思ってるので、タッグリーグを制覇するのが第一歩。そこから色んな景色を変えていきたい」。現GHCタッグ王者の“AXIZ"中嶋勝彦&潮崎豪組にも宣戦布告し、二冠奪取で名実ともに新生ノアの主役となる構えを示した。

 リングの色やロゴがガラリと変わったノアマット。そこに魂を吹き込むべく、ファンとともに駆け上がり、拳王とともに切磋琢磨する若き王者の挑戦は続く。


【会見における清宮のコメント】

――前夜の横浜文体大会を振り返って?

▼清宮「昨日の試合は、今まで自分がやってきた試合のなかでも一番の大一番だったので、何としても負けないように挑んだんですが、本当に会場の声援に背中を押していただいて勝つことができました」

――改めて丸藤とタイトルマッチで向かい合ってみて?

▼清宮「昨日の試合を通じて、丸藤さんの強さや恐ろしさ、あの方の存在の大きさを改めて感じました」

――白い新しいマットで試合をしてみて?

▼清宮「凄いさっぱりして、これから本当に新しいことが始まるんだな…という気持ちになりましたし、まだ何色にも染まっていないっていうカラーでもあると思うので、色んな闘いをして、色んな闘いの記憶を刻み込んでいければ、凄く素敵なリングになると思います」

――新体制のスタートとなる大会だったが、全体を振り返って改めてどんな感想を?

▼清宮「一言で“新しいノアが始まった"ということですね。僕が本当にこれから引っ張っていくっていう強い気持ちを持って、トップに立ってリードしていきたいと思います」

――新風景構築のために拳王と改めて組み、そしてタッグリーグ出場が決まったが?

▼清宮「昨日もリング上で言ったんですが、まず新しいノアの景色をどんどん創っていかないといけない。そのためには僕だけではなく、もっと大きな力が必要になってくるので、そのためにも今まで拳王さん…いや、拳王と戦ってきましたけど、今度は二人で組んでタッグリーグへ。ただ、組むと言っても仲良くやろうとは思ってないので。僕がちょっとでもそこで拳王の力に頼って油断したならば、いつでも食われると思ってるので、そこは注意してタッグリーグに臨みたいと思います」

――これまで拳王のことを“さん付け"で呼んでいたが、それをやめた理由は?

▼清宮「俺は俺で“ノアのトップだ"という自覚を持ってるので、あえてそういう呼び方にしました」

――タッグリーグは連覇がかかる形となるが、シングルの王者であったとしてもタッグリーグも自らが引っ張る?

▼清宮「俺と拳王なら必ずノアのトップに立てると思ってるので、タッグリーグを制覇するのが第一歩。そこから色んな景色を変えていきたいと思っています。今、自分でもこれまでで一番勢いがあるなと感じますし、拳王もここのところ第1試合が続いてきて、その分フラストレーションが溜まっていることをすっごく感じたので。昨日の試合を見ていてもそれは分かったんで、そこをお互いに爆発させていきたいと思います」

――タッグリーグ戦の先には何を見据えている?

▼清宮「タッグのベルトですね。俺と拳王でベルトを獲って、俺と拳王の二人でノアを引っ張っていこうと思います」

――タッグリーグの出場メンバーも発表されたが、気になるチームは?

▼清宮「もちろんチャンピオンチーム。“AXIZ"中嶋&潮崎組。そこに勝てばタッグでも俺たちがトップに立てると思うので、リーグ戦でもまずそこを突破して、俺たちで壁をぶち破ります」

――GHC二冠で名実ともに新生ノアの主役であることを証明する?

▼清宮「まずはトップに立つこと。トップに立たないと、そこから引っ張っていくこともできないので。俺と拳王でトップに立って、景色をどんどん変えていきます」

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