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3/15【リアルジャパン】4代目タイガーが7年ぶり参戦 Bタイガーに快勝

『初代タイガーマスク 佐山サトル ストロングスタイルプロレス〜“爆弾小僧"ダイナマイト・キッド追悼興行〜』東京・後楽園ホール(2019年3月15日)
○タイガーマスク&橋本大地vsTAKAみちのく&ブラックタイガー×

 初代タイガーマスクの愛弟子である4代目タイガーマスクが7年ぶりにリアルジャパン参戦を果たし、B・タイガーに快勝した。

 新日本所属のの4代目タイガーが2012年6月以来、7年ぶりにリアルジャパンに登場。大日本の大地と組んで、TAKA&B・タイガー組と激突した。

 先発は大地に譲ったタイガーだったが、タッチをもらうとTAKAたちを上手く空転させて試合をリードする。連係攻撃もかいくぐり、TAKAにトペの構えに。しかし、B・タイガーが場外から足をすくって妨害。そのまま代わる代わるのラフファイトでタイガーを蹂りんした。

 マスクにまで手をかけられたタイガーはTAKAの強烈な串刺しニーの直撃を受けたが、ジャーマンは1回転して不時着すると、バックキックで窮地を脱した。あとを受けた大地はTAKAを串刺しニーで払いのけると、B・タイガーには強烈なミドルキックをグサリ。そして、TAKAにDDTを敢行する。

 TAKAもジャストフェイスロックで巻き返したが、大地も重たいミドルキックで譲らず。負けじとTAKAもスーパーKを打ち返して、両者大の字に。ここでタイガーがタッチをもらってリングに飛び込んだ。

 タイガーは鋭い蹴りを唸らせて猛攻。相手がB・タイガーに代わると、連続攻撃の餌食になり、ダイビングエルボードロップに被弾するが、続くダイビングヘッドバットは自爆させる。自らのダイビングヘッドもB・タイガーに避けられて自爆に終わると、暗闇脳天をもらってピンチに陥るも、大地のカットに助けられると、その直後にタイガードライバーで逆襲。雪崩式ダブルアームスープレックスで場内を沸かせると、最後はタイガースープレックスホールドでB・タイガーから3カウントを奪い取った。

 試合後、マイクを持ったタイガーは「本日は佐山先生のリアルジャパンプロレスにご来場いただきましてありがとうございます」とあいさつ。「私は佐山先生の弟子として、4代目のタイガーマスクとして新日本プロレスで戦っています。まだまだこのキャリアになっても佐山先生に追いつくことはまだできないと思っています。師匠というのは超えるものではないと思います。それを判断するのはここにいらっしゃるファンの方だと思っています」と欠場中の師匠への思いを語ると、「まだまだ4代目タイガーマスクとして、新日本プロレスのリング、そしてまたチャンスがあればこのリアルジャパンのリングに来ます」と宣言し、「どうぞこれからも叱咤激励して応援をよろしくお願いします」と締めくくった。

 「今、佐山先生があまり体の調子が良くない。そんな時に弟子である自分が何もできないで、指をくわえたままでいるというのもなかなか僕自身が歯がゆかったもので、今回は会社のほうにお願いして出していただくことになって」とバックステージで参戦に至った経緯を明かしたタイガーは、「簡単に軽々しく、俺は師匠を超えただの、なんだのってことは絶対に言えないし。でも、超えるという自負を持って、これからも新日本プロレスで戦っていきたいと思ってます」と決意をあらわにした。

【タイガーの話】「リングでも言ったんですけど、7年ぶりにこの師匠の…佐山先生のリアルジャパンプロレスに上げていただくことができて。また、ダイナマイト・キッド追悼興行ということで、1つ切りがいいと言ったらおかしいですけど、記念と言うのもどうなんだかわからないですけど、そういう大会に花を添えられたのはありがたいことですね。今、佐山先生があまり体の調子が良くない。そんな時に弟子である自分が何もできないで、指をくわえたままでいるというのもなかなか僕自身が歯がゆかったもので、今回は会社のほうにお願いして出していただくことになって。ダイナマイト・キッドさんと佐山先生の初代タイガーマスクの試合というのは、本当にこのプロレスの中で、『プロレスと言えば』という中に必ず出てくる試合じゃないかなと僕は思ってます。これを超えるというのはなかなかできることではないと思うし。超えることができた時っていうのは、もうプロレス第2章というか、そういう時代になっているじゃないのかなと。もちろん今、新日本プロレスでも物凄い熱い戦いをしていますし、当時の黄金時代に佐山先生がやられていたプロレスとは違うという。プロレスは何が違うんだと僕も思うんですけど、見ている方がその時とは違うと思えば、見ている方が答えなんでね。そういうことなんでしょうけど。新日本プロレスも決してぬるい試合はしてないです。みんな各選手、練習して、厳しい試合をしています。今もまだシリーズ中です。そんな中で、今日はキッドさんも必ず会場にいてくれたと思ってますし、僕もこれから佐山先生の意見というか、見ていた感想を聞くのが物凄い楽しみです。あと1つ、リングで言ったんですけど、師匠というのは超えるものじゃないと思っています。超えられないんです。その答えを出すのはファンの方たちです。簡単に軽々しく、俺は師匠を超えただの、なんだのってことは絶対に言えないし。でも、超えるという自負を持って、これからも新日本プロレスで戦っていきたいと思ってます」

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