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3/23【全日本】青木宣言、岩本政権「突き破るのは俺」、アジア獲りにも色気

『2019 DREAM POWER SERIES』福島・いわき市平体育館(2019年3月23日)
○ジェイク・リー&岩本煌史vs青木篤志&岡田佑介×

 青木が岩本からの世界ジュニア獲りを見据えつつ、ジェイク&岩本が保持するアジアタッグ王座にも色気をみせた。

 青木発言がきっかけとなり、3・19後楽園大会で鈴木鼓太郎を退け、世界ジュニアV2を果たした直後の王者・岩本の前に全日ジュニア勢が現れ、包囲網を作った。事実上の挑戦表明で、これから世界ジュニア挑戦権争いが激化することになりそうな状況だ。

 その中でこの日、青木は岡田と組んでジェイク&岩本と対戦。開始早々、岩本と対峙し、ドロップキックで動きを止めると、串刺しラリアット、ブレーンバスター、ダイビングボディプレス、パイルドライバーの猛攻を浴びせた。のっけからあわやの場面を作った青木は2度目の激突で岩本にショルダータックル、ニーアッパー、ブレーンバスターで反撃され、一本背負いで投げ飛ばされたが、孤高の芸術を阻止すると、マンハッタンドロップ、DDTの連続攻撃で応戦した。

 最後は岡田がジェイクのバックドロップに沈み、敗戦に終わったものの、青木はその間、場外で岩本と激しくエルボーを打ち合い、DDTを敢行。試合後もしばしにらみ合った。「宣戦布告した以上ね、やらないと意味ないでしょ」と言うように、王者を意識しているのは明らか。「あいつがチャンピオンで強いのはわかる。実績残してるのもわかる。誰も言いづらいのもわかる」と岩本を認めてはいるが、青木は「それを誰かが突き破っていかないといけないわけでしょ。誰かって俺だと思うよ」と豪語。振り返れば昨年8月、岩本に敗れて初戴冠を許しており、「俺が負けてあいつにベルトを一回渡してしまったのがこの始まりだと思ってるから、自分の責任は自分で取る」と雪辱も誓った。

 青木が見据えているのは世界ジュニアだけではない。3・21名古屋大会でジェイク&岩本がアジアタッグを戴冠。青木は「ジェイクと岩本でアジア獲って今一番これからってとこだと思うんだよね。だけど悪いけど、アジアだって狙ってるからね」と宣言した。これまで佐藤と組んで2度アジアを戴冠しているが、「今日負けちゃったけど、俺と岡田で作り直しても俺は全然いけると思うし、何だったら佐藤光留選手と今までベルト巻いてるし、いくのは当然。だけどEvolution、それから暴走大巨人いるでしょ。だったら石川&青木組でもいいだろ。諏訪魔&青木組でもいいだろ。別の組み合わせでもいいじゃん」とチーム編成をシャッフルしての最古のベルト獲りを視野に入れた。全日ジュニアの現状への疑問と不満をきっかけに、青木が頂点返り咲きによる復権に乗りDす。

【青木の話】「(岩本と激しくやり合ったが?)宣戦布告した以上ね、やらないと意味ないでしょ。だって自分から動けないんだもん。自分から発言して自分で行動起こせないチャンピオンなんだからさ。周りで頑張らなきゃダメでしょ、これは。あいつがチャンピオンで強いのはわかる。実績残してるのもわかる。誰も言いづらいのもわかる。だけどそれを誰かが突き破っていかないといけないわけでしょ。誰かって俺だと思うよ。しかも俺が負けてあいつにベルトを一回渡してしまったのがこの始まりだと思ってるから、自分の責任は自分で取る。これが自分のやることだと思ってるしね。ジェイクと岩本でアジア獲って今一番これからってとこだと思うんだよね。だけど悪いけど、アジアだって狙ってるからね。今日負けちゃったけど、俺と岡田で作り直しても俺は全然いけると思うし、何だったら佐藤光留選手と今までベルト巻いてるし、いくのは当然。だけどEvolution、それから暴走大巨人いるでしょ。だったら石川&青木組でもいいだろ。諏訪魔&青木組でもいいだろ。別の組み合わせでもいいじゃん。狙えるんだよ、俺らは。狙いにいくよ、悪いけど。あいつらあんな幽霊部員みたいなチームメートしかいないチームに何ができるんだって。思い知らせてやるよ」

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