プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

3/29【NOAH】ノア初参戦のドラゲー望月が急逝・北尾さんに合掌 丸藤はタッグ結成を熱望

『Spring Navig. 2019』東京・後楽園ホール(2019年3月29日)
○モハメド ヨネ&丸藤正道&クワイエット・ストームvs望月成晃&マサ北宮&稲村愛輝×

 ノア初参戦のDRAGON GATE・望月が、急逝した師匠・北尾光司に向けて合掌してから気迫のこもったファイトを展開。そんな望月と火花を散らした丸藤はタッグ結成を熱望した。

 2・19ジャイアント馬場追善興行で丸藤と接点が生まれた望月がノア初参戦。北宮&稲村と組んで、丸藤&ヨネ&ストームと対戦した。

 大会前、元横綱・双羽黒で、プロレスラーや総合格闘家としても活躍した北尾さんの急逝が報じられた。望月にとって北尾さんは武輝道場時代の師匠にあたる。試合前に訃報を伝え聞いたという望月は、北尾さんへの思いを込めてリングに入る前に合掌してから試合に臨んだ。

 まずはバトラーツのリングで対戦経験のあるヨネと久々に対峙。アグレッシブに打撃戦を繰り広げると、ヨネをエプロンに追い詰め、強烈なランニング式のサッカーボールキックで場外に蹴落とし、大きなどよめきを巻き起こした。

 丸藤とは中盤戦で激突。あいさつ代わりに豪快なミドルキックをたたき込む。丸藤が逆水平をうならせれば、一歩も引かずにローキックを打ち返してラリーに発展。ソバットで競り勝つと、大胆にも不知火の構えに。これは不発に終わるも、一角蹴り(コーナーで横向きに固定しての串刺しニー)をズバリ。丸藤のタックルにカウンターのヒザ蹴りを合わせると、最強ハイキックを繰り出す。しかし、丸藤もギリギリで回避すると、横からトラースキックを発射。注目の戦いは痛み分けとなった。

 試合はグローバル・タッグリーグ戦に向けて気合いの入ったヨネ&ストームがファンキーバスターボムで稲村を仕留めたが、望月と丸藤はリング上の戦いそっちのけで場外乱闘を展開。試合後に視線を交錯させると、握手を交わして再会を誓い合った。

 「望月選手とやるのは何度やっても楽しいし、もっともっと激しくなる…のかもしれないけど、俺と組んでノアの他のレスラーとやっても楽しいんじゃないか?」と丸藤は望月とのタッグ結成を熱望。「望月選手がウチに上がってどう感じたか? やり足りないよ、今日の感じじゃ。もっと他のレスラーともぜひともやって欲しいし」と呼びかけた。

 一方、望月は意中の対戦相手がノアにいることを明かし、「あんまりおいそれと迂闊なことは言えないんで、名前は出さないですけど、もしまたノアさんからオファーが来て、そのやりたい選手が俺の相手だったら、また喜んで来たいなと思います」と慎重な姿勢を見せつつも再度の出場に前向きだった。

 急逝した北尾さんについて問われると、「北尾さんも引退されてから、どっちかというとプロレス界とは断絶しているというか、そんな感じだったんで、僕もお会いすることなく20年経っちゃったんですけど。まあ、いろいろありましたけど、間違いなく1つ言えるのは、北尾さんがいなければ僕はプロレスラーになってないんで」と沈痛な表情を覗かせ、「本当に今日は偶然ノアさんに初参戦ということだったんですけど、改めてリングに上がれる喜びと北尾さんへの感謝を込めて、リング前で合掌しましたけど。本当にご冥福をお祈りしたいなと思います」と師匠への思いを切々と語っていた。

【試合後のヨネ&ストーム】
――リーグ戦に向けて弾みがついたが?

▼ヨネ「今日は3対3だけど、マサと稲村。強かったけど、もう俺らが2点ゲット!」

▼ストーム「イエー! このリーグでイチバンのチームは50FP! このリーグで2回タッグチャンピオンになってるのは50FPだけ! このリーグ戦勝って、タッグチャンピオンシップ挑戦スル! 今は49代、ツギは50代!! 50&50!! ユーノウ・ホワイ!? ウィー・キャント・ストップ!」

▼ヨネ「ウォント・ストップ!」

▼ヨネ&ストーム「ゴーイン…ゴーイン! ゴーイン!!」

【試合後の丸藤】
――望月と2度目の対決となったが?

▼丸藤「望月選手とやるのは何度やっても楽しいし、もっともっと激しくなる…のかもしれないけど、俺と組んでノアの他のレスラーとやっても楽しいんじゃないか? 望月選手がウチに上がってどう感じたか? やり足りないよ、今日の感じじゃ。もっと他のレスラーともぜひともやって欲しいし。もっともっちー、もっちー、もっちー、もっちー…」

【試合後の望月】
▼望月「まあ、今日はね、丸藤正道と両国の続きってことで来たけどね。やっぱホームリングだとそうそう挑発に乗らないというか、上手くスカされながら、でもガッチリ当たれて。モハメド ヨネ選手とも20年ぶりぐらいかな? 随分キャラ変わったなと思ったけど、俺は体小っちゃいですけど、こういうぶつかり合いが好きなんで。まあまた、この続きがあるのかないのかわからないですけど、昔から知っている選手も何人かいるし、コイツとやってみたいなっていうのもいるんですけど、それはあえて名前を出さずに。我々もノアさんもしっかりシリーズを組んで年間やっている団体なんで、あんまりおいそれと迂闊なことは言えないんで、名前は出さないですけど、もしまたノアさんからオファーが来て、そのやりたい選手が俺の相手だったら、また喜んで来たいなと思います」

――師匠の北尾さんの訃報については?

▼望月「試合の直前に北尾さんの訃報を聞きまして…。まあ、20年ほど会ってなくてね。北尾さんも引退されてから、どっちかというとプロレス界とは断絶しているというか、そんな感じだったんで、僕もお会いすることなく20年経っちゃったんですけど。まあ、いろいろありましたけど、間違いなく1つ言えるのは、北尾さんがいなければ僕はプロレスラーになってないんで。ただ、今日は試合直前に知ってちょっと気持ちを振り切りましたけど。本当に今日は偶然ノアさんに初参戦ということだったんですけど、改めてリングに上がれる喜びと北尾さんへの感謝を込めて、リング前で合掌しましたけど。本当にご冥福をお祈りしたいなと思います」

プロ格 情報局