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4/4【全日本】11年ぶりV2へ諏訪魔がジョー絞殺で白星スタート

『2019 Champion Carnival』開幕戦 東京・後楽園ホール(2019年4月4日)
「2019 Champion Carnival」Bブロック公式戦=○諏訪魔vsジョー・ドーリング×

 諏訪魔がジョーを絞殺し、11年ぶり2度目の優勝へ向けて好スタートを切った。

 今年で14度目の出場となった諏訪魔だが、優勝経験は2008年の一度だけ。11年ぶりに春の栄冠を狙う諏訪魔はその先に三冠獲り、石川との“夢の5冠戦"を見据えて開幕戦を迎えた。

 初戦の相手は最強外国人ジョー。互いに手の内を知り尽くしているとあって諏訪魔は苦戦を強いられた。開始早々、タックル合戦で正面衝突したものの、ジョーに吹き飛ばされて出鼻をくじかれた。打撃戦に出たジョーにフライングショルダーを放ち、ロープ越しのスリーパーで絞め上げたものの、逆にロープ越しのラリアットを食らって場外に転落。フェンスへのギロチンホイップを敢行されるなど守勢に回った。

 その後もパイルドライバー、ショートレンジラリアットとジョーの猛攻が襲ってきたが、諏訪魔もブレーンバスター合戦を制してようやく反撃を開始だ。串刺しラリアット、フロントスープレックスの連続攻撃を浴びせ、ジョーがラリアットで反撃しても、ラリアットで応戦。ダブルチョップを乱れ打ちし、ジャーマンで巨体を投げた。

 意地のジョーもスパインバスターで逆襲したが、諏訪魔は3カウント寸前に何とか肩を挙げた。デスバレーボム、ショートレンジラリアットで一気に攻め込まれたものの、レボリューションボムは阻止。フロントハイキックをキャッチしてラストライド気味のパワーボムを敢行してジョーの動きを鈍らせると、大砲のようなドロップキックも発射。すかさず万力スリーパーで絞め上げてレフェリーストップ勝ちを決めた。

 苦闘の末、諏訪魔がジョーを絞殺して白星スタート。「ジョーはやっぱ強えわ。一発一発が重いし。昔の盟友って。今は良きライバルだよね。まだまだあいつと競っていかなきゃいけない」とかつてのパートナーで、ライバルであるジョーとの続きを見据えた。狙うは11年ぶり2度目の優勝。「今、三冠に対しては一番最後尾だから」と謙遜しつつ、「俺は三冠を獲りにいくっていうその目標のために、何としても俺はここで息を吹き返したい」と復権を誓うばかり。全盛期証明へ向けた「挑戦」を宣言した。

 諏訪魔の次戦は4・10広島大会のヨシタツ戦。一方、ジョーは初戦黒星。次戦は4・7名古屋大会で相手は同じくヨシタツ。ここで初白星を挙げたいところだ。

【諏訪魔の話】「勝てたよ。ジョーはやっぱ強えわ。一発一発が重いし。昔の盟友って。今は良きライバルだよね。まだまだあいつと競っていかなきゃいけないと思うし。ただ、これで1勝できたんでね。俺は三冠を獲りにいくっていうその目標のために、何としても俺はここで息を吹き返したい。今、三冠に対しては一番最後尾だから。俺だってまだまだ全盛期、証明したいよ。まだまだ過酷なリーグ戦は始まったばっかなんだけど、そこに挑戦していきたいと思う」

【ジョーの話】「諏訪魔は俺と同世代の好敵手だ。今日は奴が勝った。だが、俺もまだ1敗しただけだ。それは誰もが同じ状況になるだろう」

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