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4/6【NOAH】復帰・小峠奮戦も…“海王"清宮&拳王「大阪愛」叫んでGTL幕開け

『GLOBAL TAG LEAGUE 2019』エディオンアリーナ大阪(府立体育会館)第2競技場(2019年4月6日)
「GLOBAL TAG LEAGUE 2019」公式戦 ○清宮海斗&拳王vs長井満也&小峠篤司×

 『GLOBAL TAG LEAGUE 2019』開幕戦メインを飾った公式戦で、優勝候補の“海王"清宮&拳王組が完勝して白星発進。今年はノアの要所が続く大阪への“愛"を異口同音に叫んだ。

 初戦の相手は“革命マントヒーローズ"小峠&長井組。左ヒジの関節脱臼などで今年2月から欠場中だった小峠は地元・大阪で約2ヶ月ぶりの復帰戦となった。場外ラフでチェーンを振り回したり、観客の女性を「クソババア」呼ばわりする長井の“反ヒーロー的言動"に頭を抱えながらも、ブランクを感じさせない動きで駆け回って浪速の夜を熱く染め上げた。

 終盤には清宮相手に“ゴツン!"と痛々しい頭突きも見舞って好機を手繰り寄せ、たまらず崩れ落ちた若きGHC王者をを引きずり起こしてキルスイッチで仕留めにかかる。

 だが、踏ん張った清宮は逆にタイガースープレックスで投げ捨てて反撃。なおも立ち上がる小峠にドロップキックを見舞い、急角度の投げ捨てジャーマンからのタイガースープレックスを狙う。

 必死に踏ん張った小峠も前方回転エビ固めや“革命式"外道クラッチで得意の逆転勝利を狙ったものの、清宮も3カウントは許さない。逆に強烈カウンター・ドロップキックで小峠の顔面を撃ち抜くや、すかさず飛び込んだ拳王も蹴暴を叩き込んでアシスト。最後は清宮がオーバースロー(変型スクラップバスター)からタイガースープレックスホールドにつなぐ必勝パターンで完璧な3カウントを奪ってみせた。

 小峠の奮戦が光ったものの、最後は“海王"が完勝で白星発進。試合後の“マイクリレー"では、「大阪の皆さんの熱い応援も、凄い俺のハートに届きました。大阪の皆さん、大好きです!」(清宮)、「俺も大阪……大好きです! 大好きすぎて、今年はここ第2競技場で三沢メモリアルがある。そして! 第1競技場まで行くぞ!? それまでにな! ノアのレスラーのなかでダントツにハートが強い俺たちがタッグリーグ、必ず優勝するからな!」(拳王)と異口同音に“大阪愛"を叫んだ。

 拳王が言うように、故・三沢光晴さんの没後10年興行(6・13大阪府立第2)も、改称した年間最大のリーグ戦『N-1 VICTORY』(9・16大阪府立第1)も浪速が舞台。“新生ノア"の要所が続く。大阪で“主役"を奪っていくことが、新生ノア“主役"への近道と言っても過言ではないだけに、拳王は早くも「俺たちで決勝戦…やるかもしれねえなあ…」と“N-1決勝対決"まで見据えた。

 そのためにも“GTL制覇"は至上命題。各地で心を通わせながら、まずは春の頂上へと駆け上がる。


【試合後の清宮&拳王】
▼拳王「こんなもんだろ! 俺と清宮が組んだら。俺たちハートが違うんだよ! ノアにいる大阪出身のヤツらよりも俺たち、大阪のこと、大好きなんだよなあ!?」

▼清宮「今日も俺たちのハート、そして応援してくれた皆さんのハート。俺は完全につながったと思ってます。今日みたいに熱い応援をしてくれる大阪の皆さんが俺は大好きです。これから二人で新しい景色をみせる。そのスタートにするために、必ずタッグリーグ、俺たちが優勝します」

――初戦を取りこぼさずに勝てたが?

▼拳王「当たり前だろ! 俺たちが優勝はもちろんのこと、次につなげようと思ってるんだよ。ここで優勝できなかったら俺と清宮で組んだ意味ねえだろ。必ず優勝する。そして、タッグリーグ後のことも考えてんだよ」

▼清宮「始まる前から言ってますけど、タッグチャンピオンのAXIZ。そこに勝つまでは俺たちは絶対に負けられません」

――拳王は心強かった?

▼清宮「頼るつもりはないですけど、シングルマッチと同じように自分の全力を出して戦える。心強いパートナーです」

――“大阪愛"を強調していたが、三沢メモリアルも、グローバル・リーグ戦の決勝戦もすべてメインで主役を取っていく?

▼拳王「当たり前だろ! でもな、まずお前、頭の中を治して来い! グローバル・リーグ戦決勝!? “N-1"だろうが! これから新生ノア、N-1だよ。俺たちがその新しい顔だ。俺たちが変えていくんだよ。俺たちで決勝戦…やるかもしれねえなあ…」

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