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4/6【全日本】「長引いたら危なかったかも」 青木に苦戦も石川が初白星

『2019 Champion Carnival』千葉・木更津市民会館(中ホール)(2019年4月6日)
「2019 Champion Carnival」Aブロック公式戦=○石川修司vs青木篤志×

 石川が青木に手を焼きながらも2戦目で初白星をもぎ取った。

 2017年覇者の石川は全日本入団後、初のカーニバルで2年ぶりV2を狙う。開幕戦では岡林と大激闘を繰り広げたものの敗戦。この日の2戦目で立て直しといきたいところだった。

 相手は青木。普段は共闘関係にあるが、いざ敵に回すと苦戦を強いられた。ショルダータックルで突っ込む青木を巨体で弾き返した石川は、場外戦に持ち込もうとすると、すぐさまリングインした青木に翻ろうされたが、プランチャをキャッチすると鉄柱に叩きつけて追い討ち。その後も踏みつけ攻撃やコブラツイストで青木をもん絶させ、ダイビングフットスタンプで攻め込んだ。

 だが、ここから青木が機動力で巻き返す。スクールボーイで丸め込んで幻惑すると、低空フロントキックをお見舞い。ドロップキック、ミサイルキックで攻め立て、石川が雪崩式ブレーンバスターで反撃しても、ファイアーサンダーは決めさせず。高角度前方回転エビ固めで丸め込んであわやの盤面を作った。

 これをしのいだ石川は首固めを狙う青木をファイアーサンダーで突き刺して一気に逆転。2カウントで返されてもランニングニーリフトをぶち込んで一気に勝負を決めた。

 青木のペースに持ち込まれる前に力の勝利。石川が2戦目にして初白星を挙げた。「秋山社長の次は青木選手っていうぐらいプロレスの技術が凄い」と青木に一目を置いた石川は、「時間は短かったかもしれないですけど、逆に勢いでいかないとね。あと何を返されるかって怖さがあったんで。一気にいけてよかったなと。長引いたら危なかったかもしれない」と振り返った。

 次戦は明日4・7名古屋大会の崔戦。昨年も同ブロックで敗れている石川にとっては雪辱戦となる。「これで1勝1敗。まだまだ巻き返せるチャンスあると思うんで。やっぱり優勝しないとね」と誓った石川は1年前のリベンジを遂げて2連勝あるのみだ。一方、青木は開幕2連敗。次戦は4・15金沢大会のゼウス戦となる。歴代三冠王者との3連戦の最後で、初白星をもぎ取れるか。

【石川の話】「いつも組んでる青木選手とこういう形で戦うと思ってなかったんで、凄い新鮮というか。今、僕が感じる感じだと、全日本プロレスのプロレスのティーチャーと言っていいかわからないですけど、やっぱり秋山社長の次は青木選手っていうぐらいプロレスの技術が凄いんで。時間は短かったかもしれないですけど、逆に勢いでいかないとね。あと何を返されるかって怖さがあったんで。一気にいけてよかったなと。長引いたら危なかったかもしれないですね。これで1勝1敗。まだまだ巻き返せるチャンスあると思うんで。やっぱり優勝しないとね。別に開幕戦の岡林戦、負けたといっても恥ずかしくない内容残せたと思うんで。ここから巻き返して優勝したいなと思います」

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