4/7【NOAH】金銀新コスチュームの王者AXIZが白星発進 「GTLもノアも俺たちが輝かせる」
『GLOBAL TAG LEAGUE 2019』奈良・なら100年会館(2019年4月7日)
「GLOBAL TAG LEAGUE 2019」公式戦 ○中嶋勝彦&潮崎豪vsマサ北宮&稲村愛輝×
GHCタッグ王者の“AXIZ"中嶋&潮崎組が、金銀をあしらった新コスチュームとともにタッグリーグ戦初戦に完勝。ゴールドとシルバーに「ノアも、このグローバル・タッグリーグも俺たちが…輝かせていく」意味を込めた。
王者として迎えるAXIZのタッグリーグ戦は、この日からスタート。黒地に金銀で“AXIZ"とあしらった揃いの新コスチュームをこの日から着込んだ二人は、奈良大会のメインで“THE TOUGH"(ザ・タフ)北宮&稲村組と対決した。
試合では抜てき出場となった新人・稲村の奮戦が目立った。のっけから体ごとぶつかるショルダータックルをぶっ放してタッグ王者をなぎ倒してみせた。その後は徹底して潮崎の逆水平、中嶋の左ミドルキックにさらされたものの、胸板を腫らしながらも目は死なず。何度も立ち上がる文字通りの“タフガイ"っぷりを発揮して、場内もはコールで背中を押した。
終盤には北宮も中嶋&潮崎の猛打を上半身を震わせながらすべて受け止めるタフっぷりを発揮。逆にまとめてスピアーでなぎ倒すや、稲村もアバランシュホールドやダイビングショルダータックルで中嶋を押し込み、ブラックタイガーボムの体勢に入った。
だが、中嶋も体をバタつかせて着地。逆に稲村の突進をカニ挟みで転がすや、ターンバックルごとアゴを蹴り上げる。北宮が助けに入っても、中嶋&潮崎がトラースキックの同時発射で排除だ。
孤立した稲村に、中嶋は前後からのサッカーボールキックを残虐に乱打。決死の形相で立ち上がってエルボーを返そうとする新人を、無情にも避け続け、そのつど左ミドルキックでなぎ倒していく。さらには的確なトラースキックでアゴを射抜き、崩れ落ちた稲村の首筋めがけて狂乱気味にエルボードロップを乱打、また乱打。続けざまに頭部にダメ押しの低空トラースキックを発射だ。なおも稲村はキックアウトしてみせたものの、最後はゆっくりと稲村を引きずり起こした中嶋が、バーティカル・スパイクで突き刺して完璧な3カウントが数えられた。
“タフっぷり"をみせた北宮&稲村をねじ伏せて、タッグ王者の“AXIZ"がタッグリーグ戦で白星発進。マイクを握った中嶋は「奈良、久しぶりだね。久々だけどノアも変わって、俺たちも変わっていく。その中でも俺たちAXIZが中心だ」と改めて宣言し、「今日来てくれたみんなに聞きたい。イエスかノーで答えてくれるかな? ノアが好きか!? AXIZが好きか!?」と問いかけ、観衆も立て続けに「イエス!」と呼応した。
すると中嶋も「俺たちAXIZもお前たちが好きだ。俺たちAXIZから目を離すな。もっともっとお前たちを……感じさせてやる」と締めくくり、金銀新コスチュームを身にまとった二人が、得意の“もたれかかりポーズ"を決めるなかで奈良大会の幕が下ろされた。
新コスチュームにメタリックカラーを選んだのは「ノアも、このグローバル・タッグリーグも俺たちが…輝かせていく」(潮崎)ため。ノア浮上の原動力となるべく、まずはギラギラした光で“GTL"を満たしてみせるか。
【試合後の中嶋&潮崎】
――初戦を完勝で突破したが?
▼中嶋「ザ・タフ! …疲れた。やってもやっても立ち上がってくっから。まぁ疲れたよ。チャンピオンは初戦から疲れたよ」
――稲村の奮闘は予想以上?
▼中嶋「あれくらい来てもらわないと。いいよ、最後まで目が死んでなかったからねえ」
――かつての相棒(北宮)のチームを倒してのスタートダッシュとなったが?
▼中嶋「あんまり考えてないね、その辺は。優勝しか考えてないし。俺、去るモン追わないから。今が大事。過去なんて何にも使えないからね。これからのほうが大事だから。まぁ色々と賛否両論だろうけど、俺は今のAXIZと今のノア、そしてこれからのノアを一応、チャンピオンとして考えてるつもりだし。俺は俺らしく行くよ。まずはこのタッグリーグ、勝つことが目標だから」
――揃いの新コスチューム、金と銀があしらってあるが、どんな意味を込めた?
▼中嶋「どう思う?(笑)」
▼潮崎「今のノア、AXIZとともにさらに上へ持っていくよ。それが俺たちがすべきこと」
――さらに輝かせていくということ?
▼中嶋「そうだよ。今日だって輝いてただろ?」
――ま、まぁ…
▼中嶋「はぁ? イエスか、ノーかで答えろよ」
――イエス…
▼中嶋「もっと腹から声出せよ!!」
――イヘス!!!
▼中嶋「裏返ってんじゃねえかよ声が(笑)」
――改めて今後に向けて…
▼潮崎「ノアも、このグローバル・タッグリーグも俺たちが…輝かせていく」
▼中嶋「イエス!」
