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4/9【全日本】6ヵ月ぶり再戦 ゼウスが三冠王者・宮原に雪辱で2連勝

『2019 Champion Carnival』島根・くにびきメッセ 多目的ホール(松江)(2019年4月9日)
「2019 Champion Carnival」Aブロック公式戦=○ゼウスvs宮原健斗×

 ゼウスが6ヵ月ぶりの再戦で三冠王者・宮原に雪辱を遂げて2連勝。初優勝へ向けて最高の弾みをつけた。

 初優勝を狙うゼウスは初戦でヴァレッタに快勝し、幸先いいスタートを切った。続く2戦目となったこの日は序盤の大一番。相手は三冠王者・宮原だ。両者は昨年10・21横浜文体の三冠戦以来6ヵ月ぶりの再戦。前回敗れ、三冠ベルトを失ったゼウスにとっては雪辱戦となった。

 昨年2度の三冠戦同様、両者の意地むき出しの攻防は白熱したものとなった。序盤からゼウスが逆水平、宮原が頭突きをリング内外で打ち合う激しい打撃戦を展開。ゼウスがフライングバイセップスエクスプロージョンを放てば、宮原はエプロンDDT、串刺しブラックアウトで譲らず。エルボー合戦はゼウスが逆水平で競り勝ち、バイセップスエクスプロージョンを叩き込んだが、宮原もすぐさま垂直落下式ブレーンバスターでやり返した。

 勝負の行方が見えない展開が続いたが、まず勝機を作ったのは宮原。コーナーにうずくまったゼウスの後頭部にブラックアウトを突き刺し、ジャーマンで投げ飛ばす。正調ブラックアウトをぶち込むと、シャットダウンの構えに入った。

 これを食い止めたゼウスはチョークスラムで豪快に叩きつけて逆襲。ジャックハマーを阻止した宮原がブラックアウト連射から二段式ジャーマンで逆転を狙っても、肩を挙げたゼウスはシャットダウンをまたも決めさせず。ドロップキックをカウンターで鮮やかに決めると、バイセップスエクスプロージョンをこれでもかと連発。宮原が回転足折り固めやブラックアウトで反撃に出たが、ゼウスはバイセップスエクスプロージョン連打で吹き飛ばして返り討ち。すかさずジャックハマーを爆発させて3カウントを奪った。

 熱戦の末に三冠王者・宮原を破ったゼウスが2連勝。「チャンピオン・カーニバル、僕の最高の2戦目になりました。最高の相手のおかげで最高の試合ができたこと、本当に感謝します」と振り返ったようにこれからの公式戦へ向けて最高の弾みがついた。しかもベルトを失った6ヵ月前の三冠戦の借りもしっかり返し、「ずっと積み重ねてきた努力がまた一つ実りになるかなと思ってます」と手応えは十分。次戦は明日4・10広島大会の青柳戦となるが、ゼウスは「一戦一戦を大切に、一つ一つの試合を心を込めて。今日、今日、今日というふうにやっていきたい」と着実に白星を積み重ねていく構えをみせた。

 一方、宮原は2戦目で早くも初黒星。続く3戦目は4・11福岡大会。地元でディランと対決する。

【ゼウスの話】「今日はありがとうございました。チャンピオン・カーニバル、僕の最高の2戦目になりました。最高の相手のおかげで最高の試合ができたこと、本当に感謝します。対戦相手の宮原健斗選手もそうやし、松江の皆さんに、そして神様に感謝します。(王者・宮原を破っての2連勝で最高の弾みになるのでは?)そうですね。ずっと積み重ねてきた努力がまた一つ実りになるかなと思ってます。一戦一戦を大切に、一つ一つの試合を心を込めて。今日、今日、今日というふうにやっていきたいと思ってるんで。明日、広島で青柳優馬選手。絶対気抜けない相手ってことはわかってるんで、必ず確実に勝利したいと思ってます。皆さん、今日も応援ありがとうございました。全日本プロレス、そして俺たちの人生は祭りやで。わっしょい、わっしょい、わっしょい!」

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