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4/9【全日本】レッドマンに大苦戦もジェイクが3戦目で待望の初白星

『2019 Champion Carnival』島根・くにびきメッセ 多目的ホール(松江)(2019年4月9日)
「2019 Champion Carnival」Bブロック公式戦=○ジェイク・リーvsジョエル・レッドマン×

 ジェイクがレッドマンの技巧に苦戦しながらも3戦目で待望の初白星を挙げた。

 初戦で野村との新世代対決に敗れたジェイクは、続く2戦目で大日本・大地にも敗戦。2連敗で早くも失点4で苦しい状況となってきた。3戦目となったこの日は初来日のレッドマンと対戦。ヨーロッパ仕込みのテクニックに苦しめられた。

 前回の大地戦に続き、レッドマンは持ち前の技術を惜しげもなく披露。変型アームロックで絞め上げ、相手の両腕をクロスしてのスリーパーからそのまま変型バックブリーカーに持ち込むなど、総合格闘技の経験もあるジェイクをグラウンドで手玉に取った。

 ジェイクと握手を交わす余裕も見せたレッドマンはジェイクの反撃をドラゴンスクリューでせき止め、レッグロックでもん絶させる。高速ブレーンバスター、ダイビングニードロップと大技を挟むと、逆片エビ固めでギブアップを迫った。

 完全に翻ろうされ続けたジェイクだったが、これを耐え抜くと、延髄斬りで反撃ののろしを上げた。すかさずジャイアントキリングをぶち込むと、息つく暇も与えず高角度バックドロップを爆発させて一気に3カウントを奪い取った。

 苦戦の末、レッドマンを破ったジェイクが初白星。3戦目にしてようやく勝ち点2をつかみ取った。「レスリングスキルにしても何にしても俺は彼に押されていく一方だったのは観ていた人がわかるはずだ。けど俺には一発がある。覆す一発だ」と豪語したように、ジャイアントキリングが呼び込んだ大逆転勝利。ジェイクは「とにかくほしかった、是が非でもほしかった1勝、やっと、やっと手に入れたよ」と息を弾ませた。

 次戦は4・11福岡大会のヨシタツ戦。これ以上の失点は命取りとなりかねない状況とあって、「残り公式戦、まだまだチャンスはあるはずなんだ。そのチャンスをつかみ取って、序盤の2連敗なんて目じゃないぐらいの功績、勢いを残してそのままいく」とここからの快進撃を誓うばかりだ。一方、レッドマンは2連敗。次戦は明日4・10広島大会でアドニスとの初出場外国人対決を控える。

【ジェイクの話】「とにかくほしかった、是が非でもほしかった1勝、やっと、やっと手に入れたよ。けど、レッドマン、初めてやったけど、何て紳士な奴なんだ。俺がエセ紳士みたいでよ。このコメントもエセ紳士みたいでね。レスリングスキルにしても何にしても俺は彼に押されていく一方だったのは観ていた人がわかるはずだ。けど俺には一発がある。覆す一発だ。残り公式戦、まだまだチャンスはあるはずなんだ。そのチャンスをつかみ取って、序盤の2連敗なんて目じゃないぐらいの功績、勢いを残してそのままいく」

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