4/10【全日本】野村の連勝ストップ ジョーが豪快勝利で初白星

『2019 Champion Carnival』広島・JMSアステールプラザ多目的スタジオ(2019年4月10日)
「2019 Champion Carnival」Bブロック公式戦=○ジョー・ドーリングvs野村直矢×

　野村の連勝3でストップ。ジョーが3戦目にして初白星を挙げた。

　ここまでジェイク、吉田、アドニスをことごとく撃破して3連勝中の野村。すでにBブロック通過を確信しているほど自信を深める中、4戦目となったこの日、ついにその勢いにストップがかかった。

　相手は最強外国人ジョー。諏訪魔、ヨシタツにまさかの2連敗を喫しているが、その強さにかげりは見られず。ゴングと同時にショルダータックルで突っ込んだ野村だったが、巨体に弾き返され、エルボーを連発しても強烈なエルボー一発で返り討ちに。キャメルクラッチ、コブラツイスト、逆エビ固めとジョーの容赦ない腰攻めに苦もんした。

　それでも野村はショルダータックルを連発して正面突破を狙い、スピアーで巨体をなぎ倒してみせる。すかさずノムラロック(仮)に持ち込もうとしたが、時期尚早で羽根折り固めの段階でデスバレーボムに切り返されてしまう。スパインバスター、逆エビ固めと再び腰攻めに追い込まれた。

　粘る野村もレボリューションボムを食い止め、スピアーからのジャックナイフやフロッグスプラッシュ2連発で3カウントを迫ったが、決め手にはならず。マキシマムも不発に終わり、こん身のワンツーエルボー連打を浴びせてもジョーのエルボー一発に押し返されるとラリアットを被弾。最後はフライングボディアタックで押し潰されて3カウントを聞いた。

　初黒星を喫した野村の連勝は3でストップ。拍車がかかる一方だった勢いに急ブレーキがかかった。大型対策の意味合いもあるノムラロック(仮)に持ち込めなかったのが痛恨だ。次戦は4・14大阪大会のレッドマン戦。4・15金沢大会での地元凱旋も控え、ここで勝利して立て直しておきたいところだ。

　ジョーは3戦目にしてようやく初白星を挙げた。試合後、リングを去る野村に向かって拍手を送ったが、「野村はとても強くなったし、大きくなった。間違いなく成長している。だから厳しい試合になったんだ」と認めたからだった。次戦は4・14大阪大会のアドニス戦。野村の勢いを止めた最強外国人が逆に勢いづくか。

【ジョーの話】「やっと初勝利だ。そして非常に厳しい戦いだった。野村はとても強くなったし、大きくなった。だから厳しい試合になったんだ。だが、ランニングクロスボディアタックが出ればいつでも決まるということだ。サンキュー」