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4/14【NOAH】“平成最後のGHCジュニア戦"で鼓太郎返り討ち 稔V1も「フリー同士で悔しくないの?」

『GLOBAL TAG LEAGUE 2019』北海道・札幌マルスジム(2019年4月14日)
GHCジュニアヘビー級選手権試合 ○田中稔vs鈴木鼓太郎×

 稔が鼓太郎の挑戦を退けてGHCヘビー級王座初防衛に成功。鼓太郎が流血アクシデントに見舞われながらも“フリー対決"を制したが、「悔しくないのか?」と“世界一"を目指すノアジュニア勢にハッパをかけた。

 稔は3月の横浜文体大会で悲願のGHCジュニア王座奪取に成功。勢いそのまま“二冠"を狙って小川良成&鼓太郎組の持つジュニアタッグ王座に挑んだものの、逆に鼓太郎に敗れ、初防衛戦の相手に迎えることになった。

 序盤から鼓太郎が額をバッティングでカットするアクシデント。流血しながらも鼓太郎が稔を攻め立て、先を読み合いながらもハンドスプリングエルボーやエンドレスワルツ、エルボーコンビネーション…と要所で得意技を決めていった。

 だが、血で視界がふさがって的確さが鈍る場面も。終盤には終盤にはエクスカリバーからのブルーディスティニー発射にも成功したものの、稔もレクイエムを丸め込みで切り返して譲らず。逆に稔は鼓太郎の左腕に的確な蹴りを集め続け、最後は左腕へのカウンター・ジャンピングハイキック→右ハイキック→ミノルスペシャルの流れが決まって、たまらず鼓太郎もタップアウトした。

 得意の形でまずは快勝V1。ノアや全日本でタイトルマッチが続き、自らを「40のオッサン」と卑下していた鼓太郎を、「俺も3月末のジュニアタッグ選手権が終わってからも、16時間かけてニューヨーク行って、3試合して、また16時間かけて戻ってきて、また今日タイトルマッチ。それでも全然疲れてない。あいつ(鼓太郎)俺より年下でキャリアも浅いんでしょ? 情けねえこと言うなよ。鍛え方と意識の高さが違うよ」とキャリア25年、46歳の王者はバッサリ切り捨てた。

 今後5月から夏にかけては、ジュニアタッグリーグ戦、シングルのジュニアリーグ戦と“ジュニアの季節"が続く。RATEL'Sの原田大輔は「ノアジュニアを世界一に」のスローガンを掲げているが、稔も「とにかく俺はこのベルト、何度も言うけど“業界に響き渡らせるGHCジュニア"に戻していくから」と改めて強調した。

 そのうえで「でも、今日の平成最後のGHCジュニアタイトルマッチ。所属じゃないですよ? ふたりとも。それ見てノアジュニア勢、みんな腹のなかで何か思ってるはずなんですよ。そうじゃなきゃおかしい。だったら発信しないと。みんな大人しすぎるんですよ。自分がどれだけノアジュニアのことを思ってるのか。どれだけこのベルトが欲しいのか。それを発信してくれよ。業界に響かせるには、俺一人の力じゃ無理なんだ。俺はチャンピオンとして引っ張るけど、みんなの意識改革が必要なんだ。みんな悔しくないの? 業界にまったく響いてないよ?」と熱弁。高い目標を掲げただけに、試合内容のみならず、あらゆる角度からの“意識改革"をうながした形となった。

【稔の話】「平成最後のGHCジュニアヘビー級チャンピオン・田中稔です。実は今日俺、26年前、藤原組に頭丸めて入門した、この世界に足を踏み入れた記念日なんです。4月14日。そんな日に防衛戦ができて良かった。対戦相手。タイトルマッチが立て込んでてだいぶお疲れだったようですけど、俺も3月末のジュニアタッグ選手権が終わってからも、16時間かけてニューヨーク行って、3試合して、また16時間かけて戻ってきて、また今日タイトルマッチ。それでも全然疲れてない。あいつ(鼓太郎)俺より年下でキャリアも浅いんでしょ? 情けねえこと言うなよ。鍛え方と意識の高さが違うよ。これからノアジュニアはジュニアタッグリーグ戦、シングルにジュニアリーグ戦がありますけど、今年もHi69くんと一緒に出るんで。優勝して、今度はもう一回、(王者の小川&鼓太郎組に)挑戦するから。とにかく俺はこのベルト、何度も言うけど“業界に響き渡らせるGHCジュニア"に戻していくから。でも、今日の平成最後のGHCジュニアタイトルマッチ。所属じゃないですよ? ふたりとも。それ見てノアジュニア勢、みんな腹のなかで何か思ってるはずなんですよ。そうじゃなきゃおかしい。だったら発信しないと。みんな大人しすぎるんですよ。自分がどれだけノアジュニアのことを思ってるのか。どれだけこのベルトが欲しいのか。それを発信してくれよ。業界に響かせるには、俺一人の力じゃ無理なんだ。俺はチャンピオンとして引っ張るけど、みんなの意識改革が必要なんだ。もっと欲出さないと。がっついた性格してんのは、良くも悪くも原田選手くらいでしょ。みんな悔しくないの? 業界にまったく響いてないよ? IWGPジュニア、世界ジュニアより確実にこっちのほうが上だっていうのを、証明していきますから。まずは今日、ちょちょっと終わらせて次のステップへ。まぁ、田中稔の任せとけってことですよ」

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