4/14【大日本】TAJIRIが5・5横浜文体でBJWジュニア挑戦 青木一蹴で王者・和樹が指名
『一騎当千〜DeathMatch Survivor〜決勝戦〜』北海道・札幌マルスジム(2019年4月14日)
○TAJIRIvs青木優也×
TAJIRIが古巣・大日本マットで青木に完勝。BJWジュニア王者・和樹が次期挑戦者に指名し、5・5横浜文体大会での王座戦が決まった。
TAJIRIは4・11札幌大会に突じょとして乱入。そのまま古巣・大日本マットに参戦し、この日は大日本ジュニアの一角・青木と対戦した。
序盤から巧みなテクニックと“間"の開け方でジリジリと青木を自らの土俵に引き込んだTAJIRIは、そのままヘッドシザース地獄やチンロック地獄に引きずり込み、ねちっこく青木を拷問していった。
気づけば鼻血が吹き出していた青木も、必死にトラースキックやトップロープ超えのノータッチトペを敢行したものの、TAJIRIの流れは変わらない。ならばと青木はTAJIRIと腕を引っ張り合いながら、ノーガードのエルボー合戦を展開して真っ向から押し込んでみせたものの、TAJIRIも巧みな急所蹴りで戦況をリセット。さらには故意にレフェリーと交錯して死角を作るや、スワンダイブ攻撃を狙ってきた青木を青い毒霧で空中撃墜、すかさずバズソーキックにつなげて鮮やかに3カウントを奪い去った。
不敵な笑みを浮かべるTAJIRIの前に立ちふさがったのは、セコンドについていたBJWジュニア王者・和樹。ベルトを見つめるTAJIRIは、割って入ってこようとした関札を問答無用の緑毒霧で排除するや、再び金色のベルトと王者・和樹を見据えた。
マイクを握った和樹は「あんたが大日本に来てから、吉野がやられて、関札がやられて、今ここで青木がやられた。もう俺が行くしかねえ。俺が行くってことは、わかってるよな? このBJW認定ジュニアヘビー、タイトルマッチだ!」と自らTAJIRIを指名。「場所はチャンピオン権限で俺が決める。5月5日、横浜文化体育館、ビッグマッチ! 今、俺がチャンピオンだ。かかってこい!」と5・5横浜文体大会での迎撃を宣言した。
TAJIRIは無言のまま、してやったりの不敵な笑み。ベルトに手をかける仕草をみせながら、不気味な笑みとともに退場した。かくして大日本から世界を渡り歩いた男が、古巣に蘇った大日本ジュニアのタイトルマッチに身を投じる。