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4/15【全日本】ヨシタツ熱戦撃破で4勝目 野村が地元・金沢でBブロック首位キープ

『2019 Champion Carnival』石川・金沢流通会館(2019年4月15日)
「2019 Champion Carnival」Bブロック公式戦=○野村直矢vsヨシタツ×

 野村が地元・金沢でヨシタツをマキシマム葬。4勝目を挙げ、Bブロック首位をキープしてみせた。

 開幕以来3連勝で勢いに乗っていた野村だが、その後は2連敗。この日、故郷・金沢で6戦目を迎え、ヨシタツと対戦した。

 2014年3月30日、ここ金沢でデビューしてから5年が経過。野村が初めて地元のリングでシングルマッチのメインイベントに登場した。たくさんの紙テープに迎えられた野村は気合十分。ショルダータックルで場外に吹き飛ばすと、エプロンからのダイビングエルボーを敢行する積極性をみせた。

 だが、これをミドルキックで撃墜されると劣勢に。逆片エビ固めに捕まり、顔面ウォッシュを被弾。ブレーンバスター合戦を制して歓声を起こした野村はスピアーでなぎ倒すと、ノーザンライトスープレックスで攻め立て、羽根折り固めで絞め上げたが、ノムラロック(仮)には持ち込めず。エプロン上での攻防でDDTを敢行されると、スワンダイブ式ミサイルキック、スイングDDT、フィッシャーマンスープレックスの猛攻にさらされた。

 それでも野村は山折りをさく裂させて反撃を開始。コーナーに上がったところを雪崩式ブレーンバスターで叩き落とされても、すぐさま立ち上がってエルボーを乱れ打ちして流れを渡さない。スピアーからのジャックナイフでニアフォールに追い込み、スピアーを連発して勝負に出た。

 ヨシタツが2発目をニーリフトで迎撃すると、ここから意地の攻防に突入していく。エルボー合戦で火花を散らし、ヨシタツがジャーマンで投げれば、野村もジャーマンで徹底抗戦。2度の投げ合いを経て、野村がフロッグスプラッシュを放ったものの、ヨシタツが両ヒザで迎撃。すかさずヨシタツ幻想(ファンタジー)で絞め上げた。

 グロッギー寸前に追い込まれた野村だったが、何とか耐え抜いた。ヨシタツが仕掛けたCBJを食い止めると、起死回生の追尾式ジャンピングエルボーで逆襲。ノーザンライトボムで突き刺し、フロッグスプラッシュを発射すると、粘るヨシタツにマキシマムを爆発させてようやく3カウントを奪った。

 地元・金沢のメインで熱戦を繰り広げたうえでヨシタツを撃破。4勝目を挙げた野村が勝ち点を8に伸ばし、Bブロック単独首位の座を守り抜いた。残る公式戦は2試合。次戦は4・20札幌大会の大地戦となる。Bブロックは大地を除く全選手が2敗以上しており、野村が残り全勝を飾れば決勝進出の可能性は十分だ。

 試合後、野村コールの中、マイクを持った野村は「次、この金沢のリングに帰ってくる時はチャンピオン・カーニバルのトロフィーを持って、そして俺が全日本プロレスのエースになって戻ってきます!」と地元のファンに誓ってみせた。バックステージでも「今日こうやって地元に帰ってきて、そして勝利できたって、もうプロレスの神様が俺が優勝しろって言ってるようなもんだと思うんで優勝しますよ」と豪語。強気そのものの野村は「もう優勝しか見てないですよ。Bブロック突破は当たり前。優勝、ただそれだけです」とまで言い切ったが、その言葉も説得力を増すばかりだ。

 一方、ヨシタツは2敗目で足踏み。次戦は同じく4・20札幌大会でアドニス戦を控える。

【野村の話】「今日こうやって地元に帰ってきて、そして勝利できたって、もうプロレスの神様が俺が優勝しろって言ってるようなもんだと思うんで優勝しますよ。毎回きつい試合になるのは当たり前なんですけど、それでも粘って今日も勝つことができました。それは地元・金沢でたくさんの応援を受けたからです。本当にありがとうございます。もう優勝しか見てないですよ。Bブロック突破は当たり前。優勝、ただそれだけです」

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