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4/20【全日本】野村3敗目 大地が越境新世代対決制して3勝目「岡林裕二と決勝でやる」

『2019 Champion Carnival』北海道・ホテルエミシア札幌(新札幌)(2019年4月20日)
「2019 Champion Carnival」Bブロック公式戦=○橋本大地vs野村直矢×

 大地が越境新世代対決を制して3勝目。野村は3敗目を喫し、足踏みとなった。

 ここまで大地は2勝2敗。4・16浜松大会では諏訪魔に完敗したばかりだ。一方、野村は4勝2敗でBブロック単独首位。かつて最強タッグで優勝戦進出を争った二人が今度は春の祭典で対決した。

 25歳・野村と27歳・大地の新世代対抗戦はともに譲らない意地の攻防が繰り広げられた。先手争いを経て、早くも両者はエルボー合戦で火花。大地がミドルキックで蹴りつければ、野村はスピアーでなぎ倒してやり返す。串刺しジャンピングエルボー、ノーザンライトスープレックス、ミサイルキックの波状攻撃に出たが、山折りを阻止した大地はDDTで突き刺し、ミドルキック連打、串刺しシャイニングウィザードで攻め立てた。

 終盤になると、両者は再びエルボー合戦で意地を張り合う。野村がワンツーエルボー連打で押し込めば、大地はミドルキックでねじ伏せて譲らず。ならばと野村がノーザンライトボムで突き刺し、フロッグスプラッシュでニアフォールに追い込んだが、マキシマムは大地が決めさせない。それでも野村はスピアーからのジャックナイフで3カウントを迫り、再びマキシマムを仕掛けたが、阻止した大地はファルコンアローを敢行。ランニングローキックで蹴り飛ばすと、狙いすましたシャイニングウィザードをさく裂させて3カウントを奪った。

 大地が野村を熱戦の末に下して3勝目。勝ち点を6に伸ばした。「ただ体がでかいんじゃなくて、昔やった時よりも全然、耐久力が上がってる」と野村の進化を痛感させられた大地は、「舐めてかかってるわけじゃないけど、もっと簡単に潰せると思った。潰せなかった。凄ぇな」と称えた。

 だが、大地もホームリングの大日本で関本大介、岡林のストロングBJツートップらにもまれて今がある。4・14札幌大会ではストロング王座挑戦者決定戦で岡林に敗れたばかりだが、「俺、岡林裕二と戦ってんだぞ。岡林裕二との一戦は俺の自信のほかに何もないね。俺はもうそんじゃそこらの攻撃じゃ3(カウント)獲られんぞ。ギブアップも獲られんぞ」と胸を張るばかり。その言葉通り野村の猛攻をしのいでの快勝だった。

 残る公式戦は3試合で、次戦は明日4・21札幌大会のジョー戦。新世代対決勝利の勢いそのままに最強外国人食いといきたいところだ。白星先行とした大地は自信満々で「あとは決勝で岡林裕二と当たるだけ。待ってて、それまで」と改めて大日本対決による優勝戦をぶち上げてみせた。

 一方、野村は3敗目を喫し、これで6失点。依然Bブロック首位ながら、ジェイク、ヨシタツ、大地が2試合を残しての4失点で、逆転されてもおかしくない状況にある。野村の残る公式戦は4・25後楽園大会の諏訪魔戦のみ。これに勝利して可能性を残したいところだが…。

【大地の話】「一発一発重いよ。全然、へばんない。俺の方がへばったわ。クソ。ただ体がでかいんじゃなくて、昔やった時よりも全然、耐久力が上がってるし、チクショー。すぐ潰せなかったのはちょっと悔しいね。でもみんながみんな同じ条件でチャンピオン・カーニバルやって、そりゃみんな負けたくねぇわな。それは俺も同じだった。ただ、舐めてかかってるわけじゃないけど、もっと簡単に潰せると思った。潰せなかった。凄ぇな。(野村は)チャンピオンだったんでしょ? チャンピオンだっただけあるよ。凄いわ。頭に凄ぇの一発食らったし、バキバキっていったよ。でも俺は返したからね、それでも。俺、岡林裕二と戦ってんだぞ。岡林裕二との一戦は俺の自信のほかに何もないね。俺はもうそんじゃそこらの攻撃じゃ3(カウント)獲られんぞ。ギブアップも獲られんぞ。あとは決勝で岡林裕二と当たるだけ。待ってて、それまで」

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