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4/21【全日本】旧知レッドマンの足攻めに苦戦もヨシタツ4勝目でBブロック首位

『2019 Champion Carnival』北海道・ホテルエミシア札幌(新札幌)(2019年4月21日)
「2019 Champion Carnival」Bブロック公式戦=○ヨシタツvsジョエル・レッドマン×

『2019 Champion Carnival』北海道・ホテルエミシア札幌(新札幌)(2019年4月21日)
「2019 Champion Carnival」Bブロック公式戦=○ヨシタツvsジョエル・レッドマン×

 レッドマンの足攻めに苦戦しながらも4勝目を挙げたヨシタツがBブロック首位に浮上だ。

 ここまで3勝2敗と白星先行のヨシタツがこの日、レッドマンとの6戦目に登場した。レッドマンとはWWE時代から旧知の間柄。「今、世界で正統なブリティッシュ・レスリングをしているのはザック・セイバーJr.と彼の2人だけ」と評価している。

 この日、自身のツイッターで「今日はヨシタツのブリティッシュ・レスリングの引き出し全開でいきます」と宣言していたヨシタツは、その言葉通り序盤から英国スタイルの先手争いで渡り合ったものの、気づけばラ・マヒストラルで丸め込まれたり、トーホールドに捕まったりと翻ろうされてしまう。中盤にはドラゴンスクリューから足攻めに出るレッドマンの前に防戦一方。レッグブリーカー、レッグロック、フロントインディアンデスロックに捕まる苦もんの時間が続いた。

 ヨシタツもスイングDDTで反撃を開始し、ミドルキック連打を浴びせる。レッドマンもドラゴンスクリューからの逆片エビ固めで捕らえて応戦。ロープ越しのブレーンバスターで引っこ抜き、ツームストンパイルドライバーで巻き返しに出たが、ダイビングニードロップはヨシタツが回避。次の瞬間、CBJをさく裂させると、コンプリートショットで叩きつけてからヨシタツ幻想(ファンタジー)で絞め上げ、レッドマンから逆転勝利をもぎ取った。

 札幌2連戦を2連勝で突破。ヨシタツが4勝目を挙げ、Bブロック首位に浮上した。しかも唯一の2敗で、失点率では単独首位だ。次戦は4・23仙台大会の大地戦で、公式戦は残り2試合。ラスト2連勝を飾れば決勝進出が決まる。「全然かなわない。全部主導権握られて、何とか最後勝てたけど。何とか勝てたって感じでしょ。凄いよ、彼の技術は。あれはもう天然記念物だから大事にしないと」と苦戦を認めたうえでレッドマンを称えたヨシタツは再戦を熱望。「あと2試合ね。まぁ気抜かずに今までやってきたことを信じて出せば、二人とも勝てるんじゃないかな。6勝2敗だったらいけるでしょ優勝」と見据えたヨシタツは、自身の優勝をきっかけにしての全日本ワールドフェイマス化を実現させるつもりで、「今年は結果残さないとモノ言えないから。発言権ないから。どうしても今年は優勝したい」と執念をのぞかせた。

 一方、レッドマンは4敗目を喫し、自力優勝が消滅。残る公式戦は4・24長岡大会のジョー戦のみとなった。

【試合後のヨシタツ】
▼ヨシタツ「いやぁジョエル・レッドマン、強かったね。あのね、やっぱスティーブ・ライトを師匠に持つことだけはある。ホントに彼はWWEで一緒で、俺は上いってたけど、彼はFCW、NXTの両方でタッグチャンピオンだったんじゃないかな。上にも名前が届いてた。俺の中では正統なブリティッシュレスラー。ブリティッシュレスリングやってるのって今、新日本で活躍してるザック・セイバーJr.と彼、この二人だけだと思ってる世界で。素晴らしい技術。俺も今日ツイッターでブリティッシュレスリングの引き出し全開でいくって言ったけど、もう全然かなわない。全部主導権握られて、何とか最後勝てたけど。何とか勝てたって感じでしょ。凄いよ、彼の技術は。あれはもう天然記念物だから大事にしないと。ジョエル・レッドマン。素晴らしい選手。またやりたいね」

――これで首位となったが?

▼ヨシタツ「4勝2敗。首位? 単独ではない?」

――2敗のみはヨシタツ選手だけで有利な状況だが?

▼ヨシタツ「首位か。あと2試合ね。まぁ気抜かずに今までやってきたことを信じて出せば、二人とも勝てるんじゃないかな。6勝2敗だったらいけるでしょ。結果残さないとモノ言えないから。発言権ないから優勝したい。とにかく優勝できればいいと思ってるから。そんな簡単には勝てないこのチャンピオン・カーニバル。とにかく、とにかく優勝したい。優勝して全日本を世界に連れて行く。We can do it」

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