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4/22【新日本】鈴木「俺がトドメ刺してやる」 ライガーと17年越し遺恨再着火

『Road to レスリングどんたく2019』東京・後楽園ホール(2019年4月22日)
○鈴木みのる&金丸義信&エル・デスペラードvs獣神サンダー・ライガー&タイガーマスク&海野翔太×

 鈴木が「俺がトドメを刺してやる」とライガー抹殺を予告。17年前の遺恨が再着火した。

 4・24後楽園で行われる「獣神サンダー・ライガーデビュー30周年記念試合」に向けて、連日ライガーと鈴木は対戦。舌戦もヒートアップしている。鈴木とライガーは2002年11月にパンクラス横浜大会で一騎打ち。勝利した鈴木はこの試合をキッカケにプロレス界に舞い戻った。この試合後にライガーが「2年ぐらい余裕をくれ」と語っていたものの、再戦が実現しないまま17年が経過。このことを引き合いに出した鈴木は、「なにてめえは思い出に浸って、思い出満載で辞めようとしてんだ。おれはいつでもOK。なんのルールだって構わない。俺と戦え」と一騎打ちを要求。来年1月に控えるライガー引退を前に決着戦の機運が突如として高まった。

 今宵は第2試合でライガー&タイガー&海野組と鈴木&金丸&デスペラード組が激突した。あとから入場したライガーはすでに臨戦態勢で、自身のマントを鈴木に投げつける。怒った鈴木が仕掛けて試合はスタート。鈴木軍は3人がかりでライガーをいたぶる。ライガーも反攻したものの、鈴木は掌底を読んでぶら下がり式腕十字に捕獲。すかさず鈴木軍が場外乱闘に持ち込むと、その勢いのままにライガーをいたぶった。鈴木がライガーのヒザを絞め上げれば、デスペラードは獣神のマスクを剥ぎ取りにかかり、一方的な展開に。

 ライガーが自力で反撃に成功すると、代わったタイガーが試合を立て直す。さらに、海野が鈴木相手に奮戦。しかし、余裕の鈴木は楽々とスリーパーに捕獲する。慌ててライガーがカットに入ると、張り手合戦に発展したものの、鈴木が競り勝って場外に排除した。試合権のある海野はその直後に丸め込みを連発して場内を沸かしたが、しのいだ鈴木はゴッチ式パイルドライバーをライガーに見せつけるようにお見舞い。そのまま3カウントを奪い取った。

 試合後もライガーを挑発していた鈴木は「ライガーはな、脱落者だ。生存競争の激しいこのプロレスの世界で生き残れなかった。いやいや、生きる力を失った。だから辞めていく。だから消えていく」と獣神を斬り捨て、「ニヤニヤ笑って楽しそうに辞めようとするんじゃねえよ? 俺がトドメを刺してやる」と抹殺を予告。「獣神サンダー・ライガーよ。口ではなんとでも言う。いつでもやってやる、いつでもやってやる、会社が決めるから。おめえ、何年やってんだ、プロレス。そこのチビ。お前で世の中動かせ。俺はそうやって生きてきた」と改めて対戦を迫った。

【鈴木の話】「後楽園に来た客はあったかい気持ちで最後のライガーをあったかく送り出してやろうと。ハハ、優しいな。後楽園に来ているバカども。ライガーはな、脱落者だ。生存競争の激しいこのプロレスの世界で生き残れなかった。いやいや、生きる力を失った。だから辞めていく。だから消えていく。ニヤニヤ笑って楽しそうに辞めようとするんじゃねえよ? 俺がトドメを刺してやる。お前言ったな? ケンカなんだろ? ケンカって意味わかってるか? いつまでそんな格好してんだよ? いつまでお高くとまってんだよ? 獣神サンダー・ライガーよ。口ではなんとでも言う。いつでもやってやる、いつでもやってやる、会社が決めるから。おめえ、何年やってんだ、プロレス。そこのチビ。お前で世の中動かせ。俺はそうやって生きてきた」

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