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4/25【新日本】SANADAが逆ツームストンでオカダに“ギフト" 「ちょっとだけ熱くなってきた」

『Road to レスリングどんたく2019』東京・後楽園ホール(2019年4月24日)
スペシャルタッグマッチ ○SANADA&鷹木信悟vsオカダ・カズチカ&SHO×

 SANADAがオカダの眼前で掟破りの逆ツームストンパイルドライバーを敢行。この一撃を「俺からのギフト」だと通告したSANADAは「オカダさん、自分も今日でちょっとだけ熱くなってきました」とポーカーフェイスの奥にある燃える思いを垣間見せた。

 5・4博多で対戦するIWGPヘビー級王者のオカダと挑戦者のSANADAは連日前哨戦で激突している。ロス・インゴ軍が連戦連勝を飾り、4・22後楽園ではSANADAがオカダの眼前でYOHをSkull End葬。これを目撃してスイッチの入ったオカダは、翌日の4・23後楽園でレインメーカーでBUSHIを撃破し、前哨戦初勝利をあげると、ポーカーフェイスの挑戦者に向けて「必ず熱くさせる」と予告していた。

 今宵はオカダがSHOと、SANADAが鷹木と組んで対戦。いきなりオカダとSANADAが先発を買って出ると、場内の歓声は二分する。まずはテクニックを駆使して火花。オカダが腕を固めてリバースチキンウイングに捕らえれば、SANADAも華麗なヘッドスプリングで反攻。足を払って押さえ込むルチャ流の動きで競り合うと、再び2人への声援が交錯した。

 続いて4・26広島でのIWGPジュニアタッグ戦が迫っている鷹木とSHOが肉弾戦を展開。鷹木がショートレンジのパンピングボンバーをぶち込むと、すかさずSANADAはオカダを襲撃。場外戦で鉄柵に投げつけた。

 鷹木とSHOが奮闘すると、再びオカダとSANADAがリング上で向かい合う。SANADAは昨日に続いてパラダイスロックに捕獲。自ら手拍子を要求すると、そこに低空ドロップキックを突き刺した。負けじとオカダも得意技のフラップジャックで逆転。ツームストンは阻止されたものの、SANADAの執拗なSkull End狙いを利用して、リバースネックブリーカーを敢行した。

 再びSHOと鷹木がリングに飛び込むと、ラリアットを連発してSHOが躍動。真っ向から鷹木を押し込んでいく。鷹木のナックルパートに被弾しても止まらず、ラリアットで連続して浴びせ倒し、バッククラッカーから腕ひしぎ逆十字固めに捕獲。しかし、沈まない鷹木はパンピングボンバーを振り抜いて挽回した。

 分断を狙うオカダを鉄柵に投げつけて返り討ちにしたSANADAは、鷹木からタッチをもらうと、バックドロップででSHOに追撃。粘るSHOがぶっこ抜きジャーマンを決めると、オカダもドロップキックで好アシストを見せるが、SANADAは動じず。続くショックアローをキッチリと防ぐと、Skull Endに絡め取った。慌ててカットに入ったオカダがレインメーカーを振り抜いたが、回避したSANADAはスワンダイブ式ミサイルキックをグサリ。すかさず鷹木がオカダを捕らえて足止めすると、SANADAはIWGP王者に見せつけるようにツームストンパイルドライバーをグサリ。動きの止まったSHOを今度こそSkull Endで仕留めた。

 ダブル前哨戦でロス・インゴ軍が快勝。鷹木がセコンドの肩を借りて去っていくSHOに「お前に1つ聞きたい。お前はどうしてもは俺から勝つことにこだわっているみたいだが、お前は俺から3つ獲ることを優先しているのか。それともジュニアタッグのベルトを優先しているのか。どっちが大事なんだお前。優しい先輩が1つアドバイスをやろう。SHO、SHOくん。二兎を追う者は一兎をも得ずだ」と余裕タップリにアドバイスを送る。

 続いてSANADAのマイク…と思いきや、何も語らずにリングを降りようとした。すると、場内からSANADAコールが発生。その声に応えようとマイクを持ったSANADAは「オカダさん、自分も今日でちょっとだけ熱くなってきました」と昨日のオカダの言葉に返答し、「最後のツームストンは俺からのギフトだよ」と通告して、再びSANADAコールを巻き起こした。「そして、皆さんにいい報告があります。東京で一番ここ後楽園ホールが好きです」と得意の台詞で歓声をさらに大きくすると、「おい、後楽園! シー・ユー・ネクスト・タイム!」の雄叫びで締めくくった。

【鷹木の話】「おい、SHO。これだよ、おい。俺が求めていたのはこの強烈な刺激だよ。面白いじゃねえか。だがな、やっとスイッチ入ったかもしれねえが、今さら遅えんだよ、SHO。あのベルトは俺とBUSHIがいただく。前にも言ったように、しっかりと明日は激落ちくんでも使ってベルトを磨いておけ」
※SANADAはノーコメント

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