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5/14【新日本】BUSHIを熱闘突破 “ソラノオーサマ"オスプレイがスーパーJr.4年ぶりVへ進撃開始

『BEST OF THE SUPER Jr.26』宮城・仙台サンプラザホール(2019年5月14日)
Bブロック公式戦 ○ウィル・オスプレイvsBUSHI×

 スーパージュニアBブロック公式戦でオスプレイがBUSHIとの熱闘を制して初戦白星。“ソラノオーサマ"を名乗り、4年ぶり優勝へ進撃を開始した。

 仙台セミファイナルに据えられた実力者対決。序盤から押したのは念願の初優勝を狙うBUSHIだった。オスプレイが早々に繰り出した得意のバク宙式トペフェイントを先読み。素早くリングインして顔面への低空ドロップキックを鋭く放つ。オスプレイが反攻に出ても、ハイレベルな先の読み合いをスイング式ネックブリーカードロップで制して場内も熱を帯びた。

 負けじとオスプレイも、BUSHIのカナディアンデストロイヤーを踏ん張ってカウンターのサマーソルトキック一閃。立て続けに鮮やかな延髄斬りを放ち、エルボー合戦からBUSHIがコードブレイカーを狙ってきても空中キャッチしてライガーボムで切り返す荒技をみせる。

 ならばとBUSHIも、相手得意のオスカッターを回避。今度こそのコードブレイカー発射に成功して一気にオスプレイを追い込むや、コーナー最上段からの雪崩式フランケンシュタイナーも敢行だ。場内が沸き返るなか、オスプレイも追撃をカウンターのスパニッシュフライで迎撃してみせたものの、BUSHIもオスプレイ必殺のストーム・ブレイカーはエプロンサイドに着地して切り抜ける。逆にロープ越しのスピアーで突っ込んできたオスプレイをキャッチするや、飛び上がっての断崖式DDTを発射し、オスプレイの頭部をエプロンにめり込ませた。

 前哨戦でKOされた荒技を浴びたオスプレイは場外で大の字。あわやリングアウト負けかと思われたものの、かろうじて場外カウント19でリングに滑り込む。すかさずBUSHIはバッククラッカーからのMXで仕留めにかかった。

 だが、オスプレイはハイキックで撃墜。BUSHIも続くオスカッターはキャッチして切り抜け、レフェリーの死角を作って毒霧を狙ったものの、察知したオスプレイは口をふさいで阻止だ。逆にフックキックを放つや、BUSHIの毒霧は虚空に霧散。続けざまに裏DDTからのバックハンドエルボーで後頭部を打ち抜いたオスプレイが、今度こそのストーム・ブレイカーを完璧に決めて3カウントにつなげてみせた。

 BUSHIとの熱闘を制してオスプレイが貫禄の初戦白星。「BUSHI、敵ながらお前も今日は頑張ったよ。最高であるウィル・オスプレイをのぞけば、お前もいい選手だ」と相手の力量を認めたうえで、「でも今年のスーパージュニアを制すのは俺。なぜなら俺は“ソラノオーサマ"、エアリアル・アサシン…ジュニアヘビー級で世界最高の男だからな」と“ソラノオーサマ"を名乗って4年ぶりVへと進撃を開始した。

プロ格 情報局