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5/21【全日本】世界タッグ前哨戦連敗 石川の英語指示に諏訪魔困惑

『2019 SUPER POWER SERIES〜GROWIN' UP vol.20〜』東京・新木場1stRING(2019年5月21日)
○ディラン・ジェイムス&ノビー・ブライアント&鈴木鼓太郎vs諏訪魔&石川修司&岡田佑介×

 諏訪魔が石川からの英語による指示に困惑し、これが引き金となって世界タッグ前哨戦連敗を喫した。

 6・2神戸大会での初防衛戦でジョー&ディランのザ・ボンバーを迎え撃つ暴走大巨人。前夜の後楽園大会から前哨戦が幕を開けたが、チェーンによる絞首刑に処された諏訪魔は「もうトラウマを通り越したな。パワーじゃ勝てねえし、どうしていいのかわからない」と外国人恐怖症をさらに悪化させてしまった。

 この日は岡田を加えたトリオでブライアント&鼓太郎と組んだディランと激突。諏訪魔がディラン相手にショルダータックルを連発し、エルボー合戦に持ち込む真っ向勝負を挑んだが、逆水平で返り討ちにされてしまう。それでも石川が串刺しラリアットを叩き込んで巻き返しを図ったが、こちらもディランの逆水平で押し返されてしまった。

 それでも暴走大巨人は終盤、岡田のピンチに登場。石川が「Let's signature move!」と英語で指示した。「得意技をやろう」という意味で、境川の呼びかけ。沖縄・那覇での英会話特訓で英語力のなさを痛感した石川が7月のイギリス遠征へ向けて勉強中という成果だった。が、同じく英語力のない諏訪魔が理解できるはずがなく、「何言ってるかわかんねぇよ!」と動きが固まってしまった。そこでスキが生じ、暴走大巨人はディランの両腕ラリアットによって蹴散らされ、岡田がチョークスラムの餌食となってしまった。

 これで世界タッグ前哨戦は王者組の2連敗。「苦手意識あるから変えようと思って」と石川は恐怖症を克服するには英語をマスターする必要があると考えている。その思いから口にした英語だったが、完全に裏目に出てしまった。「いきなし言われたってわからないよ」と困惑するばかりの諏訪魔は、石川から「大会近いから、我々に苦手意識があるから変えていかないと」と呼びかけられたものの、「腑に落ちないけどさ。ちょっと俺も勉強を…わかんねえな、やっぱりな」と頭を抱えた。外国人恐怖症を克服しようと前向きな石川とは対照的に、諏訪魔の状況は深刻化。世界タッグV1戦へ向けてまだまだ不安材料をぬぐえそうにない。

【試合後の諏訪魔&石川】
▼石川「ああ、チャンスだったのに」

▼諏訪魔「わからないから」

▼石川「何のために英会話特訓に行ったんですか?」

▼諏訪魔「そういうこと?」

▼石川「俺、7月にイギリス行くんで。今、英語を勉強してるんですよ。一緒に得意技をやりましょうって、『Let's signature move』って言ったんですよ」

▼諏訪魔「いきなし言われたってわからないよ」

▼石川「苦手意識あるから変えようと思って」

▼諏訪魔「ありがとうございます」

▼石川「大会近いから、我々に苦手意識があるから変えていかないと」

▼諏訪魔「そういうことね」

▼石川「納得してるんですか?」

▼諏訪魔「納得というか、腑に落ちないけどさ。ちょっと俺も勉強を…わかんねえな、やっぱりな」

▼石川「いやいや、これから変えないと伸びないんで。変えましょう。ありがとうございました」

プロ格 情報局