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5/30【全日本】次期シリーズ全戦対戦も辞さず 野村「ジェイクと組むのは今日で最後」

『2019 SUPER POWER SERIES』広島県立ふくやま産業交流館 ビッグローズ(2019年5月30日)
○ジェイク・リー&野村直矢&岩本煌史vsTAJIRI&KAI&ノビー・ブライアント×

 「ジェイクとのタッグは今日で終わり」。野村がジェイクとの共闘を今シリーズ限りと強調し、次期シリーズ全戦での対戦を辞さない構えをみせた。

 今シリーズ、野村はライバル視しているはずのジェイクと組む機会が多い。ジェイクからの「お互いを利用し合おう」との呼びかけも断固拒否し、崔が仲裁に入る事態に発展している。この日も二人は同じコーナーに並び立ち、岩本とのトリオでTAJIRI&KAI&ブライアントと対戦。最後はジェイクがジャイアントキリングでブライアントを料理したものの、終盤には二人の相容れない現状を象徴するように野村の串刺しスピアーがジェイクに誤爆する場面も見られた。

 試合後、ジェイクが眼前に立つと、野村は両手で胸を押して突き離し、一人で去っていった。この行動が野村の現在の心境そのもの。バックステージでも不満げな表情で「今日で、この福山でもうジェイクとのタッグは終わり。次のシリーズからは奴は完全なる敵」と吐き捨てた。「倒すべき相手」と定めたはずのジェイクと同じコーナーに並び立つのはもう我慢ならない。「次のシリーズ、全部ジェイクと対戦してもいいよ」との構えをみせた野村は、「そっちの方が面白いし、熱くなれるし。やっぱりあいつは敵だ」と強調した。

 一方、ジェイクは野村発言を伝え聞いて「組むのは今日で最後? それは野村選手、あなたが決めることじゃない」としながらも、「俺らの意見が通っていれば、全然変わったものが今頃、生まれていたはずだ。そこらへんを彼は彼の言葉で変えようとしている」と解釈した。だが、本人たちの意向とは関係なしに野村と組む可能性も感じており、「それでも会社は僕らを組ませようとします。これは絶対揺るがないはずだ。何かしら意図があってこういうふうに仕向けられている」と受け止めたジェイクは「僕はそれを変わらず、うまく利用していきます」との構えを見せていた。

【野村の話】「今日で、この福山でもうジェイクとのタッグは終わり。次のシリーズからは奴は完全なる敵。次のシリーズ、全部ジェイクと対戦してもいいよ。そっちの方が面白いし、熱くなれるし。やっぱりあいつは敵だ。その方がお客さんも面白いでしょ」

【ジェイクの話】「協力するって言ったのになぁ。そして野村選手は何て言ってましたか? (今日で組むのは最後だと)組むのは今日で最後? それは野村選手、あなたが決めることじゃない。俺たちは全日本プロレスっていう団体、会社に所属している所属選手なんだよ。俺らの意見が通っていれば、全然変わったものが今頃、生まれていたはずだ。そこらへんを彼は彼の言葉で変えようとしている。そういうふうに捉えていいんですかね? それが彼の答えであれば、まぁ、それでも会社は僕らを組ませようとします。これは絶対揺るがないはずだ。何かしら意図があってこういうふうに仕向けられている。だから僕はそれを変わらず、うまく利用していきます」

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