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6/8【NOAH】三沢メモリアル前夜…清宮完全KOで杉浦鬼の仁王立ち 丸藤は潮崎の左肩拷問

『GLOBAL Jr. TAG LEAGUE 2019』神奈川・横浜ラジアントホール(2019年6月8日)
○杉浦貴&丸藤正道&谷口周平vs中嶋勝彦&潮崎豪&清宮海斗×

 あす(9日)のGHCヘビー級王座戦に向けた最後の前哨戦で、挑戦者・杉浦が若き王者・清宮を完全KO。決戦前夜に鬼の仁王立ちを決め込んだ。また、同じくあす(9日)の三沢光晴メモリアルマッチに向けては丸藤が潮崎の痛めている左肩を徹底的に痛めつけた。

 連日喧嘩腰の乱闘を繰り広げて火花を散らしてきた清宮と杉浦。最後の前哨戦となったこの日も、試合権の有無、リング内外関係なしに徹底的に感情をぶつけ合った。

 一方で急逝した青木篤志さんの同期・谷口は、のっけから決意を感じさせる熱いファイトをみせて潮崎らと火花。その潮崎とメモリアルマッチでの対決を控える丸藤も、潮崎が痛めている左肩を徹底的に痛めつけ、あらゆる感情が横浜メインで交錯する形となった。

 だが、30分に迫る激闘を制したのは充実一途の杉浦だった。清宮の鬼気迫るエルボーやドロップキックを真っ向から受け止めた杉浦は、鬼のエルボー連打で若き王者を腰砕けに。さらにはこん身の左ビンタを一発、また一発と叩き込み、ついに清宮が大の字となっても、構わず後頭部への鬼エルボーを連発。ぐにゃりと倒れ込んだ清宮を強引に引きずり起こすと、満を持しての予選スラムでぶん投げ、最終前哨戦を制する完璧な3カウントが数えられた。

 完全KOで大の字となった清宮をまたいで鬼の仁王立ち。決戦前夜に猛デモを繰り広げた強すぎる49歳の挑戦者は「新しい風景…新しい景色ってなんだ? なんだよオイ!? もう一回聞くぞ? 新しい景色ってなんだ? 明日楽しみにしてるぞ。6・9後楽園、楽しみにしてるからな」と若き王者にマイクで突きつけた。バックステージでも「明日は、あんなんで終わられたら困るよ。もっともっと先に突き抜けたいからな。俺たちの闘い、ノアの闘いは」と若き王者に奮起すらうながした。

 一方で終盤にも潮崎の左肩を拷問しまくった丸藤は「肩か腕か? 調子悪そうだからな。明日は俺にとっては“トゥー・イージー"な試合になるだろう」と予告。ともあれ“三沢光晴メモリアルナイト"前夜に、三沢さん亡きノアを支え続けてきた杉浦と丸藤が強烈な光を放った形となった。

【試合後の杉浦&丸藤&谷口】
――最後の前哨戦で清宮から完璧な3カウントを奪ったが?

▼杉浦「明日は、あんなんで終わられたら困るよ。もっともっと先に突き抜けたいからな。俺たちの闘い、ノアの闘いは」

――物足りなさみたいなものは…

▼杉浦「今日はちょうどいいよ。明日に向けた“アップ"で」

――潮崎選手とやり合ったが?

▼丸藤「肩か腕か? 調子悪そうだからな。明日は俺にとっては“トゥー・イージー"な試合になるだろう。そしたら次はお前(谷口)だよ。13日、わかってるだろ? お前は昔から“トゥー・イージー"だ」

▼谷口「13日のメモリアルマッチ。“絶対負けられない理由"がひとつまた増えたから。絶対負けない! 13日、絶対やってやりますよ」

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