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6/9【NOAH】潮崎がメモリアルマッチで初の丸藤越え 「ノアを世界一にするまで突っ張る」

『GLOBAL Jr. TAG LEAGUE 2019〜三沢光晴メモリアル2019 in TOKYO〜』(2019年6月9日)
三沢光晴メモリアルマッチ ○潮崎豪vs丸藤正道×

 潮崎が「三沢光晴メモリアルマッチ」で初の丸藤越え。三沢さんの遺影の前で「プロレスリング・ノア、選手全員でこのノアを日本一…いや! 世界一の団体にするまで、俺はこのノアで突っ張ります」と誓った。

 没後10年となる三沢光晴さんのメモリアルマッチで、三沢さんから中心となってノアを受け継いだ丸藤と三沢さん最後のパートナーである潮崎が激突した。

 痛めている左肩をガチガチにテーピングで固めて登場した潮崎は、フライングショルダーを虎王で撃墜されてしまい、序盤戦から苦しい展開に。逆水平を乱れ打って見せ場を作ったものの、左肩を攻められると失速。それでも左腕ラリアットで両者大の字に持ち込たんだものの、虎王、不知火の大技ラッシュを食らって土俵際まで追い詰められた。

 丸藤のポールシフト狙いを利用してゴーフラッシャーを敢行するも、左腕を強打してすぐに攻勢に転じられない。何とかショートレンジ豪腕ラリアットの構えに入ったが、丸藤は一瞬の隙を逃さず、左腕に絡みつき、パーフェクトキーロックに捕獲。潮崎は悲鳴をあげた。

 しかし、潮崎はこれを耐え抜いて意地を見せる。ならばと丸藤はトラースキックと虎王を乱れ打って勝負に出たものの、倒れない潮崎は三沢さんばりにローリングエルボーを発射した。さらに、エメラルドフロウジョンをズバリ。三沢さんに捧ぐ一撃で勝機をこじ開けると、最後は豪腕ラリアットで丸藤を沈めた。

 あえて三沢さんの技を繰り出した上で、シングルで初の丸藤超え。潮崎はリングを去っていく丸藤に「丸藤さん、あなたがいたから、今のノアがある。あなたがいるから、俺はノアに戻ってきた。今日は…」と語ると、地声で「ありがとうございました!」と感謝の言葉を送った。

 バルコニーには三沢さんの遺影が設置され、実況席には師匠の小橋さんも見守っている。その前で潮崎は「今日はこんなにたくさんの人たちが後楽園に入って、俺はとても感動しています。皆さん、本当にありがとう! これだけの空間で皆さんと同じ空気を味わえるのは、三沢さんのおかげだと思います。三沢さん……ありがとうございました!」とメッセージを送り、「プロレスリング・ノア、選手全員でこのノアを日本一…いや! 世界一の団体にするまで、俺はこのノアで突っ張ります」とノアを背負って立つ覚悟を見せた。

 「常に頭の中には生きている。そのことを背負って戦っていかないといけないし、これからも一層、そのことを背負ってリングに立ちたいと思います」とバックステージでも三沢さんへの思いを口にした潮崎。命日となる6・13大阪では中嶋と保持しているGHCタッグ王座の防衛戦が控えているが、「GHCタッグのベルトというのは、俺と三沢さんがあの日、獲ることができなかったベルト。その日に防衛戦をすることに何かしらの運命を感じるし、もちろん防衛しないといけないでしょう。あのベルトは離さない」とタイトル死守を誓った。

【試合後の潮崎】
――試合を振り返って?

▼潮崎「丸藤正道がいたからこそノアに戻ってきましたし、だからこそ俺たちが引っ張っていかないといけないと今日思いました」

――三沢さんが見つめるなかでの試合だったが?

▼潮崎「常に頭の中には生きている。そのことを背負って戦っていかないといけないし、これからも一層、そのことを背負ってリングに立ちたいと思います」

――ローリングエルボーとエメラルドフロウジョンも出したが?

▼潮崎「今日この日に相手が丸藤正道。これが必要だと思ったから。ノアの先頭に立つために」

――命日にタッグ王者として防衛戦に臨むが?

▼潮崎「GHCタッグのベルトというのは、俺と三沢さんがあの日、獲ることができなかったベルト。その日に防衛戦をすることに何かしらの運命を感じるし、もちろん防衛しないといけないでしょう。あのベルトは離さない」

【丸藤の話】「(凄い試合になったが?)俺はいつも通りだよ。あいつが遅えよ、ここまで来るのが。しかも今日1回だけじゃ何も変わらねえぞ。お客さんも歓声に酔ってる場合じゃないんだ、お前は。調子に乗ってたらまた俺がいつでも潰してやる。三沢さんたちの代わりに俺が壁になってやる」

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