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6/9【NOAH】緑マットに旧テーマ、小橋さんがオープニング登場…メモリアル大会で“三沢さんのノア"限定復活 メタルテープには各選手が直筆メッセージ

『GLOBAL Jr. TAG LEAGUE 2019〜三沢光晴メモリアル2019 in TOKYO〜』(2019年6月9日)

 ノア創始者・三沢光晴さんのメモリアル大会となったノア6・9後楽園大会で、“三沢さんのノア"が限定復活した。

 今年の6月13日で没後10年。この日の後楽園大会、命日となる6・13大阪大会が“メモリアル興行"として行われる。

 入場券は前売り段階で完売。当日は若干の立見券が販売された。例年通り献花台が設置され、三沢さんの遺影がリングを見下ろすなか、2大会限定でグリーンのリングキャンバスも復活した。

 試合開始前にはまず、三沢さんと幾多の名勝負を繰り広げた小橋建太さんがあいさつに立った。「やっぱり10年経っても僕の心の中で…皆さんの心の中でもそうだと思います。三沢さんは生き続けています。それぐらい存在が大きかったですね。僕がプロレス人生を歩む上で、タッグを組んでくれたり、シングルであそこまで試合ができたのは、三沢さんの存在があったからです。そのぐらい僕の中では非常に大きい。今もなお生き続けています、心の中で」と話した。

 メインのGHCヘビー級選手権試合「清宮海斗vs杉浦貴」に向けては、「杉浦には男は40、男は50からという思いをしっかりとリングで見せてほしいと思いますし、清宮は今、大変だと思います。あの若さでチャンピオンになって、ノアを引っ張っている。大変だけど、その意地をしっかりと見せてほしい」とメッセージ。“三沢光晴メモリアルマッチ"として行われる「丸藤正道vs潮崎豪」については「三沢さんの付き人だった丸藤。そして、僕の付き人だった豪。2人の戦いは現代版の三沢vs小橋だと思います」と期待をこめ、「天国の三沢さんに届くように…。行くぞ!」と観客とともに握り拳を作って大会開始を告げた。

 三沢さんの追悼VTRが上映され、味方冬樹リングアナウンサーが三沢さんをコール。今年も大量の緑紙テープが投げ入れられるなか、『スパルタンX』が流された。また『Dream On』(エアロスミス)から旧ノアテーマ曲に移行するオープニングの流れも限定復活。タイムスリップしたような“三沢さんのノア"の空気感が満ちるなかで、メモリアル興行の幕が開いた。

 メイン終了後には改めて三沢さんを偲ぶVTRが流され、無数のメタルテープが舞う演出もほどこされた。メタルテープには「三沢さん、見てますか? 僕達で必ずNOAHをあの時以上にします」(丸藤)、「三沢さんのお蔭でプロレスが出来てます。ありがとう」(杉浦)、「忘れないで下さい」(小川良成)、「NOAHは俺が、俺達が守ります。安心して見ていて下さい」(潮崎)など、各選手の三沢さんへの思いが直筆で記されていた。

 没後10年の命日となる6月13日には、エディオンアリーナ大阪(府立体育会館)第2競技場で、再び三沢メモリアル大会が開かれる。

プロ格 情報局