プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

6/9【新日本】KENTAが新日本参戦を表明 「G1でお会いしましょう!」

『DOMINION 6.9 in OSAKA-JO HALL』大阪城ホール(2019年6月9日)

 ヒデオ・イタミことKENTAが柴田勝頼に招かれる形で新日本マットにサプライズ登場。「俺は自分の本能に従ってここに来ました。KENTAのプロレス、お見せします。G1でお会いしましょう!」と真夏の祭典G1 CLIMAX出場を宣言した。

 第6試合終了後、突然、柴田勝頼のテーマ曲が大阪城ホールに鳴り響く。場内が大きくどよめく中、スーツ姿の柴田が花道から登場。途中で立ち止まり、入場ゲートを指差すと、KENTAが姿を現した。場内は騒然となる。

 KENTAは2014年7月にWWEと契約。ヒデオ・イタミの名で、負傷に苦しみながらもアメリカで戦ってきたが、2019年2月に退団を発表し、約4年半におよんだWWEでの活動に終止符を打った。その後、リングネームをKENTAに戻し、今後の動向に注目が集まっていた。

 KENTAと柴田は“ソウルメイト"として強い絆で結ばれており、2005年〜2006年にノアマットでタッグを組んだ経験があるほか、プライベートでも交流が深い。そんな柴田がロープを開いて招き入れる形で、KENTAは新日本のマットに立った。

 マイクを持った柴田は「今日は大親友のKENTAを連れてきました」と宣言。大きな拍手に包まれる。KENTAはマイクを受け取ると、「新日本プロレスファンの皆さん、KENTAです。まずはこの場を作ってくれた柴田さんに感謝しています。ありがとう」とあいさつ。そして、「俺は自分の本能に従ってここに来ました。KENTAのプロレス、お見せします。G1でお会いしましょう!」と新日本参戦表明をぶち上げた。

 場内がまさかの宣言に大きくどよめくと、柴田は「以上!」と叫んで締めくくる。KENTAはリング上であぐらをかくと、その後ろで柴田がファイティングポーズを作って2人並んでポージング。大阪城ホールは大歓声に包まれた。

 「まずは日本にお帰りですね。私の知っているKENTAを今日、呼び込みましたが、あとはもう彼が伸び伸び思う存分、KENTAのプロレスをするだけです。俺ができるのはここまで」とバックステージで柴田に激励されたKENTAは、「もう1回、自分のプロレスをやって、もう1回世界に対しても自分というものをアピールしてきたい。そういう中で、柴田さんの存在があって、こういうことが起きて。もう本当に、あとは今言った通り、あとは俺がやるだけですね」と決意をみなぎらせた。

 KENTAは新日本を「世界中でも最高峰のうちの1つ」、「世界のどこでも通用する団体」と高く評価し、「そういう中でしっかり自分というものを残して活躍することができれば、自ずと世界に対しても、また改めてKENTAというものをアピールできると思う。G1はそれにとって一番いい場所なんじゃないですか」とG1を日本復帰の舞台に決めた理由を説明。新日本参戦が現実になれば初顔合わせの選手がほとんどで、KENTAは「違和感が出ないといけないと思うので。そんな戦いができればいいなと思いますね」と新天地でのファイトが待ちきれない様子だった。

プロ格 情報局