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6/15【全日本】佐藤快勝「99.9%青木篤志はいなくならない」、岡田のタッグリーグ出場アピールも条件つき承諾

『2019 DYNAMITE SERIES』開幕戦 愛知・露橋スポーツセンター(第2競技場/名古屋市)(2019年6月15日)
○佐藤光留&TAJIRIvsウルティモ・ドラゴン&和田拓也×

 佐藤が青木さん急逝後、初の大会で「99.9%、青木篤志というのはいなくならない」と確信。岡田が熱望したEvolutionによるジュニアタッグリーグ戦出場を承諾した。

 今月3日に青木さんが不慮の死を遂げてから12日が経過。この日、6月シリーズが開幕した。青木さんの盟友・佐藤はTAJIRIと元世界ジュニア王者タッグを結成し、ウルティモ&和田と対戦した。

 佐藤は序盤から青木さんの同級生・和田とローキック合戦で火花。終盤になってもエルボー、ミドルキックを打ち合う打撃戦を繰り広げた。水車落としで佐藤が叩きつけ、腕ひしぎ逆十字で捕らえれば、切り抜けた和田も腕ひしぎ逆十字で逆襲。ローリングバックブローをぶち込み、バックドロップを敢行したが、青木さんばりのアサルトポイントは佐藤が決めさせず。ジャンピングハイキックをさく裂させると、飛びつきヒザ十字からの丸め込みで3カウントを奪った。

 青木さん追悼試合のような様相を呈した一戦は佐藤が快勝。試合後、会場奥に設置された青木さんの献花台にしばし視線を送ってからリングを降りた。その時「控室でニヤニヤ笑ってる青木さんが見えた」という佐藤は、「会場のどこかで見てるんじゃないかな」と確信。青木さんがいなくなっても、その魂は全日本に生き続ける。そう信じる佐藤は「もしかしたら誰もプロレスをやらなくなって、誰も全日本ジュニアをみなくなって、全日本ジュニアが一人もいなくなるまで青木篤志はいるのかなって。99.9%、青木篤志というのはいなくならないから」と断言した。

 「どんなに考えても僕が一番大切なのは全日本ジュニアだし、守っていくし、作っていく」と誓った佐藤は全日ジュニアを盛り上げるべく、これからも青木さんとともに戦っていくつもり。そしてこの日の試合前、岡田が佐藤とのEvolutionによるジュニアタッグリーグ戦出場をアピールしていたが、佐藤は「気持ちはうれしいですけどね。複雑ですけど。覆しにきてほしい」と歓迎。「異物だから佐藤光留と青木篤志は。そこに異物としてくるんだったら全然いいですよ。その代わり、言えば誰でもこれるもんじゃないから、それは査定するし。それは全て実力行使、全てリング上」と条件付きで承諾していた。

【試合後の佐藤】
――青木さんがいない全日本が始まったが?

▼佐藤「会場のどこかで見てるんじゃないかな。試合終わって、ふと花の方を見たら、試合前見たら青木篤志って顔してたけど、試合終わって頭フラフラしながら見たら、控室でニヤニヤ笑ってる青木さんが見えたから。だからどっかにいるんでしょうね。どんな形かわからないけど、もしかしたら誰もプロレスをやらなくなって、誰も全日本ジュニアをみなくなって、全日本ジュニアが一人もいなくなるまで青木篤志はいるのかなって。99.9%、青木篤志というのはいなくならないから。仮に今、ジュニアで今日上がってた以外の人間がそれを覆そうとしてきても、僕は全力で守るし、僕が立ってる限りは全日本ジュニアは佐藤光留と青木篤志だし。でも覆しにこないと違う意味で終わるし。とにかく青木篤志はいますよ。だから会いに来てほしい、応援してほしいなと思います」

――これからも青木さんと一緒に戦い続ける気持ち?

▼佐藤「この1週間ちょっとで考えがまとまって、覚悟も決まったと思ったんだけど、またそういうの青木さん、揺るがしてくるから。青木篤志だよね。でも1回控室に帰って汗ふいて、もう一度、どんなに考えても僕が一番大切なのは全日本ジュニアだし、守っていくし、作っていくし」

――岡田がジュニアタッグリーグに佐藤選手とのEvolutionで出場したいとアピールしていたが?

▼佐藤「あいつアキラと出るんじゃなかった? いいですよ。覆してくるんだったら、それが全日本ジュニアだから。異物だから佐藤光留と青木篤志は。そこに異物としてくるんだったら全然いいですよ。その代わり、言えば誰でもこれるもんじゃないから、それは査定するし。それは全て実力行使、全てリング上。気持ちはうれしいですけどね。複雑ですけど。覆しにきてほしい」

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