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6/19【NOAH】「業界2位は過程」 “進化"実感の清宮が「ノア日本一」の誓い

『NOAH the SPIRIT 2019』福島・会津若松市文化センター(2019年6月19日)
○清宮海斗&谷口周平&田中稔vs拳王&マサ北宮&小峠篤司×

 6・9後楽園大会での杉浦貴戦を通じて“進化"を実感する若きGHCヘビー級王者・清宮が、会津若松大会のメインで宿敵・拳王率いる『金剛』を撃破。“ノア日本一"の誓いを立て「“業界2位"は過程」と言い切ってみせた。

 故・三沢光晴さんのメモリアル大会となった6・9後楽園大会で、30分を超える激闘の末に杉浦を撃破。これまでに無い粘りをみせて杉浦を振り切り、限界突破の領域に足を踏み入れたことで「“新しい自分"を創ることができた」と王者としての進化を実感できたという。

 この日は、昨年末のグローバル・リーグ戦で潮崎豪を初めて破った地・会津若松に王者として凱旋。宿敵・拳王率いる“金剛"と激突し、新相棒・谷口の好アシストもあって、最後は相手方の小峠をオーバースローからのタイガースープレックスで仕留めて完勝をおさめた。

 “進化"を実感できたことで、試合後のマイクにも変化があった。これまでは「新しい景色を創る」「駆け上がる、みんなと一緒に」と言い続けてきたが、この日は「俺はこのリングを日本で一番のリングにしたいと思ってます。そして、会津の皆さんの応援は人を進化させる力があると思ってます!」と明確に“日本一の誓い"を立てた。

 日本マット界は現在、新日本プロレスが独走状態。今年1月のノア新体制発足時には、執行部が「まずは明確な“業界2位"を目指す」と指針を示している。

 清宮は「“業界2位"って言葉が出ましたけど、それは1位になるにあたっての“過程"だと思ってるんで」と強調。そのうえで「俺の夢。“ノアを一番にする"っていう夢に向かって、新しい景色を見せていきます」と言い切った。

 拳王からは「自分の信念や主張がない」と批判される清宮だが、この日は自分の言葉でキッチリと主張。無我夢中の王者ロードから“牽引者"としても覚醒しつつある若き王者が、“ノア日本一"の夢に向かって着実に歩みを進める。

【試合後の清宮】
――杉浦を破って、また一つ王者として大きくなってから再びツアーがスタートしたが?

▼清宮「タイトルマッチで覚醒、進化できた姿をお客さんにどんどん見せていきたいと思います」

――それほど6・9後楽園での杉浦戦というのは、何か目覚めるものを感じることができた?

▼清宮「大会が三沢さんのメモリアルという特別な大会だったので、自分の気持ちもこれまで以上に集中して臨めた結果、“新しい自分"を創ることができたと思います」

――今日はメインで金剛を破ったが?

▼清宮「金剛は俺が何か言えば、すぐに反応してきて…。でも、それもチャンピオンとして仕方のないこと。だから全部受け止めて、跳ね返していきたいと思ってるんで、これからもトコトンあいつらとはやり合っていきますよ」

――ノアも三沢メモリアルを終えて下半期に入るが?

▼清宮「俺の夢。“ノアを一番にする"っていう夢に向かって、新しい景色を見せていきます」

――今日の試合後のマイクでは明確に「このリングを日本一のリングに」と言っていたが?

▼清宮「(※新生ノア出発時に執行部から)“業界2位"って言葉が出ましたけど、それは1位になるにあたっての“過程"だと思ってるんで。必ずノアを1位にするために、俺が景色を変えていきます」

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